<大本山永平寺東京別院 長谷寺>
昨日は新規会社へ取引開始の為出張でした。
台風は大丈夫・・?なんて心配もありましたが
無事2件の仕事を終え帰宅出来ました
私の出張の楽しみといったら
神社・仏閣・美術館・博物館巡り。
取引先が3件以上だと諦めますが、2件なら走ります
普段全く計画性の無い私ですけれど、このときばかりは
時間割を念入りに考えて、お昼も食べずに
ます
8月はとても見たいものが目白押しなので、今から体力を温存しなくては・・
昨日は骨董通り近辺でしたので、「大本山永平寺東京別院」へ帰り道にお参りしてきました。
西麻布の住宅街に佇む「長谷寺」には麻布大観音の名で親しまれている、
「十一面観音菩薩」様がいらっしゃいます。
高さ約10m、樟の一木彫からなっていてそれはそれは美人な観音様
私はお線香とろうそくを灯し、般若心経と十句観音経を唱えてきます。
本当に都会の一角とは思えないほど、静かなひとときを堪能できます。
そこでの楽しみはもうひとつ・・いつもいらっしゃる御老僧にご挨拶する瞬間。
温かくて、優しいお顔だちに心から癒されるのです。
昨日も一通りのお参りが済んだあと、いつものお香を頂こうと近寄っていったら
「とっても静かにお参りをしていたから、いつお声をかけようかなと思っていたよ」
な~んて、如来様のようなお顔で微笑まれて・・
嬉しさのあまり、ぶっ倒れそうになってしまいました。
昨日は一日中、
でした。
友人からの贈り物 京都の清課堂さんの香立 私の一番のお気に入り
唐招提寺の開祖、鑑真和上さまは楽しむ香「空薫物」(そらだきもの)を
日本に伝えました。
仏に供えるための香とは区別して、趣味として自由に薫りを楽しむ香を
「空薫物」と言うのだそうです。何だか素敵な言葉です。
「薫物」は各種の香料を練り合わせて作った香で、この製法を
鑑真和上さまが伝えたと言われています。
香木自体を焚くよりも、自分好みの薫りを作る事で香を生活の中で楽しむことが、
平安貴族の教養としてのひとつの証だったのかもしれませんね。
それぞれのお寺にはそのお寺に相応しいお香が販売されています。
薫りから色々な時代をイマジネーションしながら
自分だけの空間を楽しむ・・なんていうのも、
大人女子の素敵な時間のつかい方
なんて思います。
さて、今夜の「空薫物」は何の薫りで楽しみましょう・・
光源氏にでも逢いにいってみましょうか・・