自由の火からセーヌ川を右に見ながらアベール1er広場を歩きましょう、またはそこから1段下がったセーヌ川に一番近い小路ポール・ドゥ・ラ・コンフェランスを歩くのもいいでしょう。この小路には、セーヌクルーズの「バトー・ムッシュ」の乗り場があります。
アベール1er広場を進んでいくとフランクリン・D・ルーズベルト通りとラレーヌ広場の交差点に公園が見えてきます。
もうそこはグラン・パレの背後の一角です。この公園の名前は、ヌーベル・フランス公園といいます、17世紀マリー・ド・メデシスによって作られました、(またマリーの名前が出てきましたね)、よっぽどお金持ちだったんですね。
この公園に設置されている説明板によると、17世紀にはこの辺りは湿地帯だった様です、そこにマリーがプロムナードを作りました、19世紀の初めまでこの辺りには6件の家しかなかったそうです。大きな敷地の大豪邸が6件だったのか、一般市民が住む小さな家屋が寄り添うようにあったのか、想像が膨らみます。
ヌーベル・フランス公園はそれほど大きな公園ではありませんせんがとても情緒がある公園です。
街の真ん中にオアシスのような公園が現れます、11月まだ紅葉が残っています。
この公園かなり入り組んでいて、曲がりくねった道があったり高低差がありそしてそれを利用して滝がつくられていたりしているんですね。
人工的に作られたものだと思いますが、せせらぎがあるのはいいものです。
そのパサージュ沿いには1910年に置かれたアルフレッド・ド・モンセル作の《詩人の夢》という彫刻が置かれています、ジョルジュ・サンドの恋人で詩人のアルフレッド・ド・ミュッセの記念碑のようです【画像】が、とてもよくできた作品です。是非ご一覧あれ。
ここはシャッターポイントです、歴史と自然と光に満ちた光景です。
こんな小さくてもきらりと光る公園が見つかる、これも散歩の大きな楽しみです。
あなたもお気に入りの公園を探してみてくださいね。
画像(2021年11月撮影 i-phone11pro)