カラーコーディネート講座の帰りに、ついうっかり買ってしまった着物。
それが、今回来た海老柄の上布。
正確には、「似合う色」として渡されたカラーチップの中に、この着物の緑色があったわけではない。
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でも、混じりけのない、きっぱりとした濃い緑色は、私が似合うといわれた色の系統になるんじゃないかと。
ま、要はこの着物がほしくて、拡大解釈したってこと(^^;)。
合わせたのは、貝の柄の麻の帯。
海老と合わせて海モチーフでコーディネートしてみた。
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この日見たのは、7月の歌舞伎座昼の部。「通し狂言 加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)」。
別名「骨寄せの岩藤」。
重鎮が揃い踏みした4月からの3か月間を終え、若手中心の舞台。
謀反の罪で斬られた岩藤の死体が野ざらしにされ、骨になっていたのが、ふたたび集まって人体をなすのと、
さらに元のお局姿に戻った岩藤が、傘をさして桜の木の上を宙乗りするのが見もの。
宙乗りと聞いて、3階席の下手寄り席なのを楽しみにしていたら、あら、舞台の上しか飛ばなかったのね。じょうえ
上演前に浅草の老舗履物屋「辻屋」の女将に、この演目で使われる御殿草履の解説をしてもらって、見逃すまいと目を凝らしていたんだけど、3階席最後列からは、よく見えないのね、やっぱり。
そんな細かな期待外れが重なったこともあったのか、いまひとつ舞台に集中できぬままになってしまった。
期待の花形たち(染五郎丈、松緑丈、菊之助丈)は、もうひとつ役柄を咀嚼しきれいていない印象もあり…
昼夜で、初役を欲張りすぎたからかしら?
こちらの期待が大きすぎたのかしら?
それに対し、もう一世代若い松也丈、壱太郎丈、梅枝丈、玉太郎丈らの好演が印象的でした。
梅枝丈、玉太郎丈の姉弟のやりとりに思わず涙…
ついこないだまで子役だったのに、すっかり立派な役者になっちゃって…とほとんど、母の気持ち。
あらためて、月日の流れの速さを感じたのでした。
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通し狂言 加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)
骨寄せの岩藤
発 端 多賀家下館奥庭浅妻舟の場
序 幕 浅野川々端多賀家下館塀外の場
浅野川々端の場
浅野川堤の場
二幕目 八丁畷三昧の場
花の山の場
三幕目 多賀家奥殿草履打の場
四幕目 鳥井又助内切腹の場
大 詰 多賀家下館奥庭の場
岩藤の霊/鳥井又助 松 緑
二代目尾上/お柳の方 菊之助
望月弾正 愛之助
蟹江主税 亀 寿
又助妹おつゆ 梅 枝
花園姫 右 近
奥女中関屋 廣 松
又助弟志賀市 玉太郎
松浪主計 廣太郎
梅の方 壱太郎
花房求女 松 也
若党勝平 松 江
蟹江一角 権十郎
多賀大領/安田帯刀 染五郎
それが、今回来た海老柄の上布。
正確には、「似合う色」として渡されたカラーチップの中に、この着物の緑色があったわけではない。
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でも、混じりけのない、きっぱりとした濃い緑色は、私が似合うといわれた色の系統になるんじゃないかと。
ま、要はこの着物がほしくて、拡大解釈したってこと(^^;)。
合わせたのは、貝の柄の麻の帯。
海老と合わせて海モチーフでコーディネートしてみた。

この日見たのは、7月の歌舞伎座昼の部。「通し狂言 加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)」。
別名「骨寄せの岩藤」。
重鎮が揃い踏みした4月からの3か月間を終え、若手中心の舞台。
謀反の罪で斬られた岩藤の死体が野ざらしにされ、骨になっていたのが、ふたたび集まって人体をなすのと、
さらに元のお局姿に戻った岩藤が、傘をさして桜の木の上を宙乗りするのが見もの。
宙乗りと聞いて、3階席の下手寄り席なのを楽しみにしていたら、あら、舞台の上しか飛ばなかったのね。じょうえ
上演前に浅草の老舗履物屋「辻屋」の女将に、この演目で使われる御殿草履の解説をしてもらって、見逃すまいと目を凝らしていたんだけど、3階席最後列からは、よく見えないのね、やっぱり。
そんな細かな期待外れが重なったこともあったのか、いまひとつ舞台に集中できぬままになってしまった。
期待の花形たち(染五郎丈、松緑丈、菊之助丈)は、もうひとつ役柄を咀嚼しきれいていない印象もあり…
昼夜で、初役を欲張りすぎたからかしら?
