セロトニン神経を鍛えるのは光浴？
セロトニン神経を活性化させていく上で、「日光浴」と「リズム運動」が非常に重要。
日光浴とは「太陽の光を浴びること」ですが、私たちは日々そんなに意識はしないで太陽の光を浴びていると思います。
しかし、コンビニやファミリーレストランの24時間営業が全国的に広まり始めたころから、私たちの生活は夜型へシフトされることが多くなりました。
またITの普及により更にそのスピードは加速し、昼夜逆転の生活がしやすい環境が整備されました。
これにより私たちは「日中に太陽の光を浴びる」ということが、少なくなってしまったのです。
もともと昼光性動物(昼間に活動し夜間は休む動物のこと)の私たちが、
何万年も繰り返してきた生活スタイルをここ数十年で急激に変化させてしまったのです。
人間の体内時計の周期は、平均して1日25時間と言われております。
1日は24時間なので1時間のズレを修正してくれているのが「太陽の光」です。
私たちは太陽の光を目から感じることで、
その刺激が体内時計の中枢といわれている脳の「視交叉上核」という部分に届き、体内時間をリセットすると言われています。
更に視交叉上核から自律神経に働きかけることで「交感神経」を優位な状態にし、
日中の活動性を高めてくれる働きもあります。これが「体内時計をリセットするルート」です。
目から入った光の情報はこのルートの他にあと2つあります。
ひとつは「脳内物質で睡眠を司るメラトニンの合成・分泌ルート」です。
メラトニンは、太陽が沈み暗くなると合成・分泌され、
太陽の光を浴びることで働きは抑制されます。
そして2つ目の「セロトニン神経を刺激しセロトニンを分泌するルート」では、
太陽の光を浴びることでセロトニンが合成・分泌され、
太陽が沈み暗くなるとセロトニンはメラトニンの原料になるのです。
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