第二期に入ってからすっかりレポートをサボっていたが、染色教室には引き続き通っている。
10月からは初級の第二コースという位置づけで、最初のコースの倍にあたる1mの布の染色に挑戦。前はいくつかの図案から選んだものに色だけ自分でデザインしたが、今回は柄も自分で考えたものとなる。
若冲の象がすき、いや海老蔵ファンだから海老柄か・・・?などとさんざん悩んだが、結局、貝の柄に落ち着いた。
以前、友人が自分の占いついでに私のラッキーアイテムとやらを見てもらってきてくれたのだが、それが貝なのだ。
幸いなことに、貝をモチーフにした絵画というのは結構多く、家にあった展覧会の図録にあった若冲の絵を参考に描いたのがこちら。
これは半分にあたるが、既に縁を描く作業の「糸目」と、色が出やすくする「地入れ」までが済んだ状態。
1月の作業はここから始まった。メインイベントの「色挿し」だ。
私以外の方は、既に何期も続けられているので、さっさと作業を一人で進められている。私も見よう見まねではじめてみたものの、先生から「そこにある新聞紙は自由に使って」などと言われても、はて何に使うのやら検討もつかない始末。(暈しの時に刷毛の染料を落とすのに使う)
色挿しを予定している回は、手間がかかるので、通常2時間の教室が3時間となっている。それでも終わらない人がたまに出るということで、先生たちは盛んにはっぱをかける。
画面全体に柄を散らしている私は、まさにターゲット。まだ初心者の域を出ないから戸惑うことが多く、ただでさえ手が止まりがちなので、先生も比較的私のところについてくださっていた。
ところがそうされると、かえって焦ってしまうのが私。日頃からプレッシャーには弱いのだ。色やぼかしのイメージはちゃんとあるのだが、あせってつい違う色を塗ったり、ぼかしの仕方を間違えたり。(弱過ぎ…)
ちゃんと先生に聞けば良いのに、焦るあまり、自分で考えて手をつけてしまったのだ原因だ。
色挿し段階が終わったのがこちら↓
<左側の巻貝の色とぼかしを完全に失敗してしまった。青く入れたぼかしは、もっとほんのりと色づくはずだったのに…。乾いているのに、濡れている上からするのように、染料が刷毛にたっぷり残っているうちに、色を挿してしまった。本来はしっかり落としてから、ほのかに入れなければならなかった>
とはいえ、他の貝は割とうまくできたのではないかと自己満足。
手差し染色(いわゆる「友禅」?)は、「ぼかし」と「糸目」が魅力でもあるので、もっと時間があれば、こまかくぼかしをいれたかったけど、まあ仕方がない。
広い工房で作業していたので、終わった時にはすっかり手足が冷え切ってしまった。
乾燥すると糊がはがれるので、あんまり暖房も入れないのかな。工房は隙間だらけだし…。
しかし次回、地色を入れるとどうなるのか、心は期待と楽しみでほかほかになって、帰路についたのであった。
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10月からは初級の第二コースという位置づけで、最初のコースの倍にあたる1mの布の染色に挑戦。前はいくつかの図案から選んだものに色だけ自分でデザインしたが、今回は柄も自分で考えたものとなる。
若冲の象がすき、いや海老蔵ファンだから海老柄か・・・?などとさんざん悩んだが、結局、貝の柄に落ち着いた。
以前、友人が自分の占いついでに私のラッキーアイテムとやらを見てもらってきてくれたのだが、それが貝なのだ。
幸いなことに、貝をモチーフにした絵画というのは結構多く、家にあった展覧会の図録にあった若冲の絵を参考に描いたのがこちら。
これは半分にあたるが、既に縁を描く作業の「糸目」と、色が出やすくする「地入れ」までが済んだ状態。
1月の作業はここから始まった。メインイベントの「色挿し」だ。
私以外の方は、既に何期も続けられているので、さっさと作業を一人で進められている。私も見よう見まねではじめてみたものの、先生から「そこにある新聞紙は自由に使って」などと言われても、はて何に使うのやら検討もつかない始末。(暈しの時に刷毛の染料を落とすのに使う)
色挿しを予定している回は、手間がかかるので、通常2時間の教室が3時間となっている。それでも終わらない人がたまに出るということで、先生たちは盛んにはっぱをかける。
画面全体に柄を散らしている私は、まさにターゲット。まだ初心者の域を出ないから戸惑うことが多く、ただでさえ手が止まりがちなので、先生も比較的私のところについてくださっていた。
ところがそうされると、かえって焦ってしまうのが私。日頃からプレッシャーには弱いのだ。色やぼかしのイメージはちゃんとあるのだが、あせってつい違う色を塗ったり、ぼかしの仕方を間違えたり。(弱過ぎ…)
ちゃんと先生に聞けば良いのに、焦るあまり、自分で考えて手をつけてしまったのだ原因だ。
色挿し段階が終わったのがこちら↓
<左側の巻貝の色とぼかしを完全に失敗してしまった。青く入れたぼかしは、もっとほんのりと色づくはずだったのに…。乾いているのに、濡れている上からするのように、染料が刷毛にたっぷり残っているうちに、色を挿してしまった。本来はしっかり落としてから、ほのかに入れなければならなかった>
とはいえ、他の貝は割とうまくできたのではないかと自己満足。
手差し染色(いわゆる「友禅」?)は、「ぼかし」と「糸目」が魅力でもあるので、もっと時間があれば、こまかくぼかしをいれたかったけど、まあ仕方がない。
広い工房で作業していたので、終わった時にはすっかり手足が冷え切ってしまった。
乾燥すると糊がはがれるので、あんまり暖房も入れないのかな。工房は隙間だらけだし…。
しかし次回、地色を入れるとどうなるのか、心は期待と楽しみでほかほかになって、帰路についたのであった。
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去年京型染めの小糸染芸さんの工房見学に行きましたが、やはり染料の乾燥を避ける為、夏でも冷房は入れられないし窓からあまり風が入っても困るという過酷な現場でした。
何度か「もしも自分が帯を描くとしたら?」と妄想したこともありましたが(笑)、染織はやっぱり水彩画を描くようにはいかないんだろうな~って思います。やりたいキモチもなくはないんですけども・・・
でも、今はまず自分の本業をしっかりやって、それからですかね。機会がないのをさいわいとします~。
また次回の報告を楽しみにしていますね~!!
あー、実は先日、貝模様の夏帯買っちまいまして…ただいま仕立て中。ラッキーアイテムってのも危険ですわ。
教室、暖房があまり入っていないのもそうですが、時間なども結構厳しいです。遅刻大王の私も長距離通学ながら、ぎりぎりがんばって通ってます。職人の世界の厳しさを垣間見てます。
50cm→1mと進んで、次がやっと帯に取り掛かれます。それが目標ではあるんですが、意外に教室の他のメンバーは1mを何回か繰り返している人が多いです。それだけ帯は難しいのかも。
Tomokoさんは絵を描かれていらっしゃるから、むしろ求めるレベルが高くて、とっつきにくいのでしょうか?私なんぞは素人の強みで、失敗してもなんのその、自由に取り組めるのが一番というお気楽さです。
この工房、イベントなどもたびたび開催しているので、よかったら体験教室などに参加されてみてはいかがでしょうか?