Der König Hat Eselsohren

生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村@サントリー美術館




昼からグランドハイアットで「独身女王様の会」(笑)なので、午前中にサントリー美術館へ。
今年は、琳派といい、この人たちといい、大騒ぎの年のようですな(笑)


時間が限られている中、かなり駆け足で見て回ったので、もはや印象のみ。

若冲=偏執的。
蕪村=ヘタウマ。←ヒドイ言いぐさ

どちらとも、最初から絵師として修行したわけじゃないんですけどね。
蕪村は、文人画として、途中から絵を添えるようになった。
若冲なんて、八百屋の旦那から、家督を弟に譲って隠居して、絵描きになった。
だからなのか、どちらも、それぞれの意味で主流派から離れてるというか(笑)

若冲の絵の細密さは、ある意味、狂気の沙汰ですよ。
墨で座ざっと描いたときには、それがものすごい巧さとなって現れてくるんだけど、ときには狂気が垣間見える。

逆に蕪村は、時々「あ、これウマイじゃん」みたいな(笑)

なんだろう。
予想していた以上に出品作が多かったので、そういう印象ばっかり、積み重なっちゃうんだけどf(^_^;
どれくらい出品作が多いかというと、蕪村の「夜色楼台図」が、あ、これか!と、うっかり通り過ぎかけちゃうくらい。
国宝なのに…(笑)

若冲の「象と鯨図屏風」は、さすがに、階段を下りていったところなので、印象には残るけど、以前MIHO MUSIUMに行ったときに比べると、見せ方としてはいまいちかな?


で、同い年で、かつ、同じ京都、しかも比較的近い場所に暮らしていたそうで、交流していたという記録はないけれども、繋がりはあったのでは?というようなことが書かれてましたが。

仲悪かったんじゃね?(笑)

それこそ、共通の知り合いとかも沢山いた、ということは、知り合いであった可能性は高いだろうけど、全くどこにも同席したような記録がないんだったら、むしろ仲が悪かったんじゃないか、と思う方が自然な気がするぞ。
あいつが来るなら、俺は行かない、みたいに。
それが、こんな風に一緒の展覧会を企画されて、あの世で憤慨したりしちゃあいないかい?(笑)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「文化・芸術」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事