6時間も寝るなんて、久しぶり~!(笑)
天気予報では、今日のチューリヒの最高気温は27度。
やはり結構暑い…orz
朝は14度にまで下がるんだけどねぇ。
今日の目的地は2つだけ。
Kunsthaus Zürich(チューリヒ美術館)と、昨日、外からだけ見た聖母聖堂。
最寄りの停留所には2番と4番のトラムが走っているのだけれど、先に2番が来たら聖母聖堂、4番が来たら美術館にしよう、と決めた。
来たのは4番。
Bellviewで乗り換える。
今回はたった1停留所であっても、トラムに乗るつもり(笑)←普段はいくらでも歩いちゃう人
実はこの美術館がこのチューリヒでの最大の目的。
地球の歩き方に、この美術館はかなりの規模で、なによりもセガンティーニの重要な作品も所蔵している、なんて書いてあるもんだから、それは行かないと!!
なにせセガンティーニ美術館に行きたいがために、オフシーズンのサン・モリッツに出掛けていった前科あり、ですから(笑)
チケット売り場で聞いてみると、ここではスイスパスが使えないとのこと。
う~ん、やっぱりね。
スイス全国で400の施設っていっても、結構メインになるような所は対象外なんだろうなf(^_^;
「明日は美術館が無料なんですが…」と言われても、明日の午前中にはチューリヒを発とうと思っているので、仕方なく常設展のみの料金を払う。
つーか、特別展込みで25フランなのに、常設展だけで15フランもする(笑)
日本とは、常設展と特別展の比重が、あまりにも違いすぎる…f(^_^;
で、確かに、常設展の量がかなりハンパない。
もちろん、ルーブルやメトロポリタンには比べるべくもないのだけれど(笑)、祭壇画・宗教画のエリアにリーメンシュナイダーの彫刻が置いてあったり…。
ルネサンス期が手薄ではあるけれど、それ以外の時代については、まんべんなく収集している。
しかも今開催している特別展に合わせて、16~17世紀の絵画の間に、現代の作家の写真作品が一緒に並べられてたり。
古典絵画のフロアから、いきなり現代美術に変わるのにはビックリしたけれど(笑)、ここではジャコメッティのコレクションがまた、重要な位置を占めているらしい。
つーか、ジャコメッティ一族?(笑)
最も有名な兄ちゃん(アルベルト)はもちろん、父ちゃん(ジョヴァンニ)、弟(ブルーノ)の作品が大集合!
って、ホントはじいちゃんも確か画家で、まさに芸術家一族なんだよねf(^_^;
そのまま上の階にあがってしまったので、現代美術から19世紀に遡る形になってしまったけれど、スイス・フランス・ドイツの範囲では、重要な作家の作品をなるべく揃えようという意図がはっきりわかる。
フランツ・マルクの作品が2枚もあるのは感涙ものです。
で、図らずも、ムンクとセガンティーニの展示室が最後になってしまったのだが。
閉まってる…orz
24日からの特別展に向けて展示替え中、だって…。
無理すれば来られなくはない。
24日にミュンヘンに移動するのに、チューリヒ経由にすれば。
でも、特別展の最中で、展示されているかどうかもわからないのに、また15フラン、いや下手したら25フラン払うのか?!
