アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

男京趣扇 ひさご(宮脇賣扇庵)

2018-05-03 17:43:12 | グルメ、健康、お気に入り、自慢の一品
 先月の28日に、東京は銀座の宮脇賣扇庵へ扇子を買いに行ってきました。

 かつて扇子をアルバイト先でお世話になった女性に贈ったことが2度あったんですが、そのときは京扇堂(日本橋人形町)を使っていました。

 でもって、人に贈ってばかりで、自分の扇子がないのは悔しい。一つ買ってみようというわけだったんですが、京扇堂は自分が使う男物だと好みのがなかった。

 そこで困ってインターネットで見つけたのが、宮脇賣扇庵でした。初めて行く店だったので、辿り着くのに大変。迷う、迷う。銀座なんてそうは行かないものねえ。もちろん住所に電話番号を手帳に控え、地図も持っていたんですが。

 店に電話して教えてもらってもだめ。交番で聞いてようやく発見。後で考えると思いっきり近くまで行っておきながら、そのまま昭和通りを真っ直ぐ進まなかったがために、えらく遠回り、ひどく時間を食ってしまった。

 ホームページで見る限り、なかなか敷居の高い店で、高額のものばかり置いてあるような印象を受けたんですが、実際にはそんなことはなく、安価なものも売っていて、そして一番有難かったのが、店内のものは、ごく一部を除いて見本なので、手に取って見れることでした。

 一応ホームページで見つけておいた「宝づくし」はないかと聞くと売り切れでした。しかしどうしてもこれが欲しいというわけではなかったので、通年使えるもので何かないかと店員さんに聞くと、選んでくれたのが「ひさご」でした。

 一目惚れでした。他にも少しは見本を見ましたが、もうこの「ひさご」でいいや、ということで買うことにしました。ついでに扇子入れも同時購入。

 では、ようやくですが、写真でご紹介。


 箱は欲しいがすぐに使うので簡易包装で構わないと言うと、このような帯状の包装紙にしてくれました。


 一応裏側も。シールで留めてあります。


 包装紙を外すと、こんな感じです。


 箱を開けてみます。扇子の下に、扇子と一緒に買った扇子入れが見えます。


 全部取り出してみました。


 扇子の表。この記事の見出し画像と同じです。


 扇子の裏。こちらは中央やや左側に図柄が少しあるだけです。見づらくてすみません。

 値段は扇子が8千円で、扇子入れが千円(いずれも税別)でした。お店には2千5百円のものから置いてあるので安心です。
 
 私の買ったものは、この店の価格帯から言うと真ん中、平均的、つまり高くもなければ安くもないといったところ。一万円前後のものが大半を占めていますので。

 私は一応予算を2万円までとしていましたが、できれば1万5千円以内で収まればと思っていたので、助かりました。

 高いと思う方もいると思いますが、材料も日本産で、日本の職人さんが手作りしていて、かつ絵柄は手描き、つまり同じ図柄でも微妙に違う、といったことを考え合わせると、これぐらいの値段はしてしまいます。

 私はあと2本欲しいと思っています。ひとつは夏扇、もう一つは龍馬扇というもので、使っていると色が沈んていく、つまり経年変化するものでして、経年変化に目がない私としては是非欲しいところ。

 話を戻しますが、買った扇子は早速使っています。アルバイトから帰宅後の一休みのときや、入浴後に扇いでいます。

 酒飲んで熱くなったときが一番役に立つような気が(って、結局そこですか、使用用途は)。じゃあ飲み会必須ということになるのかしらん(たぶんそう)。

 でもそれで通年使えるものにしたわけじゃないんだけど。だって夏扇だと夏しか使えないし、いや夏以外に使ったっていいんだけど、野暮だとか何とかうるさいじゃないですか、何かと。

 まあ私は将棋を指しますから、将棋道場へ扇子を持参してもいいんですが、そういう人を稀に見かけますが、あまり一般的とは言えませんし、何となく気恥ずかしい。

 とにかくもうすぐ夏。扇子の出番です。外出時も忘れず持っていき、扇ぐのを楽しもうと思っています。


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