Be Natural

気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

今年も年初から【老骨に鞭打って生を実感中】その③オレンジフェリーで四国へ

2025-02-03 11:20:24 | 日記

【前回の記事からの続き】

 

1月19日 久々の訪船仕事のため関空から羽田経由で横浜新子安へ

1月20日 横浜大黒埠頭で仕事してから本所吾妻橋の居酒屋で楽しい時間を過ごし

1月21日 奈良に戻ってペンディングとなった仕事の原因究明してから

メールでその原因と対策を説明

1月22日 早朝出発して名古屋港金城埠頭で再訪船し仕事を片付けたところ

日程がタイトで断っていた仕事を思い出し、気分がハイになってたので

請負を了承

1月23日 午前、横浜大黒&名古屋金城の仕事のレポートを作成

午後、準備してくれていた資料と部品をもって早退

 

 

その続きです。

 

早退して何をするかというと

先ずは缶ビールと缶ハイボールを

3缶ほど飲んでから夕方まで寝床でしっかり睡眠

 

19:00 夕食を済ませてからジムニーで自宅を出発

大阪南港のコンビニで寝酒用の食材を購入してフェリーターミナルへ

電話で予約しておいた往復のチケットを購入し

(往復割引で4m未満の車込 デラックスシングルで37,700円也)

 

20:00 この日は、滞船(目的地に到着しても1時間後まで下船しない)としていたため

乗船開始時刻に船内へ

 

部屋の鍵を受け取ってからいつものデラックスシングルへ

 

還暦を過ぎた頃から

ホテルではエレベーター近く&低層階

フェリーでは同じように移動が少ないようにとレセプションのあるフロアーで

共有トイレとなるからか、いつもトイレ近く

まあ、ありがたいなと嬉しいような、年寄り扱いされて悲しいような

 

この日は、早速展望大浴場へ直行

しっかり洗髪して身体もアカスリで隅々まで洗い流し

ジャグジーにゆったりと浸かって身体を温めて

浴衣で部屋に戻り

寝酒&夜食

 

午後、早退して少し飲んでいたので

控え目に ロング缶2本で我慢

 

年取ってから、飲み食いしか楽しみがないんですよ~

 

部屋のテレビを観ながらウダウダと酒を飲み

気づいたら明石海峡大橋の手前まで航行していましたが

 

もう見飽きてるので そこで就寝

 

翌朝、まだ船内アナウンスが開始する(05:30)前に自然に起床

 

 

船は定刻の06:00に着岸し下船開始となったのですが

滞船なので7時までのんびりしようとベッドに横たわっていたものの

車輛甲板では貨物用トレーラーの下船作業時間となるため

鉄板を擦る音が響いて寝ていられないんですよ。

この日はガスってて石鎚山は見られませんでした。

下船してからは

これまた定番の”のっけ盛り定食のご飯大盛り” 

 

この西条・東予・今治周辺

造船関係の工場が多いため8時前は結構通勤ラッシュで渋滞するのと

今回は目的地が今治だったので6時に下船しても

どこかで始業時間まで時間潰しするしかないので

ゆっくりできるんです。

 

07:55 プロペラのモニュメントで造船の町を自慢している今治市役所通過

08:10 今回の仕事先の造船所に到着

この造船所

東予のオレンジフェリーのターミナルの対岸にも

工場を持ち最大で26,000DWT(15,000GT)までの船を建造しているのですが

 

いまどきの造船所、事故等での責任回避から

安全教育と称して入構前にアレコレとくだらない講習と

体力測定に健康診断書や誓約書を書かされるのですが

この造船所は一切なし

 

その簡便さもあって65歳を過ぎてからも仕事を請け負っているんです。

 

どうせどこの造船所だって

外部からの作業員が怪我や死亡したって責任取らないようにしてるだけ

むしろくだらない安全教育なんかしないだけ楽でいいって感じです。

↓ 毎度のことながら、この”つっかえ棒”にはビックリ(笑)

それと、この↓ 船に乗り込むためのハシゴ

落ちたら自己責任とは思いつつ

半端な高さにビビらされます。

 

なにはともあれ

アッサリと12:30には仕事を終えて造船所を出たものの

 

帰りのフェリーも乗船できるのは20:00からなので

また高知の大豊まで走ってカツ丼を食べようかなとの思いもありましたが

 

