Vばら 

ある少女漫画を元に、エッセーと創作を書きました。原作者様および出版社とは一切関係はありません。

ルイ16世の戴冠式

2015-06-11 21:26:11 | つぶやき

 1775年6月11日、パリから東北東へ約130km 行った場所にあるランスのノートルダム大聖堂で、ルイ16世の戴冠式が行われた。

 ランス大聖堂---816年、ルイ1世から始まり、1825年のシャルル10世に至るまで、歴代25人のフランス王がここで戴冠式を執り行った。ルイ16世の時代、ヴェルサイユから衣装など必要なものを馬車に積み、大勢のお伴を引き連れ、いったい何日かけて移動しただろう?ルイ16世もアントワネットも、さぞ疲れただろう。この大聖堂は1991年、ユネスコの世界遺産に登録されている。

 劇画の「ベルばら」では、アントワネットは盛装姿のルイ16世を見て「フランス史の教科書の挿絵にあった、歴代国王の姿とそっくり同じ。素晴らしい」と感動の涙をこぼしている。

 新国王夫妻がヴェルサイユに戻る途中、ロベスピエールから祝辞を受ける。このころはまだ、フランス国民はルイ16世もアントワネットも敬愛していた。国民に寄り添う気持ちを、二人がもう少し持ち合わせていたら、あるいは歴史は変わったかもしれない。

 読んでくださり、ありがとうございます。 



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