
Nation(12/May/05)を読んで驚いたのだが、「シャッター」というホラー映画のリメイク権を「リング」の二倍の金額の100万ドルで契約したという。契約したのは韓国系米国人のロイ李さんが経営している会社でカンヌ映画祭で正式に調印する。Shutterはタイの大手芸能プロであるグラミー社の子会社GTHの会社立ち上げ映画5本の内の1本で気合いを入れていた。リングのリメイク権は50万ドルだそうだが、シャッターがリングの倍の出来というよりもリングのリメイクの成功で倍の市場価値がホラー・リメイク版にでてきた時代なのだろう。
今度のバンコク映画祭の日程は決まっていないが、またあのドルの亡霊が徘徊しているようなマーケットの会場に行くのは足が重たい。業者はともかく、こういう感じでいるのはタイ人の製作側もそうらしく、「出したくない」という声が多く、タイよりも外国の映画祭へこぞって出展するという作品流出が続いている。この大きな理由はタイで出展しても入賞しても国や民間のスポンサーによる助成金がでないことらしいが、本当の理由は無言の言論統制があり、タイでマイケル・ムーアのようなドキュメンタリーを製作したら完全にイエローカードで当局により抹殺されるだろうし、そんなバカな映画人はいない。だからこの国のインテリは手に品を変え湾曲に表現している・・・・・・とそんなことを漠然に推測していたら、実際に映画人とタイ語で話をしてみると違うらしい。英語ではもちろんプレゼンのような話しかしないが、タイ語では摩訶不思議な話ばかりで一外国人の想像すらできない複雑に絡み合った映画産業と権力の構造について話してくれる。つまり反体制的な映画製作会社や監督が必ずしも単純なセクトに属していないし表面上のことほどアテにならないらしく、どこの国にでも世渡りは大変だ。
この映画「シャッター」はホラーが苦手の人でもあまり恐くないのでお勧めかな。あのサダのテレビから出るほうが数倍も鳥肌が立つくらいに創造的なホラー映画で格の違いが解らないほど新興国の映画人だってバカではないはずだ。原作は元広告マンだが、グラミーはリメイク契約で原作者に少しは配当したのかどうか、聞いてみたい。これが本当のホラーだったりして・・・恐いな!
今度のバンコク映画祭の日程は決まっていないが、またあのドルの亡霊が徘徊しているようなマーケットの会場に行くのは足が重たい。業者はともかく、こういう感じでいるのはタイ人の製作側もそうらしく、「出したくない」という声が多く、タイよりも外国の映画祭へこぞって出展するという作品流出が続いている。この大きな理由はタイで出展しても入賞しても国や民間のスポンサーによる助成金がでないことらしいが、本当の理由は無言の言論統制があり、タイでマイケル・ムーアのようなドキュメンタリーを製作したら完全にイエローカードで当局により抹殺されるだろうし、そんなバカな映画人はいない。だからこの国のインテリは手に品を変え湾曲に表現している・・・・・・とそんなことを漠然に推測していたら、実際に映画人とタイ語で話をしてみると違うらしい。英語ではもちろんプレゼンのような話しかしないが、タイ語では摩訶不思議な話ばかりで一外国人の想像すらできない複雑に絡み合った映画産業と権力の構造について話してくれる。つまり反体制的な映画製作会社や監督が必ずしも単純なセクトに属していないし表面上のことほどアテにならないらしく、どこの国にでも世渡りは大変だ。
この映画「シャッター」はホラーが苦手の人でもあまり恐くないのでお勧めかな。あのサダのテレビから出るほうが数倍も鳥肌が立つくらいに創造的なホラー映画で格の違いが解らないほど新興国の映画人だってバカではないはずだ。原作は元広告マンだが、グラミーはリメイク契約で原作者に少しは配当したのかどうか、聞いてみたい。これが本当のホラーだったりして・・・恐いな!
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