また東予まで戻ってくる方が面倒に感じてしまい、則却下

 

どこでお昼しようかなぁと

造船所のすぐ裏手にある来島海峡の展望台へ来島海峡大橋を眺めに行くと

中国人観光客だらけ

いや~、東京蔵前のビジホも中国人だらけだったし

もう至る所インバウンド観光客だらけでちょっと辟易

 

今治市街地の古い食堂でカツ丼と鍋焼きうどんでもと車を走らせていたところ

得意の嗅覚で超レトロな食堂を見つけて目が点

こら入るしかなかんべ と早速暖簾をくぐってみました

御年90歳を超えていると思われるすっかり腰の曲がった店主で調理人と

その奥さんらしき80代後半のオバチャン

 

警察署の取り調べで出されるような、昭和なカツ丼を期待していましたが

昭和というのか何と言ったらいいのか

 

黄色い沢庵はいい感じだったかな

このお店の目の前は 今治城

たしか2017年頃だったか 火野正平さんのにっぽん縦断こころ旅で

その頃はなぜか出発がお城ばっかりで

その日は伊予三芳が目的地でしたねぇ

 

今治にはここ10年、それこそ数えるのも面倒なほど訪れていて

 

フェリーの時間まで東予だったか西条だったかのネットカフェで

休憩しようと思っていたところ既に閉業していてガッカリ

 

それなら今治にないかなぁ?と調べてみると

直ぐ近くに新しそうなネットカフェができているのを知り

 









 

すかさず向かったところ

普段よく利用している快活クラブよりも

料金はリーズナブルだしドリンクバーも充実していて大満足

そんなこんなでネットカフェでゆったりと過ごしてから

また夕食の食材をスーパーマーケットで購入し

往路と同じ船に乗船

大阪では滞船の車から載せるのですが東予ではなぜか後回し

乗船できたのは20:15でした。

この日は、金曜の夜とあってデラックスシングルも満室だったのですが

バリアフリーの再度の一部屋を使わせてくれて大助かり

もう基本的に造船所の仕事をお断りしてるから

もうしばらくオレンジフェリーに乗る機会がなくなるかな と

船内の写真を撮ってみました

 

(乗船記念写真用スペース)

(4F:エントランスホール、レストラン、デラックスシングルフロアー)

(4F休憩スペース)

(5F 休憩ロビー、展望浴室、ゲームコーナー、スイート客室他)

(スカイラウンジ)

(5F:マッサージルーム)

(6F:展望デッキ)

 

ということで、またまた大浴場でのんびりと湯に浸かってから

部屋で晩酌タイム

この日は、カップ酒に赤星の缶ビール、焼酎ハイボール2缶に

安いスーパーのお寿司、カツオの刺身、イカフライ、蟹豆腐のふんわり天、ささみ生姜の大葉巻き竜田

そして梅干しとさけのオニギリ

 

翌朝は土曜日で通勤ラッシュもたいしたことないだろうと

のんびりと06:30に下船

なぜか、この日は”なか卯”で朝食が食べたくなって

住之江公園まで大回りして

親子丼と小うどんのセットを快食

 

無事、8時前に帰宅となりました。

 

ルートヒストリーでの記録では

走行距離655.12km 時間36:36:47となりました。

 

ということで

2025年年初の連続出張もこれでひと段落

 

勢いづいてたので

『もっと出張してもいいんだけどなぁ

 

とようやくヤル気スイッチが入った次第です。

 

ただ、世話をしなければならない農地や山林

家を出た子供達も戻ってくるのかどうなのかわからないのに

広いばっかの家屋敷と村社会での生活が大問題

 

宝くじが当たってくれたら

家屋敷を更地にして

農地も山林も全て抜根したり除草シートで覆って

地元住人に迷惑をかけないようにして離村して

 

いっそのこと世界中を渡り歩いて

ノマドな生活しながら余生を満喫するんだけどなぁ

 

どうか夢が叶いますように

 

 

 

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今年も年初から【老骨に鞭打って生を実感中】その②名古屋金城埠頭

2025-02-02 08:48:59 | 日記

 

横浜大黒埠頭でやり残した仕事

 

 

