そうかん日誌 ~Du 11eme arrondissement de Paris

タイトルを「りょうかん日誌」から「そうかん日誌」に変更しました。

本年度上級生留意点

2014-04-06 | Weblog
3月31日の新入生18名の受け入れに先立って、3月29日に2年生以上全員(34名)を集合せしめ、本年度の生活面での留意点伝達のためのミーティングを持ちました。以下、その資料の抜粋を記しておきます。(作成:寮監)

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平成26年度初頭上級生ミーティング資料(抜粋)


概括

本年度の寮生数は計52名となった。この人数は新寮舎移転以来最多である。昨年度に続き、この1年の寮の運営にあたっても、食堂や浴室が込み合う、洗濯機がなかなか空かないなど困難な状況が予想されるが、総員協力しあい譲り合って良好な環境を維持できるよう努力すること。(洗濯機については本年度中に2台増設予定) 

既報の通り、寮運営委員会において、新入生の受け入れ枠確保のために、来年度からは日頃の生活態度、積極性等に鑑みて、次年度以降に残留できる上級生の人数を制限すること、及び、単位不足で2年次から3年次に進級できない者は在寮できないことが再確認された。今後、規則違反や懈怠による行持への不参加等は、人数制限のための重要な判断材料となることを各自よく認識のこと。

例年通り、本年度も、最初期に新入生に過度の負荷を与えることのないよう、また萎縮させることのないように充分に留意すること。特に最初期の指導のあり方に注意。上級生は、指導時に不必要に大きな声を出さないように。

本年度も4月5月中、余裕を持ったスケジュールを組んである。指導にあたって上級生は焦る必要はない。1年生は最初期は「お客さん」で良い。雰囲気に馴染むうち、だんだんと寮生活本来の厳しさを加えていくように配慮する。ただし、挨拶と返事の仕方だけは最初にきちんと指導する。ここを抑えないと後々まで締まりがなくなる。

寮生の本分は、寮内の公務を完遂し、行持を保つことにあり、これは外部の御寺院依頼の法務実習等に優先する。配役馴らしなどの公務に支障をきたす法務実習は極力受けないこと。毎週土曜日に清掃をせずに法務実習に行くことは認めない。スポット的なものは寮監の許可を得れば可。法務実習先にそのことを伝えること。

自分の法戦式等で竹友寮生に用僧を依頼して自坊に連れて行くことは原則的に認めるが、その際、その時期に寮の重要な行持(馴らしに数日を要するもの等)が重なっていないか充分に注意のこと。個人の儀式も重要だが、一旦寮生となったからは、寮全体の行持が最重要であることをよく認識しなければならない。自分の都合で他出することは当然のことではない。寮生に数日間の他出を要する用僧を依頼する場合は、できるだけ早めに寮監の許可を得ること。

指導一般

・ 謝罪の場合は「失礼致しました」、感謝の意を表す場合は「ありがとうございます」「ありがとうございました」とはっきり述べるよう、常日頃から指導されたし。「はい」「いいえ」だけで済む返答なら問題ないが、謝罪や感謝の意を伝える場合はそれだけでは不完全。

・ 本年度も、4月中旬に着付け指導の後、4月19日~25日の日程で着付け点検を行う。この1週間の間に、1年生の自室、ミーティングルームその他の場所で、上級生の点検を2回(2人)受けさせ、合格を得させることとする。基準は緩めでよく、完璧を期待しない。手先の技術よりは一連の流れを覚えさせることが重要であり、着こなしは、点検以後の日常の所作の繰り返しで習熟させればよい。同様に、五十七仏点検、飯台偈文点検(5月)、行鉢点検(6月)も行う。
・ 開枕罷の上級生の1年生の部屋への立ち入りは禁止する。用がある場合は開枕前に済ませる。
・ 1年生は、2階屋外の洗濯場の物干し台の内、右奥の2台を使用可とする。室内干し、ベランダ干しも可。
・ 各1年生の性格・特質等を早く理解するよう心がけ、均一な指導の中にもある程度の配慮をする。(健康上の問題等の考慮)  そのために必要があれば、なんでも気軽に寮監に質問されたし。

門限時間について

・ ゼミの懇親会、親戚との会食等、妥当な理由があれば、遅刻は認めるので寮監に相談のこと。

他出
・ 他出(外泊)、遅刻等、怠りなく届を寮監に提出のこと。帰寮日変更等連絡必須。
・ 他出は長期休暇以外に合計で最大10日を目安とし、連続8日を限度とする。1年生はできるだけ長期休暇以外の他出はしないことが望ましい。

廊下

・ 緊急時及び清掃中の公務に関する事以外、廊下での私語は慎しむ。

その他 

・ 寮内の電気機器については徹底して節電に努める。エアコンもできるだけ控え、使った場合は、部屋を出る際に必ず切ったことを確認のこと。
・ 班長会は不定期だが、昨年同様、寮監と寮監補佐、班長4人副班長4人で行う(食堂)。
・ 夏季、冬季、春季休業前、それぞれ授業最終日の翌日開枕をもって閉寮する。それ以降在寮を希望する者は寮監に申告のこと。理由が妥当な者についてはある程度まで在寮を許可。
・ 衛生係(責任者)は、洗濯場の衛生保持に留意怠りなく、長期間放置してある洗濯物については、受付に移動、一定期間(1週間程度が妥当)保管の上、引き取りのない物については廃棄する。

以上
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