その昔 お正月の新聞に
「二十一世紀の予想」と題して二十一世紀を(予想して)ひとコママンガで描くという企画がありました
有名マンガ家たちが夢の乗り物や平和な未来世界を描く中
水木しげる先生だけは(鬼太郎たちが地球の上で宴会をしている絵を描いて)
「愚かな人類は核戦争で滅んで 地球は残った妖怪の天下になりました」という
実に悪趣味な未来を描いていたのが(子供心に)印象的でした
そして 二十一世紀の現在
気がつけば 妖怪たちはひっぱりだこの人気者です
妖怪グッズやブロンズ像はつくられ 列車の車体に描かれるようになったり
(某国営放送の)朝の連続ドラマにも出演したりしました
どうやら 人類は滅びませんでしたが 妖怪の天下にはなったようです
水木先生は預言者だったのです
ちなみにワタクシ 最近の(金の話ばかりする)水木先生をテレビで観るたびに
あれは本当は(どこかで先生とすり替わった)ねずみ男ではないかと
思う時があります