こちらの機器の問題ではなく、船側が勝手に設定変更したのが原因とわかり

担当の工務監督向けに

手取り足取りの説明資料と対処方針をメールにして送り

 

次の寄港地情報を尋ねると

なんと名古屋港で翌日の朝8時入港とのこと

 

船速によりますが、東京湾から名古屋港までは

せいぜい15時間程度

 

伊良湖水道沖でパイロットが乗船する時間を事前に連絡する必要があるのと

基本的に東京湾も三河・伊勢湾も

朝一で港の岸壁に着岸して荷役を開始し

貨物量によりますが、当日か翌日、または翌々日の夕方までに出航するのが一般的

 

その船の名古屋港の代理店に確認したところ 

朝の9時から午後6時まで接岸とのことだったので

 

朝9時に名古屋港の金城埠頭に着けるようにと

朝6時10分に奈良市北西部の自宅を出発

 

6時25分奈良駅付近を通過

陸路(自動車)での奈良から名古屋方面へは

①西名阪のまほろばICから亀山経由で東名阪、伊勢湾岸線

②国道163号線で笠置経由で伊賀上野に出て、名阪国道に入り亀山へ

③京奈和自動車道、城陽で新名神、枚方で第二京阪、巨椋から京滋バイパス、草津JCTから新名神

新四日市JCTから伊勢湾岸線で名港中央(下道を走らないけど距離と高速料金大)

があるのですが

 

なんせ朝は工業団地に通勤する通勤客でラッシュアワーが延々と続くため

できるだけ工業団地のない場所を走ろうと

 

奈良公園を抜けて加茂から163号線経由で

宇治茶の産地、『日本で最も美しい村連合』で自称”茶源郷”の和束を経由して

滋賀県の信楽(高原)に出て信楽ICから新名神にのるルートを選択

 

ただ、この府道5号線(木津信楽線)

なんせ狭くてクネクネ+冬季は凍結必至の道

 

それでもなんとか7時、和束の中心部を通過

この日は奈良市内がー1℃

和束の湯船がー4℃でしたが

信楽はー7℃でした

 

 

8時、伊勢湾岸道の湾岸長嶋PA(長島温泉&スパーランド横)に到着

豚汁定食で朝ごはんとしましたが

結構ボリュームがあって美味しかったけどお腹がきつかった~

 

PAの多目的トイレで作業服に着替え

名港中央ICを下りたのが8:45

 

8:55に名古屋税関稲永支署で船陸交通許可を得て

金城埠頭へ

 

09:00には乗船するつもりだったのに

保税地域のゲートでの守衛が呆れるほど要領悪くて(人手&人材不足を実感)

よくやく09:30前々日、横浜港大黒埠頭で仕事していた船に乗り込み

 

これは本来船側の所掌ですよと説明してから作業にとりかかり

僅か10分ほどで終了

 

10:00落成書にサインを取り付けて下船となったのですが

ここはビジネスライクにと

横浜での再調査時間分とこの名古屋での経費と工賃もしっかり請求させてもらいました。

 

(↓この金城埠頭は主に輸出向けの中古車の積み込み)

因みに、ついでなので伊勢湾の自動車荷役についてお話させていただきますね

 

今回の船が荷役していたのが金城埠頭の54番バース

(レゴランドやリニア・鉄道館の近く)

名古屋駅からはあおなみ線で終点

伊勢湾岸道の名港中央ICで下りたところなので

車でのアクセスも超便利

ズームアウトするとこんな場所

 

金城埠頭は前述のとおり中古車の積出港ですが

名古屋港は至る所に自動車の積み出し岸壁があり

飛島にはたぶんホンダ車の積み出し港

潮見には日産車

対岸にはトヨタ車の積み出し岸壁があるため

この周辺ではいつも10隻前後の自動車運搬船が接岸しています。

 

続いて今度は三河湾

 

我が故郷豊橋港は

お隣の静岡県浜名湖周辺にあるスズキ、三菱岡崎工場からの輸出岸壁と

 

輸入車も

フォルクスワーゲン、ボルボ、プジョー、シトロエン

Jeepにフィアット、メルセデスベンツ

その他、ローバー、フォード、ジャガー、ダッジ、マセラッティと

1988年から一大拠点となっており

 

対岸の田原市にはトヨタ・レクサスの工場と専用の積み出し港があり

 

