我仁を欲すれば、斯に仁至る
子 日わく、
シ ノタマワク
仁遠からんや。
ジン トオカランヤ
我仁を欲すれば、斯に仁至る。
ワレジンヲホツスレバ ココニジンイタル
現代語訳
先生は おっしゃった。
仁は私たちから遠くへだたった ところにあるものだろうか。
いや、そうではない。
自分から進んで 仁を求めれば、
仁はすぐ前に やってくる。
子 日わく、
シ ノタマワク
仁に里るを 美と為す。
ジンニオルヲ ビトナス
択びて仁に処らずんば、
エラビテジンニ オラズンバ
焉んぞ、知なるを得ん。
イズクンゾ チナルヲエン
現代語訳
先生は おっしゃった。
仁(思いやり)の心を大切にするという態度が美しいのだ。
自分で選んで、仁から離れてしまっては、
どうして知恵のある立派な人と言えようか。
参照
「仁を心の拠り所とすることは、なんと美しいことなのでしょう」
この章句の冒頭部分こそが、美しい表現ですね。
戦乱の世だからこそ
孔子は仁の大切さを伝えたかったかもしれませんね。
思いやりの心、優しい気持ちを持つことは
難しいことでしょうか。
そんなことは ありません。
私たちは、もともと仁を持って生まれてきているのです。
仁は 遠くにあるわけではないのです。
台風被害にあわれた皆様、心よりお見舞い申し上げます。
今も、不安な時を お過ごしだと思います。
早く 夜が明けてほしいです。
自然の力には 逆らえない・・・本当に怖いですよね。
頑張ってくださいとしか言えないのが、申し訳ないです。
どうか、お気をつけて・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます