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今日は午後からキャンパスの1-204教室にて、来春修行に上がる学生たちのための安居(あんご:修行道場での生活)説明会があり、私も10年ぶりくらいで傍聴させて頂きました。出席者は4,50名いたろうか。
宗務庁から教学部担当、両大本山から役寮さん方が見えていろいろと説明して下さいましたが、本寮から参加した4年生たちも熱心に話に耳を傾けていました。私も三十年近く前に、たしか同じ教室で、今の彼らと同じように真剣に話を聞いていたことを思い出します。
以下、今回の説明会に参加して、寮監が個人的に、寮生がよく認識しておくべきと思った点を特記しておきます。
宗務庁教学部から
①僧堂安居前に「僧籍登録」をしているか確認すること。登録していなければ安居できない。
②僧籍登録後20年以内に立身しない場合、僧籍簿から除籍される。
③立身後20年以内に伝法相続しない場合は、僧籍簿から除籍される。
④「安居期間」の日数計算は自分でしないこと。「安居期間」と「安居日数」は異なり、一日でも不足すれば、教師資格認定の申請はできない。「安居日数」は僧堂が認定する。
⑤安居終了後、いつまでに教師資格を取得しなくてはならないという期限はない。
永平寺掛搭志願者心得から(抜粋)
①帯は必ず角帯のこと。(マジックテープのものは不可)
②上山者本人にゆうちょ通帳が必要になるので口座を作っておくこと。
③眼鏡ははっきり黒ブチと分かる物を使用すること。(コンタクトは不可)
④虫歯は完全に治療して上山のこと。
⑤保険証は遠隔手続きなどをして持参のこと。
永平寺維那寮より(抜粋)
①着物や直裰の着方、お袈裟の掛け方や、合掌、叉手、礼拝などの基本作法をしっかりと身につけて上山して下さい。また、坐禅や正座に十分に慣れておいて下さい。
②応量器を使っての食事作法に一番苦労しているように見受けられますので、事前にきちんと習得しておいて下さい。また、朝の廻廊掃除をこなすにはかなりの体力が必要ですので、師寮寺において拭き掃除の経験を積むなどして備えて下さい。
(寮監コメント:以上の2点については寮生は問題ありませんね)
總持寺掛搭志願者心得から(抜粋)
①上山前の生活の違いにより上山後心身の不安定を起こすこともあるので、事前の研修に参加することを勧めます。
②直裰・袈裟・着物等の扱い方について習得しておくこと。持ち物すべてについて本人が確認し名前を記入すること
總持寺上山の用意(抜粋)
①下着(白十組くらい。柄物不可)
②襪子(十足くらい)
③白足袋(三足くらい)
④腕時計(秒針つき)
(寮監コメント:總持寺様には約6000軒の檀家さんと約4000軒の信徒さんがあり、外の檀務が多いので、白足袋や腕時計は必須)
なお、總持寺では、毎週月・木の10時から16時まで、専任のカウンセラーのカウンセリングを受けることが出来る。また、臨床宗教師になるための月2回の講義があるとのこと。
両本山とも上山者事前研修会を行っており、掛搭志願者はできるだけ参加することを勧められました。永平寺の場合、昨年度は掛搭志願者約90名中、事前研修会に60名ほどの参加があったとの報告あり。
以上、本日の説明会で、寮監が個人的に印象深かったことを列記しました。参考にして下さい。
別件ですが、摂心中に、昨年度まで寮に在籍し現在4年生の武藤君よりバウムクーヘン(人数分・分配済み)の添菜がありました。また、本日、静岡県大応寺様よりみかん一箱を頂戴しました。寮生へのお心遣い誠にありがとうございます。
宗務庁から教学部担当、両大本山から役寮さん方が見えていろいろと説明して下さいましたが、本寮から参加した4年生たちも熱心に話に耳を傾けていました。私も三十年近く前に、たしか同じ教室で、今の彼らと同じように真剣に話を聞いていたことを思い出します。
以下、今回の説明会に参加して、寮監が個人的に、寮生がよく認識しておくべきと思った点を特記しておきます。
宗務庁教学部から
①僧堂安居前に「僧籍登録」をしているか確認すること。登録していなければ安居できない。
②僧籍登録後20年以内に立身しない場合、僧籍簿から除籍される。
③立身後20年以内に伝法相続しない場合は、僧籍簿から除籍される。
④「安居期間」の日数計算は自分でしないこと。「安居期間」と「安居日数」は異なり、一日でも不足すれば、教師資格認定の申請はできない。「安居日数」は僧堂が認定する。
⑤安居終了後、いつまでに教師資格を取得しなくてはならないという期限はない。
永平寺掛搭志願者心得から(抜粋)
①帯は必ず角帯のこと。(マジックテープのものは不可)
②上山者本人にゆうちょ通帳が必要になるので口座を作っておくこと。
③眼鏡ははっきり黒ブチと分かる物を使用すること。(コンタクトは不可)
④虫歯は完全に治療して上山のこと。
⑤保険証は遠隔手続きなどをして持参のこと。
永平寺維那寮より(抜粋)
①着物や直裰の着方、お袈裟の掛け方や、合掌、叉手、礼拝などの基本作法をしっかりと身につけて上山して下さい。また、坐禅や正座に十分に慣れておいて下さい。
②応量器を使っての食事作法に一番苦労しているように見受けられますので、事前にきちんと習得しておいて下さい。また、朝の廻廊掃除をこなすにはかなりの体力が必要ですので、師寮寺において拭き掃除の経験を積むなどして備えて下さい。
(寮監コメント:以上の2点については寮生は問題ありませんね)
總持寺掛搭志願者心得から(抜粋)
①上山前の生活の違いにより上山後心身の不安定を起こすこともあるので、事前の研修に参加することを勧めます。
②直裰・袈裟・着物等の扱い方について習得しておくこと。持ち物すべてについて本人が確認し名前を記入すること
總持寺上山の用意(抜粋)
①下着(白十組くらい。柄物不可)
②襪子(十足くらい)
③白足袋(三足くらい)
④腕時計(秒針つき)
(寮監コメント:總持寺様には約6000軒の檀家さんと約4000軒の信徒さんがあり、外の檀務が多いので、白足袋や腕時計は必須)
なお、總持寺では、毎週月・木の10時から16時まで、専任のカウンセラーのカウンセリングを受けることが出来る。また、臨床宗教師になるための月2回の講義があるとのこと。
両本山とも上山者事前研修会を行っており、掛搭志願者はできるだけ参加することを勧められました。永平寺の場合、昨年度は掛搭志願者約90名中、事前研修会に60名ほどの参加があったとの報告あり。
以上、本日の説明会で、寮監が個人的に印象深かったことを列記しました。参考にして下さい。
別件ですが、摂心中に、昨年度まで寮に在籍し現在4年生の武藤君よりバウムクーヘン(人数分・分配済み)の添菜がありました。また、本日、静岡県大応寺様よりみかん一箱を頂戴しました。寮生へのお心遣い誠にありがとうございます。