更にはこれまで自動車運搬船の大多数を建造してきた豊橋造船があるため

名古屋港ほどでありませんが いつも数隻の自動車運搬船が接岸しています。

実は、東京湾や大阪湾にも多数在籍していますが

特に三河湾・伊勢湾水先人組合には商船学校の同窓生だらけ

自動車運搬船に乗り組む比率が高いため

なんせ風の強い土地、自動車荷役に使うランプウエイをぶつけないようにと

接岸には気を遣うと話してました。

 

すっかり横道にそれてしまいましたが

話を戻すと

あまりにもアッサリと仕事を終えられて

『クッソ~、横浜でトラブル無かったらパーフェクトデイズの聖地巡りできてたのになぁ』

とか

『よし、それなら故郷豊橋に行って、あんかけスパか菜飯田楽でお昼して

夜は、お気に入りの居酒屋で飲み倒すか

と思ったのですが・・・

 

実は、前日東京から戻り、伊丹空港でバスを待っている間に

某社の担当者から電話が入り

「あの~、明日四国の造船所に入渠する船の整備お願いできないでしょうか?」との問合せ

 

「それでその船はいつまでドックにいるの」と聞くと

四日後の”25日日曜日まで”との事

 

「明日は名古屋港に行く予定だし、もう造船所には行かないとしているし、

そんな直前に言ってきても無理無理」と無下に断っていたのですが

 

よくよく思い出してみると

ほとんど壊れて動かなくなってからバタバタと整備の依頼をしてくる客ばかりなのに

 

ウチの会社が代理店を引き継いですぐに

就航したばかりの新造船が、前の代理店が技術力を持たず

ただ売るだけで、初期調整不良でトラブルが発生したもので

その原因を説明したところ

 

とても素直で実直な機関長と船主で

その後は、2年毎に整備を頼まれていた超優良顧客

 

実質1時間弱で問題を解決して気分がハイになってたこともあって

杓子定規に断るのも大人げないかなとの思いから

 

事務所に電話を入れ

「出渠前の明後日の金曜日で良かったら行ってもいいと連絡してくれる」と伝えると

 

「出張が連続してお疲れなのに大丈夫ですか」と気遣ってくれたのですが

 

気分がハイのうちにしっかりお仕事しないと と

相手先の了承を得て

すぐさま

着岸していた埠頭の目の前の伊勢湾岸線”名港中央IC”のゲートをくぐっちゃいました

 

『そしたらランチはどうしようかな』と

御在所PAで山本屋本店の味噌煮込みうどんにしようか

伊賀上野の大内ICまで走って ラブホの横の”第一旭の特製ラーメンかなぁ
と思っていたのですが

 

突然、伊賀で前々から気になっていながら素通りしていたラーメン屋を思い出し

丁度時刻は12:00でほぼ満席でしたが運よくカウンター席があき

その日のランチセット(麻婆天津飯+あじへいラーメン)を注文

奈良の旭川ラーメンと同じ味の素味のキムチがあり

 

実は、ランチメニューではラーメンが半玉なんですが

「ラーメンは半玉ですか?ひと玉ですか?」と尋ねられ

つい「ひと玉でお願いします」と言ってしまったのですが

 

さすがに年取って胃が小さくなっているのか

完食するのに苦労しちゃいました。

 

そのうえ、横浜での仕事が簡単に終われず

ずっと緊張状態だったこともあって

 

最近はすっかり”働かないオジサン”状態で

肉体的にも精神的にも鈍りきっていたこともあって

ペンディングだった案件が片付けられて

気分はハイテンションながら実はクッタクタ

 

朝6時過ぎに家を出発して

名古屋港で仕事を片付けて14時には家に帰ってました。

 

全行程8時間弱

距離にしてたったの280キロほど

 

マニュアル車のそれもラジアルタイヤのジムニーで

往路も復路も抜け道ばかり走ったのもあるけど

 

これくらいで疲れちゃうとは自分でもビックリ

 

 

その日は帰宅してから

お風呂に入って缶ビール数本飲んで寝床へ直行

(実は、前夜夜中に目覚めてしまい寝られなくなって寝不足でした

 

 

でも、身体を痛めつけるほど生きてる実感を味わえるんだなぁと再認識

 

もう少し頑張るか と意識を新たにしたんだとさ

 

 

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