この日、途中で山手線が止まってしまい焦る。何とかぎりぎりには着けそうだけどいつも遅れてくる人いるから大丈夫かな…と、それでも急いで到着したら、「今日は共同作業の日。遅れた人はおいていきます」といわれてしまった。私が、というより、私より遅れた人がたくさんいたのだけれど。唯一の初心者なので、私が作業の規準となっているため、遅れてはならないと気持ちを引き締める。
三回目は、広い作業場に場所を移して行われた。
参加者それぞれの布を縫いつないで一枚の長い布にし、作業場いっぱいに張ってある。なんだか本格的でわくわくしてしまう。

「地入れ」というのは、染料の発色をよくし、定着させるために、「豆汁(ごじる)」といわれる大豆を煮出しふ糊を加えたものを白木地に塗っていく作業だ。布を支える「伸子」という先端に針のついた竹ひごのようなものを半円にして裏から布に差し、もち手を作る。

その後、はけで豆汁を塗る。均等に塗るために表裏から、一定の作法にのっとって塗っていく。油断すると力が入って布が裏返ってしまうので、伸子を支える手と刷毛を持つ手のコンビネーションには要注意だ。
塗り終えたのがこの写真。

わずか50cmの長さなのに緊張したー!
最後にムラになった部分を刷毛で延ばしていくのだけれど、このとき、図を描いたのり糸目に刷毛が触れると、しめって浮いている糊が動いてしまう。のりに触れないよう細心の注意が必要なんである。
しかし今日の作業で一番時間がかかったのはこれではない。来週の色挿しのために、どの色を使うかを選んでいく作業に1時間以上かかったのだ。
色見本を見ながら、宿題で色のイメージを作ってきた下絵に合った色を選んでいく。同じ色に見えても微妙に系統が違うので、どれを選ぶか悩む悩む。
今日、指導してくれたのは前回までと違うイケメンと昔のイケメン。昔のイケメンは、下絵を見せると、「これは○○番の色だ」と即決。色見本が全て頭の中に入っているらしい。歩くデータベース。さすがだ。
そして最後に、広い作業場を囲むように並べられた染料の瓶の中から、自分の使う予定の色を選び、残量を確認して終了。
いよいよ来週は色挿し。ここが肝心。うまくいきますように。
追伸
ところで伝統工芸に携る男子、イケメンが多く見えるのは私だけでしょうか・・・?
三回目は、広い作業場に場所を移して行われた。
参加者それぞれの布を縫いつないで一枚の長い布にし、作業場いっぱいに張ってある。なんだか本格的でわくわくしてしまう。

「地入れ」というのは、染料の発色をよくし、定着させるために、「豆汁(ごじる)」といわれる大豆を煮出しふ糊を加えたものを白木地に塗っていく作業だ。布を支える「伸子」という先端に針のついた竹ひごのようなものを半円にして裏から布に差し、もち手を作る。

その後、はけで豆汁を塗る。均等に塗るために表裏から、一定の作法にのっとって塗っていく。油断すると力が入って布が裏返ってしまうので、伸子を支える手と刷毛を持つ手のコンビネーションには要注意だ。
塗り終えたのがこの写真。

わずか50cmの長さなのに緊張したー!
最後にムラになった部分を刷毛で延ばしていくのだけれど、このとき、図を描いたのり糸目に刷毛が触れると、しめって浮いている糊が動いてしまう。のりに触れないよう細心の注意が必要なんである。
しかし今日の作業で一番時間がかかったのはこれではない。来週の色挿しのために、どの色を使うかを選んでいく作業に1時間以上かかったのだ。
色見本を見ながら、宿題で色のイメージを作ってきた下絵に合った色を選んでいく。同じ色に見えても微妙に系統が違うので、どれを選ぶか悩む悩む。
今日、指導してくれたのは前回までと違うイケメンと昔のイケメン。昔のイケメンは、下絵を見せると、「これは○○番の色だ」と即決。色見本が全て頭の中に入っているらしい。歩くデータベース。さすがだ。
そして最後に、広い作業場を囲むように並べられた染料の瓶の中から、自分の使う予定の色を選び、残量を確認して終了。
いよいよ来週は色挿し。ここが肝心。うまくいきますように。
追伸
ところで伝統工芸に携る男子、イケメンが多く見えるのは私だけでしょうか・・・?
私は、はつきchanの絵の巧さが未だに忘れられないんだからね!
色挿しにしても、難なく斑なく塗れる筈。
昔の色の名称って、素敵だと思わん???
プロの方の間では番号ってのがあるんかも知れんけど、庶民の色の呼び名って乙だなぁ…って思う訳よ!
私、色事典モドキを持っているんだけど、面白いよ♪
私も色の事典欲しいねんけど、印刷でどのくらい色がちゃんと出るんか心配でいまだ踏み切れず…。
じゃなくて、笑、いよいよ本格的な作業に突入で楽しみですね。
自分でやってみると今後染め帯に対する見方も変るかもしれませんね。
> 自分でやってみると今後染め帯に対する見方も変るかもしれませんね
そうなんですよね。
これだけ手間暇かけて作られていると思うと、値段が高くなるのも仕方ないなあー、と思うし、愛着もわいてくるし。で、ますます物欲が刺激されるわけですわ(爆)
私はこうした経験はないのですが、きっと色ってはつきさん同様、迷うと思います。ミスターデータベースがいてよかったですね
今回、私が作っているぐらいの長さなら緊張はしてもそんなに疲れる感じはないです。でも着尺の長さだったら、端から端まで塗ったら腰が痛くなりそうです。スピードもが必要だから、休まず手早く、かつきれいにと言うのが職人芸たるところでしょうが、体は大変そう。