2月20日のブログで愛犬のお話しをしましたけれど
あの後、血便・血尿と大変な状態で
3月4日に往診して頂き、血液検査をしましたら
尿毒症をおこしていて、腎臓が救いようのない程最悪な状態でした。
5日、6日と点滴をして頂きましたが
先生が「1週間はもしかしたら、もたないかもしれないよ。」と
とっても悲しい表情で仰いました。
「吐いて、とても苦しがるかもしれないから・・その時は連絡してね。」
私も妹も「・・・・」
先生は「点滴を続けても1~2日を延命するだけだからね。
それでも点滴が必要なら連絡して下さい。
レオちゃん、頑張れよ。」
何も食べ物を受け付けず、とても静かに寝ているレオを見ていると
本当に1週間は無理かもしれない・・
そんな諦めのような気持ちでいた8日頃、
姪から「レオね、今日はハムを食べたんだよ!」と嬉しい報告。
それから、1週間後の10日にはそれまで全く吠える気配すら無かったのに
かすれた声で吠えて食べ物を欲しがったのです。
奇跡の1週間越え。
そして、11日の震災後も被災者の方達の頑張る姿を応援するように
レオも日々懸命に生きています。
こんなに痩せるものかしら・・と思うほど、骨と皮だけになってしまいましたが
その分軽くなってくれたので、本当に介護がしやすくなりました。
床ずれが出来ないように、毎日身体を移動させるのも
妹と二人で軽々と「よっこらしょ!」です。
その自分達の姿が可笑しくて、つい笑ってしまい力が入らずレオを困らせることも(笑)
笑顔で介護を楽しむ日々です。
レオの両親、兄弟姉妹は警察犬です。
きっとレオもうちの子にならなかったら、立派な警察犬になっていた事でしょう。
被災地で救助犬としてお役に立てていたかもしれません。
だからこそ、きっと・・レオは頑張って生きているのだと思います。
レオがシェパードとしての、これが任務と思っているのかもしれません。
そして、
私達家族の祈りに応え、祈りは必ず届くことを証明してくれているのだと
そう私達は確信しています。
被災地の皆さん頑張って! 救助している方達も気をつけて、頑張って!