諦めました。
そのうちまた、チューリヒに来る機会があるかも知れない。
美術館で予想以上に時間が掛かってしまって、既に1時半近い。
どこかで昼ごはんを食べよう。
今日の予定では、チューリヒ名物だというGeschnetzeltes(ゲシュネッツェルテス)を食べようと思ってるのだが。
ということで、聖母聖堂からほど近い、Zeughaus Kellerという店でありつく。
うまい♪
けど、食べているうちにお腹いっぱいに…f(^_^;
昔から、ヨーロッパに来たときには、ディナーでは食べきれないので、ランチでそこそこ食べて、夜は食べなかったり、どこかでお総菜を買ってきて、ホテルの部屋で食べたり、というのがパターンなのだが、それを地でいく…というより、それ以上にボリュームありすぎ…orz
最後の方は、青息吐息で食べましたよ(笑)
食後、精一杯ゆっくりした後で、聖母聖堂へ。
ここはシャガールのステンドグラスがある、というので、団体客が次から次へとやってくる。
残念なことに、写真撮影不可なのだけれど、基本的に普通の人が入れるのは、シャガールのステンドグラスがあるところだけ(笑)
そのステンドグラスも、入ってすぐの丸窓と、脇の礼拝堂に、正面3枚、脇2枚あるのだけれど、ちょうど行ったときには、どこかのガイドさんがステンドグラスの正面で熱のこもった説明をしているところだったので、脇のステンドグラスを見に行けない…(ノД`)
仕方なく、熱演が終わるのを待つ。
といっても、各々のステンドグラスの内容が全部わかるか、といったら、それは難しかったりf(^_^;
たぶん右脇はアダムとイブの楽園追放、正面真ん中はイエスの誕生から磔刑まで、と思うのだけれど、あとがわからない。
ふ。
所詮その程度なんだ、私は…orz
ということで、15時ですべての予定終了~♪
ヒマなので、チューリヒ湖の船に乗ることにする。
これも、特別な内容のものではない限り、スイスパスでそのまま乗れる。
出航時刻が同じなので、一瞬迷ったけれど、Kleine Rund Fahrt(ショートトリップ)の方に。
超快適です。
涼しい上に、自分で歩かなくても、景色が勝手に、しかるべき早さで変わってくれる(笑)
1時間半ほどで、チューリヒに戻る。
あまりに喉が渇いたので、船着き場の横でぼったくり値段で売られていた水を飲みつつ、隣の公園のベンチで、さてこれからどうしようかと考えていると、途中から隣にどっかと腰を下ろした親父があれこれ話しかけてくる。
最初は愛想良く応じていたけれど、なんか変。
って、もしかしてナンパか?!
しかも、こっちも片言だから気が付かなかったけれど、向こうも相当な片言のドイツ語しか話せないイタリア人。
これが格好いい男の子とか、せいぜいちょい悪オヤジ風とかならともかく、サンダル履きで散歩途中っぽいしみったれたオヤジだなんて、冗談じゃないぜ!
途中から断固拒否!
這々の体で逃げ出した。
橋を渡った対岸でゆっくりしてから、旧市街のそぞろ歩きに出発。
トラムの窓から、旧市庁舎近辺から延びる路地が良い感じかも、と思い、そこからぶらぶらと路地を抜けていく。
ここは路地好きにはたまらない!!
何とも言えない風情をたたえた石畳がいくつも連なっていて、その中には15世紀に造られた建物があったり。
あちこちの建物にそのいわれが掲示されていたりして、いくら歩いても飽きない。
あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしながら北上し、Centralに近いあたりまで来るにつれて、ガチャガチャとした繁華街になる。
この辺になるとあまり面白くないので、180度方向転換。
時刻の19時近いけれど、昼食が多すぎて、とても何かを食べる気にはなれないので、どこか軽く1杯ビールを飲めそうな店を探して休憩。
ガイドブックを見ながら、明日の予定を大体考え終わる頃には、ちょっとずつ飲んでいたビールもおしまい。
お変わりをもらうのも微妙な感じなので、そのまま席を立つ。
路地から下りてくると、ちょうど最初に歩き出した旧市庁舎のあたり。
出もまだ20時前と時間も早いので、川沿いのベンチでゆっくりしていると。
「ここ座っていいか?」と聞いてきたオッサン。
で、どこから来たのか、英語は話せるのか、といきなり質問攻撃。
またかよ!!
英語は話せない、日本語だけ!とスマホをいじり出すと、退散していった。
まったく、今度はナニ人だよ?!
ベンチで、隣空いてますか?は要注意だな。
休憩するときには必ず、どこかの店の椅子でビールでも飲んでないと(笑)
って、どのみち、水もゆっくり飲めないなんて~(ノД`)
チューリヒ、鬼門かも知れません。
コメント一覧
さすらいのかんりにん
N
最新の画像もっと見る
最近の「Schweiz」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事