そうかん日誌 ~Du 11eme arrondissement de Paris

タイトルを「りょうかん日誌」から「そうかん日誌」に変更しました。

平成31年度(令和元年度)運営指針〈抜粋〉

2019-04-11 | Weblog
先日、上級生・1年生ともにミーティングにおいて読み合わせしましたが、寮生諸君の便宜のために、一部修正を加え、WEB上にも『運営指針及び一年生指導要領』〈抜粋〉を置いておきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

平成31年度(令和元年度)本寮運営指針 及び 一年生指導要領


概括

本年度の新入生数は12名で、寮生総数は、4年生(5)・3年生(6)・2年生(12)と合わせ35名となった。昨年に引き続き、例年より人数少ないため、清掃の分担、配役の決定等に配慮が必要となる。(法堂・座禅堂の区域受け持ちの統合など昨年と同じ)

周知の通り、寮規により、日頃の生活態度、積極性等に鑑みて、寮生本人が希望しても次年度以降の残留を許可しない場合がある。また、単位不足で2年次から3年次に進級できない者・4年で卒業不可能な者は在寮できない。規則違反や懈怠による行持への不参加等は、在寮可否の重要な判断材料となることを各自よく認識のこと。

本年度も例年同様、4月5月中は、余裕を持ったスケジュールを組んである。上級生は指導にあたって焦る必要はない。本年度も昨年に引き続き1年生の人数が少なく、上級生の人数の方が多くなっているので、1年生が萎縮してしまわないような配慮が必要となる。指導の最初期は特にわかり易く丁寧にし、雰囲気に馴染むうち、だんだんと寮生活本来の厳格さを加えていくように配慮する。指導に際して恫喝は厳禁。ただし、挨拶と返事だけは最初にきちんと指導する。ここを抑えないと後々まで締まりがなくなる。

寮生の本分は、寮内の公務を完遂し、寮に於ける行を保つことにあり、これは外部の御寺院依頼の法務実習等に優先する。配役馴らしなどの公務に支障をきたす法務実習は極力受けないこと。(毎週土曜日に清掃をせずに法務実習に行くことは認めない。スポット的なものは寮監の許可を得れば可。法務実習先にそのことを伝えること。)

自分の法戦式等で竹友寮生に用僧を依頼して自坊に連れて行くことは原則的に認めるが、その際、その時期に竹友寮の重要な行持が重なっていないか充分に注意のこと(特に秋季)。個人の儀式も重要だが、一旦寮生となったからは、寮全体の行持が最重要であることをよく認識しなければならない。寮生に数日間の他出を要する用僧を依頼する場合は、早めに寮監の許可を得ること。


指導一般

・ いかなる理由であれ暴力は絶対禁止。これに違反した場合、寮内の処分に留まらず、大学として厳しい処分(退学を含む)で臨む。また一年生に過度に脅威を与える指導はこれを認めない。
・ 謝罪の場合は「失礼致しました」、感謝の意を表す場合は「ありがとうございます」「ありがとうございました」とはっきり述べるよう常日頃から指導のこと。「はい」「いいえ」だけで済む返答なら問題ないが、謝罪や感謝の場合はそれだけでは不完全であり、目上の相手に対して大変失礼であることを上級生もよく自覚のこと。上級生にも言葉の足りない者多数あり。
・ 本年度も例年同様、4月9日夜までは2年生が当番にあたることとする。
・ 本年度も、4月14日~23日の日程で着付け点検を行う。この間に、1年生の自室、ミーティングルームその他の場所で、上級生の点検を2回(2人)受けさせ、合格を得させることとする。基準は緩めでよく、完璧を期待しない。うまく出来ない場合は口頭でヒントを教えてやってよく、それでもうまくいかない場合は、上級生が多少手を貸してやって合格をやってもよい。手先の技術よりは一連の流れを覚えさせることが重要であり、着こなしは、点検以後の日常の所作の繰り返しで習熟させればよい。同様に、五十七仏点検、飯台偈文点検(5月)、行鉢点検(6月)も行う。
・ 1年生の携帯電話は4月2日夜まで寮監が預かる。この間、公衆電話等を使用して師寮寺などと連絡をとることはなんら問題なし。必要最低限の連絡に際しては寮の受付の公衆電話も随時使用可。
・ 1年生に充分な休養・睡眠をとらせるため、開枕罷の上級生の1年生の部屋への立ち入りは禁止。用がある場合は開枕前に済ませる。
・ 上級生は、清掃指導にあたっては、言葉遣いが汚くならないように注意し、1年生に過度の負担を与えるようなことがないよう充分留意すること。
・ 上級生・1年生とも、ゴミの分別の仕方を確認する。(燃える・燃えない・資源ゴミ・祖大ゴミ等)
・ 各自の粗大ゴミの出し方は別途指導する。(世田谷区粗大ゴミ処理券の購入方法など)
・ 1年生は、2階屋外の洗濯場の物干し台は右奥の2台使用可。室内干し、ベランダ干しも可。
・ 最初期の進退の指導は寮監・寮監補佐が直接行う。指導生は補佐のこと。
・ 各班に1年生をフォローする(指導時以外の時の声かけなど)配役を設ける。
・ 既往症のある1年生に注意。特に掃除中に腰の疾病が戻ることあり。絶対に無理はさせないこと。
・ 各1年生の性格・特質等を早く理解するよう心がけ、均一な指導の中にもある程度の配慮をする。必要があれば、なんでも気軽に寮監に質問されたし。


