汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

大ほらふき

2009-11-29 | 手作りレポート
着物好きならご存知の方も多いと思う「嘘つき」。二部式の襦袢のことですね。長襦袢と比べると着るのが簡単というメリットがある。また多くの場合、袖が着脱できて、着物にあわせた袖を選べるというメリットがある。

着物着はじめの頃、ものの本でこれを知った私はどんなものなのか、どうしても試してみたくなり、デパートの「着物フェア」に出かけて「『うそつき』ください」といって購入したのだった。そのとき購入したのは「ローズカラー」という商品で、身頃はさらし、袖と裾よけは柄のついたポリ、半襟部分がファスナー式で取り外しができるというものだった。

ところが、買ってから気がついたのだけど、この商品は袖の取り外しができるようになっていない!衿はファスナー式でとりはずしできるのに・・・。「うそつき」といったら、袖はとりはずしできるものと思い込んでいた。汚れやすい半襟がとりかえできるのに加えて袖が着脱できれば完璧なのに。

そこで思いついた。

「そうだ!自分で作りかえちゃえ!」

まずローズカラーの半襦袢の袖のミシン目を丁寧に解き、身頃と袖をばらす。
身頃の解いた縫い目をさらに手縫いであわせ(ミシン持っていないし)、そこにスナップをつける。さらに袖側にもスナップをつける。
ここまでが第一次改良だったのだが、どうも袖のスナップがとれやすい気がして、安定させるには身頃側にも土台になる袖が少しあったほうがよいのではないかと考え、古くなった肌襦袢から袖だけはずし、ローズカラー半襦袢に縫い付けた。

そのときの私は、着物熱が相当ヒートアップしていたのだろう。今ならとてもこんな手間をかけて改良する気になれない・・・。

その結果、できあがったのが写真のもの。私の作ったのは、「嘘つき」に加え、衿も着脱できるのだから、さながら「大ほらふき」と名づけられる?

リサイクルやいただきもの着物がワードローブに多く、袖丈がばらばらな私は、けっこうこの「大ほらふき」を愛用している。ただ、このローズカラー、身頃も綿でできているので、わざわざ衿を外して別に洗うこともないのだよね~。で、逆の発想をしてみた。

「洗えないような衿だったら、着脱できる意味があるのでは?」
たとえばシルクだったり刺繍が入っていたりといった衿なら、それだけは外して手洗いにするとかクリーニングに出すとか、別の手入れをして、身頃側はがらがらと洗濯機で洗うというのはどうだろう?

というわけで、いま、更なる改良を検討中。(現時点では、写真のように衿を安全ピンで止めている少々情けない状態)
それにしても、自分で改良しなくても、誰か商品化してくれないかなあ・・・。
衿の取替えと袖の取替え、両方できれば絶対便利だと思うのだけど。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (黒猫)
2009-11-30 17:59:18
こんにちは~。
色々作っておられるのですね、素晴らしいです!
私は例の木綿以来です。半襟つけるのさえおっくうで、、ニガ笑
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いやいや・・・ (はつき)
2009-11-30 22:19:20
黒猫さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
いまだに慣れないブログを読んでいただきありがとうございます。

私の場合、突如思いついて、夜中に作り始めたりするので、家人はかなり迷惑だと思います。お買い物同様、衝動的なのです。
そこまでして仕上げても、結局使えないってことも多いし(苦笑)。
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