こちらの期待が大きすぎたのかしら?
それに対し、もう一世代若い松也丈、壱太郎丈、梅枝丈、玉太郎丈らの好演が印象的でした。
梅枝丈、玉太郎丈の姉弟のやりとりに思わず涙…
ついこないだまで子役だったのに、すっかり立派な役者になっちゃって…とほとんど、母の気持ち。
あらためて、月日の流れの速さを感じたのでした。
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通し狂言 加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)
骨寄せの岩藤
発 端 多賀家下館奥庭浅妻舟の場
序 幕 浅野川々端多賀家下館塀外の場
浅野川々端の場
浅野川堤の場
二幕目 八丁畷三昧の場
花の山の場
三幕目 多賀家奥殿草履打の場
四幕目 鳥井又助内切腹の場
大 詰 多賀家下館奥庭の場
岩藤の霊/鳥井又助 松 緑
二代目尾上/お柳の方 菊之助
望月弾正 愛之助
蟹江主税 亀 寿
又助妹おつゆ 梅 枝
花園姫 右 近
奥女中関屋 廣 松
又助弟志賀市 玉太郎
松浪主計 廣太郎
梅の方 壱太郎
花房求女 松 也
若党勝平 松 江
蟹江一角 権十郎
多賀大領/安田帯刀 染五郎
私は着方を忘れた気がします。
この演目、さらーっとしてましたよね。
主要な三人が二役づつ演じていたせいか、話の中で扱いが重めな人が6人出てくるので、散漫な感じになるのかなー。などと考えながら観てました。
夜に期待!
確かに、松緑、染五郎、菊之助、それぞれに花を持たせ様として、だれが主人公だかわかりにくい印象でしたね。ま、それが歌舞伎といわれればそうなんでしょうけど。
夜はそんなことないと思うから、楽しみです(^-^)/
水面を見れば、船が走っておりまする~。
(海に身投げした私。船が過ぎるまでは浮上しては危険。
ゆえに当面水底で大人しくいたしまする~・・・/苦笑)
海老は渋いですが、貝の帯はけっこうポップでカラフルな色合いです。でも、実物は、想像以上にカラフルだったりしますよね~。
夏の着物は、なぜか海モチーフの多い私。実際には、潜るのも泳ぐのも苦手なのに(^^;)。
推定の世界を楽しめるTomokoさんが、うらやましいです。
澤瀉屋さんのとは、ふわふわが違ったんですよね。
全体的に淡々と進んで、品は良いけどインパクトは今ひとつかな、という感想を持ちました。
壱太郎さんや玉太郎くんは光っていましたよねー。
私、壱太郎さんの出番のとき、オペラグラスを手放せませんでしたよ(笑 やはり3階席におりました)。
お召しのお着物の色、涼しげで良いですねぇ。海老柄というのも、はつきさんには高ポイントですね
天井席下手で手ぐすね引いておりましたのに…
時期花形世代がなかなか充実のラインナップで期待大ですね。
ところで、海老柄がお好きということは、
当然あの方のご贔屓でいらっしゃるのですか?
でも最近は、うーん…がんばってくれ~と思うことが多いです(^^;;
この着物、よく見ると海老柄なんですが、一見、何だかわからないあたりが気に入ってます。麻のきものは、なんと初めて着たのですが、予想以上に涼しい気がしました!