反省文について

・ 叱責が必要な場合は基本的に口頭で行う。ただし、怠慢による行持の欠勤、重大な規則違反等があった場合は、その案件について寮生から報告を受けた班長が、寮監の了承を得て該当者に反省文を提出させることがある。その際、400字詰めの原稿用紙を用い、枚数は、違反等の程度により1枚か2枚を原則とする。<班長が確認した後、寮監に提出のこと。>
・ 上級生・1年生を問わず、深刻かつ重大な規則違反があった場合は、寮監の判断により、竹友寮運営委員会(総長・学長・学部長・総務部長・総務課員・寮監により構成)を招集し、寮生の処分を決定することがある。

挨拶

・ 1年生の玄関での「行って参ります」「ただいま帰りました」等の挨拶は励声で。上級生も、声を張らなくともよいが、人がいなくとも行き帰りの玄関の挨拶は必ず実行のこと。
・ 食堂での業者の人(岩間さん等)に対する挨拶は普通の声の大きさで行う(大声を出さない)。トレーを持って着席してからの声(偈文など)も同様。
・ 他室訪問の際などのノックの回数は3回。(2回は東司のみ)

行持

・ 例年通り、前期終了まで4年生も行持随喜如常。
・ 4月2日(火)の持参品点検の際は、揃っていない持ち物があるのが当然。揃っていないものを確認するのが持参品点検である。毎年のように師僧方から「点検の日までに揃えろと上級生にいわれたようだが間に合わない」との連絡があるが、それでは本末転倒。当日は足りないものを1年生に確認させ、それを受けて、師寮寺から品物を送ってもらう、法衣仏具店に発注するなど、上級生が指示、手配する。

法堂

・ 法要の配役は必ず知殿本人が決定のこと。下の学年の者に代行させてはならない。また、知殿は法要の配役表を法要2日前までにホワイトボードに掲示のこと。
・ 各法要の堂行配役の者は、馴らしの日の朝、必ずホワイトボードに馴らしの告知文を書くこと。

坐禅堂

・ 五観の偈(「一つには・・」)は飯台維那(槌砧を打つ者)の声が先導。
・ 聖膳の向き(聖僧様の食事の向き・三方の穴は手前)を間違えないように。
・ 朝の坐禅時、4年生のうち必ず1名は外単に坐って、止静後、寮内見回り。懈怠している者がいたら、必ず連れて来て外単に坐らせること。他の4年生は内単に坐ってよい。

WEB登録

・ 3日から履修登録できるように、4月2日夜にスマホを返却する。従来通り、キャンパス内の端末使用も可。

清掃

・ 本年度も、1年生の人数少ないため、法堂・坐禅堂の清掃については、月・水・金が法堂、火・木・土が坐禅堂とする。また、各階の東司・洗面所についても、月・水・金が東司、火・木・土は洗面所とする。(場合に応じて変更可) 1階東司はこの限りにあらず(毎日清掃)。
・ 1・2・3階とも、東司の清掃は、小便器の下の床部分、小便器上及び個室内の棚、洗面所の流し、金属部分、鏡も毎回拭くこと。便器の下や床を拭く雑巾と流しや鏡を拭く雑巾は別にすること。必要に応じて衛生係で雑巾を購入。
・ 4年生と3年生は昨年同様、清掃場所を決めて回り持ち。当番表を作成の上、ホワイトボードに掲示のこと。(1名は寮監とともに玄関外)
・ 自分の受け持ちの清掃が終わった者も、全体の清掃が終わるまでは私服で部屋の外に出ない。
・ 全体の清掃が終わるまでは単草履を履いて歩かない。

