子どもに理不尽強いる「ブラック部活」の実情 丸刈りや白飯2杯ノルマも当たり前(dot.の記事より)
お笑い芸人の小藪千豊さんがテレビで教育論を語ってました。
例えば、自分で出したものは自分で片付けをちゃんとしろ、と子どもに何かを注意した時です。
「お父さんだってやってない時あるじゃん」
こんな風に口答えした時はこう返すそうです。
「職場の上司にも同じ口聞くのか。そんなことしたその場でクビやぞ。分かったらさっさとやれ」
近頃、ブラック企業からはじまりブラック○○批判が盛んです。
上記事のような学校の部活や、大学での横暴な教授と学生、お母さんの同士の人間関係まで様々です。
しかし、なぜ今になってこんな問題が取り沙汰されてるのでしょうか?
よく今の若者達に根性がないからだという人がいます。
しかし、むしろ今のブラック○○問題は変に根性があるからこそ起きている現象なんだと思います。
思うに、何か理不尽なことを命令された時、今の若者は素直に言うことを聞きすぎています。
なにか理不尽なブラックな状況で、額面通りに受け取り妙にマジメにこなそうとしてしまうのです。
本来は人の話なんて、半分も聞いておけば十分です。
相手だってそのつもりで言っています。
あんまり無茶なことは、聞き流したりのらりくらりとかわすのだって立派な方便です。
ところが、なかなか今の環境では、ここを鍛える術が身につきません。
多くの大人たちが物分かりがよく、子どもの気持ちをすぐに察してくれます。
子どもたちも、そんな大人たちの言うことなら間違いないと、素直に守ろうと頑張ります。
ところが、そのまますくすく育ったいい子たちこそ、ブラック○○の餌食になってしまうのです。
子どもの頃に理不尽な目にあっておくのは、ブラック環境に耐えるために必要なのではありません。
そうではなくて、世の中のブラック環境をなくしていくために必要なのです。