そうかん日誌 ~Du 11eme arrondissement de Paris

タイトルを「りょうかん日誌」から「そうかん日誌」に変更しました。

マンガ家志望の少年

2014-09-29 | Weblog
昨日、父の一周忌法要の打ち合わせのために実家に寄ったところ、母から「部屋を片づけてたらこんなものが出てきたけど、これ、あなたが描いたんでしょう」と黄ばんだマンガの原稿を何枚か渡されました。自分にはまったく覚えがないので、弟が描いたのではないかと思ったが、弟も自分ではないし、筆跡も違うという。よく見ると、たしかに私の子どもの頃の筆跡のようで、絵柄もいかにも自分が描きそうなものではある。

この作品についてはほんの少しも覚えがないのだが、思い返せば小学生の頃の一時期、本気でマンガ家になりたいと思って、ガムシャラに4コママンガやストーリーものを描き散らかしていたことがありました。この原稿は、たぶん小5くらいの時に描いたものと思われますが、本当にキツネにつままれたような感じです。

ストーリーは、ハイジャックされたテスト飛行中の宇宙船が、機器の故障でとんでもないところにワープして、着いた先の惑星でいろいろなことが起きる、というようなものらしい。宇宙戦艦ヤマトが連載される前に、ワープ航法のことを取り入れているようですが、当時のSF好き少年たちには知られていたことなんでしょう。指折り数えると46、7年前のものということになるが、突然、子ども時代の自分にでっくわしたようで不思議な感じがしています。

マンガ家志望の少年が、どこをどう通って坊さんになったのかな。自分でもよくわかりません。しかし、子どもの頃のこととはいえ、まったく覚えていないというのは、我ながら情けないことであります。
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