そうかん日誌 ~Du 11eme arrondissement de Paris

タイトルを「りょうかん日誌」から「そうかん日誌」に変更しました。

追悼法要

2013-02-27 | Weblog
本日午後、本寮の法堂に、昨年亡くなった平成13年入寮の山崎嘉也君の追悼法要のために同期入寮の有志11人が全国から参集し、私はその法要の導師を務めさせて頂きました。私が本職を拝命してからの18年間で、亡くなった卒寮生は既に3人に上ります。自分よりもずっと若い命を見送るのは本当に辛いことです。   写真は法要後に撮ったもので、前列左から、古川承久君、佐藤宗明君、市川大了君、小生、宮崎大雄 . . . 本文を読む

ちょうかん先生

2013-02-25 | Weblog
私が寮監に就任した当初は、寮内で新聞(スポーツ新聞を含む)をとっている者が少なくとも5、6名はいたように思いますが、現在では私だけになってしまいました。ニュースならテレビやネットで用が済むからというわけでしょうが、寮生が紙の新聞を全然読まなくなったというのは、なにか寂しい気がしますね。   以前は毎朝、受付の当番が、新聞をとっている者の部屋の前に新聞を置いてまわるというのが仕事になっ . . . 本文を読む

烏芻沙摩明王

2013-02-13 | Weblog
烏芻沙摩明王(うすさまみょうおう)は、あらゆる不浄を焼除し清浄ならしめる力を持つと説かれる明王の一尊で、曹洞宗では東司(とうす:便所のこと)の守護神として祭られます。本寮でも1階、2階、3階の各階の東司の入り口の上部にこの像が祭られており、寮生は東司に入る前に必ずこの明王像に合掌低頭をすることになっているのですが、私が見るところ、みな本義を忘れてこの明王様ではなく、東司の空間そのものに合掌低頭をし . . . 本文を読む

大河ドラマの思い出

2013-02-12 | Weblog
これも十数年前のことですが、大学関係のご縁で、NHKの大河ドラマ「毛利元就」に出演したことがありました。この時は、実は短い期間に二つの役で出ています。   一つは、夏八木勲さん演じる陶興房(すえおきふさ)という武将の病気平癒を祈る祈祷師の役。この時は祈祷師が3人必要ということで、旧友の埼玉県慈眼寺住職西村宗洋師と寮生(当時)の佐藤法道君に助っ人を頼みました。衣装は自前ということだった . . . 本文を読む

寮の行持について

2013-02-10 | Weblog
本寮では、基本的生活指導の完了した5月中旬より年度末まで、1週間7日のうち4日間は、下記のような日程を行じます。   5:30  起床 5:45  坐禅 ~ 6:25 6:30     法堂にて朝課(月・水)       坐禅堂にて朝課・食事(火・木) 7:20   各受け持ち区域清掃 7:50 ~ 9:00 食堂にて朝食(坐禅堂の食 . . . 本文を読む

寮監降誕会

2013-02-09 | Weblog
本学の創立記念日は10月15日で、この日は全学休校となり、寮の食堂も休みなのですが、たまたま私の誕生日もこの日なので、寮の外で毎年2年生以上の寮生の有志が集って、冗談で「寮監先生降誕会(ごうたんえ)」と称して誕生祝をしてくれています。半分、義務でしかたなく来ている者もいるようですが。これは3年ほど前に、駒沢大学駅近くの「白木屋」(現在は「魚民」)で誕生祝をした時の写真。私(前列中央)の隣は私の家内 . . . 本文を読む

文殊菩薩像

2013-02-01 | Weblog
この像は、平成19年に竹友寮が現在地に移転してくるまで、旧寮の坐禅堂の中心の龕(がん)に安置されていた聖僧(しょうそう)様、すなわち文殊菩薩像です。移転する際に、この像が置かれていた台の裏に、竹友寮の寮長を務めておられた故酒井得元老師が、この像の由来について書かれていたものが発見されました。それによると、この像は、鎌倉後期の作とされており、昭和5年に伊豆の修善寺に僧堂が建立された際に、特信者より修 . . . 本文を読む