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18世紀のシャツは白地のリネンで作られることが多く、デザインも色もそれほど豊富ではなかった。しかしズボンは色も生地も長さもさまざま。上着と同じ素材でできているものもある。
↓ アンドレの半ズボン。脚にぴったりとフィットしている。色は何色だろう?
↓ オスカルの半ズボン。アンドレ同様、スリムで長い脚をより美しく魅せている。
↓ 半ズボンを英語で言うとbreeches。これは1770年代、シルクベルベット製。ファスナーがない時代、男性がスムーズにトイレを済ませられるよう、工夫のあとが見られる。
↓ 18世紀、革製。乗馬用?丈夫にできているのだろう。
↓ 18世紀、シルク製。
↓ 1830年代。リネン製。時代は違うけれど、オスカルが着ていた感じがする。
↓ 18世紀。これはアンドレが穿いていたかな?
↓ リネンのシャツと襟巻に、シルクタフタの半ズボン。
↓ 1790年~1820年、ライトブラウンのコーデュロイ。
↓ 1790年~1800年、黒のシルクサテン製。
↓ 1785年~1795年、スペイン製。緑色とベージュの光沢のある絹でできている。
↓ 1785年~1795年、クリーム色のカシミア製。秋冬に着用したのだろう。
↓ 1780年、イタリア。シルクでできている。
↓ 1766年、スウェーデンのグスタフ3世が着用。とても華やか。
上着とセットで作られているズボンもあれば、上着を替えることでさまざまな着こなしを楽しむタイプもある。オスカルとアンドレの好みの素材やデザインは、どんな感じのものだったろう?原画カラーイラストには、連載当時流行していたパンタロンを履くオスカルの絵もある。一見おしゃれに無頓着に見えて、実はクローゼットにいろんな上着や半ズボンが掛かっていたかもしれない。アンドレも、オスカルが近衛隊に属していたころは、共に宮廷に上がることがあったから、ちゃんとそれなりの身支度を整えて参上しただろう。こうして妄想は尽きることなく広がっていく。
読んでくださり、どうもありがとうございます。
毎度 妙な連想が起こってしまいますが
前回と今回の絵をみて・・・やっぱり彼やろ・・・と思ったのが
チェリストのミッシャマイスキー
昔テレビで何度か見ましたが、そのころはいつも白いドレープのあるシャツを着ていました
・・・ほんまかどうか知りませんが・・汗をかくたび着替えて登場していた・・といううわさ
舞台の中央でバッハを弾く彼はすてきで・・・ついCDを買ってしまいました
今は・・・なんちゅうか・・・「真実の口」みたいな風貌です
ただ読んで終わるのではなく、その後もいろんなことを知りたくなる、興味が出て尽きないのが理代子先生の作品の魅力ですよね〜知ることにより、またいっそう彼らに近づけるというか………私はその作業を中断し怠り……こうしてブログを読ませていただいて毎日楽しませていただいています。文章も読みやすく、こちらの知りたいことをちゃんとわかっていらして嬉しいです(笑) 写真も豊富なのでわかりやすいですし……本当にありがとうございます。
しかしこんなスタイルが似合う、均整のとれた体型になりたいです(◎-◎;)
>やっぱり彼やろ・・・と思ったのがチェリストのミッシャマイスキー
初めて聞くお名前です。「チェリスト・ミッシャマイスキー」で画像検索しました。ほとんどがアインシュタイン博士のようなお写真でしたが、1枚だけ若い日のものがありました。Vの字に胸元が開いている白いシャツ、黒いパンツをお召しでした。「なるほど、これが伽羅さまが言っていた方なのだ。」と納得。白シャツと黒いパンツをさりげなくかっこよく着こなすって、意外と難しいのかもしれませんね。彼の演奏は素晴らしいのでしょう。
>ただ読んで終わるのではなく、その後もいろんなことを知りたくなる、興味が出て尽きないのが理代子先生の作品の魅力ですよね
本当にそうですよね。「オル窓」なども調べ始めたら、次から次へとどんどんテーマが広がり楽しいでしょうね。
>文章も読みやすく
ありがとうございます。でも情感がなく、面白味に欠けると自分では思っています。
>写真も豊富なのでわかりやすいですし
文字ばかり追うのに疲れてしまい、写真に頼るようになってしまいました。
>しかしこんなスタイルが似合う、均整のとれた体型になりたいです
メタボな体型では、宮廷着はおしゃれに着こなせませんね。シュミーズ・ドレスも結局、御年輩の貴婦人方には、体型がモロにわかってしまうデザインのため、長く流行しませんでした。