昨日は、上野の東京都美術館で開催中の書道展に出展中の自分の作品を見に行って来ました。今回書いたのは、道元禅師の「本来面目」と題されたおなじみの和歌、「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり」です。
昔から親しんできた文言なので、肩肘張らず、すんなりと書けたように思いますが、それでもなかなか満足の行く出来にはならず、これは2,30枚ほど書いたうちの一枚です。多い人は、一つの作品を仕 . . . 本文を読む
寮生諸君にはこれまで恐らくほとんど話したことはありませんが、私はジャズボーカルからアカペラ、果ては民謡まで、とにかく昔から歌うことが好きで、NHKホール、新宿厚生年金会館などの大きなホールをはじめ、老人ホーム、小さなライブハウスなど、様々な場所で歌を歌ってきました。
ご縁あって、アフリカのテレビ番組でギターの弾き語りをしたり、アメリカのメンフィスやニューオーリンズの教会でゴスペルクワイアーの人達 . . . 本文を読む
数ヶ月前、平成9年(私が寮監を拝命して3年目)入寮の加藤司道師より、「入寮20周年の記念に、同期の入寮生の連名で、寮になにか寄贈することを考えていますが、なにか必要なものはありますか」との問い合わせをもらいました。
お陰様で現在、仏具は大抵のものは揃っていますが、10年ほど前、旧寮舎から現寮舎に移転した際に、それまで使用していた曲彔(法要で導師が使用する腰掛け)と見台の老朽化が甚だしかったので新 . . . 本文を読む
自宅の猫(スコティッシュフォールド ♀ 6歳)が窓際で日向ぼっこをしているのを見ていて、少しく詩趣を覚え、七言絶句にしてみました。
猫兒
斑駁猫兒安逸眠
柔毛映照竹窗邊
南泉仏性人如問
公案方今在眼前 (下平声 一先)
(読み下し)
斑駁の猫児 安逸に眠り
柔毛 照り映える 竹窓の辺
南泉の仏性 人 如し 問はば
公案 方(まさ)に今 眼前に在り
(拙訳)
まだら模様の猫はすやすやと眠り . . . 本文を読む