鞍馬寺の5月の御祭りに「五月満月祭」(ウエサク祭)があります。
五月の満月は特別な満月で 天界と地上との間に通路が開け
この夜は心の中の一番清く大切な願いをひとつだけ
心をこめて祈れば聞き届けられると言われているそうです。
今年はこのお祭りの真っ最中に満月になりました。
毎年五月の満月の日の19:00~翌朝まで三部構成で行われているそうです。
いつか私も祈りを捧げにウエサク祭に出かけたいと思っております。
今年は20:09分が満月でした。
鞍馬寺へは出かけられませんでしたので この時間に屋上で記念撮影
17日は雲が多く 朧月になったり 隠れてしまったりでとても風情がありました。
不思議ですね・・
この日の雲は月明かりで白さが際立ち 龍が月の回りで踊っているような
そんな感じがして 天界と地上を繋ぐ道案内のようにも思えました。
このお祭りの主旨は 私達ひとりひとりが心の中に秘め持つ清らかな魂にめざめ
心にともし火を輝かせて世の光明となる・・それをお誓いすることだそうです。
「秘め持つ清らかな魂・・」美しい表現ですね。
そして この日自宅で過ごす方達にも
「清浄な器に水を満たして月輪に捧げ 鞍馬山にて祭典の行われている時間に
瞑目合掌して心を沈め 尊天を念じて 自分自身のめざめと
生きとし生けるものすべての魂と平安と共生のために真剣に祈りを捧げて頂きたい」
と御願いしていらっしゃいます。
「清浄な器に水を満たし・・」水は輪廻という意味がありますから
命の尊さに感謝し それを捧げ 祈りましょうという事なのでしょうね。
来年の五月の満月の日 どうか 祈って頂きたいと思います。
私は20:10の記念撮影後 22:00~30分間屋上で瞑目合掌致しました。
どう表現して良いか・・
風が冷たい夜でしたが 何故か 涙がこぼれそうになる温かさを感じました。
そう・・幸せ。こんなシンプルな表現が最適かもしれませんね。
お月様を眺めていると あちらの世界へ旅立たれた懐かしいお顔と重なります。
そして いつも思うのです。
「うさぎさんの搗くお餅は美味しいですか・・?」って。