遅刻について

・ ゼミの懇親会、家族・親戚との会食等、妥当な理由があれば、基本的に10時半までの遅刻は認めるので遠慮なく寮監に相談のこと(一年生も)。

食堂

・ 近年、食堂の食事を摂らない者が増えている。長期休暇前の帰省時以外食費の返還はできないのは周知の通り。摂らなかった食事は廃棄される。寮生としての立場に鑑みて極力食事を無駄にしないこと。授業の終了時間が遅くなる者は、岩間さんに食事のとりおきを依頼すること。余ったおかずなどを貰うことも可。
・ ご飯茶碗の内側を漬け物(沢庵漬けの場合2枚取る)とお茶で拭かない者がいまだに散見されるが、必ず拭く。禅僧の最低限の作法。
・ 夏季の暑い時期も、食事中は作務衣の袖をたくし上げない。(食器を洗う時は上げてよい)
・ 期末・学年末試験中に限らず、年間を通して食堂を自習室として使用可。(規則参照)

洗濯室

・ 乾燥機を使用する前に必ず円盤状のフィルターのゴミを除去する。

浴室

・ 季節を問わず、国際交流館等近隣に配慮して、入浴中は窓を閉める。(騒音に対する苦情あり。)
(脱衣所の扇風機は季節に関わらず随時使用可)
・ 入浴時間(開浴から午後11時まで)厳守のこと。
・ 季節を問わず、シャワーは朝の清掃罷から正午まで使用可。正午から開浴(5:30)までは使用不可。
時間外にどうしても使用したい事情のある者は寮監の許可を得ること。

他出

・ 他出、遅刻等、怠りなく届を寮監に提出のこと。帰寮日変更等連絡必須。
・ 他出届けに書いた日時より退出・帰寮が遅れる場合、必ず寮監にその旨を報告のこと。(特に報告済みの最終退出者よりも退出が遅れる場合)

受付当番

・ 日曜休日も1階廊下は「廊下1」点灯のこと。
・ 雨が降ってきた場合は物干場の洗濯物を取り込み、214号室に置いておく。

廊下

・ 緊急時及び清掃中の公務に関する事以外、廊下での私語は慎しむ。

その他
 
・ 週番は、8時半の引き継ぎの際は必ず制服着用のこと。(9:10の鈴鳴は私服で可)
・ 寮内の電気機器については極力節電に努める。エアコンもできるだけ控え、使った場合は、部屋を出る際に必ず切ったことを確認のこと。
・ 班長会は不定期だが、昨年同様、寮監と寮監補佐、班長4人副班長4人で行う(食堂)。
・ 寮室は、在室時は内側から施錠はしない。施錠は部屋が無人になる時のみ。
・ 夏季、冬季、春季休業前、それぞれ授業最終日の翌日開枕をもって閉寮する。それ以降在寮を希望する者は寮監に申告のこと。大学関係の理由がある者についてはある程度まで在寮を許可。
(法務実習等、私用の場合は基本的に不可)
・ 食堂裏の扉から出入りは可とするが、出入りする際はその都度必ずカチャンと音がするように
きちんと閉めること。閉め方が完全でないために開いてしまっていることがたびたびあり防犯上
大変危険。また、食堂裏に寮生が駐輪することは絶対に禁止(近隣から厳重な抗議があった)。
・ 衛生係(責任者)は、洗濯場の衛生保持に留意怠りなく、長期間放置してある洗濯物については、受付に移動、一定期間(1週間程度が妥当)保管の上、引き取りのない物については廃棄する。
・ 研修室等、3階公園側の部屋のベランダでの火気の使用厳禁。厳重注意あり。
・ 寮内では脱帽。また廊下ではイヤフォン禁止。(玄関で着脱)  
・ ポケットに手をつっこんで歩かない。

    以上
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 平成30年度退寮式配役馴ら... | トップ | 令和元年度施食会のご案内 »
最新の画像もっと見る