インテリアプランナー 学科Ⅰインテリア計画
インテリア計画総論(1)19/10/04(01)アンピール洋式はナポレオン1世時代の格好で細動の高いファブリック素材とシンポリックな形態に古代ローマや古代エジプトの装飾モチーフを取り入れた豪壮なデザインが特徴(02)チッペンデール洋式はイギリスの市民階層まで流行した格好で椅子はリボンで編んだような木製の透かし彫りの背凭れが特徴(03)ルイ16世時代の様式。ルイ14洋式はフランスのバロック様式を言い豪華な装飾が特徴で椅子の脚部にH型やX貫きと装飾が在るルイ15世洋式はロココ様式とも言い脚部のガブリオールレッグの曲線的な形態が特徴(04)ゴシック様式の椅子は背凭れが高く座面がチェスト形式でリネンフォールドの折り布装飾やトレサリーの窓装飾などが装飾として施されている(05)木割は必要寸法を原本に墨付ける技術で室町時代終期から安土も桃山時代に完成した日本建築の伝統を形作った木割の図は『匠明殿屋集古法の1608年である
インテリア計画総論(2)19/10/04(06)黄金比の黄金分割は在る線を二分した時に小さい部分と大きい部分との比率が大きい部分と比例に等しくなるような分割比の式=A:B=B:(A+B)を言う(07)モデュロールは建築家のル・コルビジェが考案した寸法体系で人体寸法を基準に形成されている(08)エンタシスは円柱の中部から上部にかけて細くした形状で下から見上げると真っ直ぐに安定して見えると言う錯覚を考慮した形状の事(09)ドリス式のものは柱頭は受け皿型であり柱が太くて短い溝彫りを持ち男性的で素朴で力強いオーダーであるギリシャのパルテノン神殿で用いられる(10)イオニア式は柱頭の渦巻き装飾の特徴を備えドリス式と異なり礎盤の上に立っている優雅で女性的とされる
インテリア計画総論(3)19/10/04(11)ドスカナ式はコンポジット式と異なる彫りも無く最も簡素な様式である。コンポジット式とはコリント式の柱頭の上部にイオニア式の柱頭の渦巻きを配置した形で装飾性の強いオーダー(12)コリント式は細身の柱身とアカンサスの葉を象った装飾的な柱等を特徴とする。草の模様型の柱頭に女性的なイオニア式とは異なるフォーマルな細かい装飾が施されている(13)ゼッションは西暦1897年にウイーンでヨーゼフ・ホフマンを中心として結成されたグループで美術界の権力から分離しようとした事から名を付けられた(13)アーツ・アンド・クラフツ運動は当時流行し始めた機械商業主義に反し民衆の生活に根ざした時代の様式を守ろうとした運動で西暦1800年来中期にウィリアム・モリスが主導した大衆の生活に根ざした設計職人と共に築こうと考え家具や調度品を製作した(14)デ・ステイルは西暦1917年にオランダで発行された雑誌明に由来する明瞭で幾何学的更に抽象的な空間構成に特徴がありリートフェルトの椅子が有名。
インテリア計画総論(4)19/10/04(14)マルセル・ブロイアーはバウハウスの第一期生でありアメリカで活躍したプロダクトデザイナーおよび世界で初めてのスチールパイプを曲げてデザインしたワシリーチェアが有名(15)ドイツ工業連盟は西暦1907年ミュンヘンで結成され機能的で経済的な設計を目指し規格化を推進した。ペーター・ベーレンスのダービン工場や照明器具が有名(16)一般的に車椅子通行可能で入り口幅は0.8m以上とされて高齢者障害者移動等の円滑化促進に関す法律というバリアフリー法で定められている(17)エレビータ乗降ロビーは車椅子方向転換ができることが必用で車椅子が回転できる物理的最小直系1.5mが適当バリアフリー法でも乗降ロビー幅と奥行は1.5m以上と定められている(18)車椅子回転できる物理的最小回転直系1.5mを確保し手摺ベビーベッドを取り付けて計画すると概ね2mx2mの内法寸法で計画できる。
インテリア計画総論(5)19/10/04(19)一般的に車椅子からベッドや便器等へ移る場合乗降しやすい様に車椅子の座面と移る高さを揃える(20)車椅子使用者コンセントは使用時に車椅子に乗った状態で手が届く高さとする必要が在るので0.4m~0.45mが望ましい(21)老人性白内障は白は黄目、青は緑に近く見えることが医学的に確認され白内障の場合色の識別しやすいよう配色計画に注意が必用(22)2R+T=0.55m~0.65m自然歩幅は関係式としてよく使われる。R=蹴上げ寸法、K=踏面寸法である(23)バルコニー手摺は転落防止配慮必要あり記述に於ける手摺子感覚0.0.11m未満を採用し転落防止用手摺手摺子の相互間隔が乳幼児がすり抜けることが無いようにする必要が在る。
インテリア計画総論(6)19/10/06(24)パーソナルスペースは個人を取り巻く目に見えない縄張りのような領域を言うこれを侵されると不快に感じ座席配置に関係する(25)アフォーダンスは環境が動物に与えるものを意味し物の姿や変化などの特徴がその取り扱い方やそのこら促される行動についてのメッセージを意味し物の姿や変化などの特徴がその取り扱い方やそこから促される行動についてのメッセージを意味し物の姿や変化などの特徴がその取り扱い方や其処から促される行動についてのメッセージを発しているという考えに基づく設計に於ける人と物の関係性を示す概念(26)モデュールは建築等を設計する際に用いられる基準寸法で建築部品の工業化としてアルミサッシの寸法とも関わりが深い(27)流動係数は道路の幅員と関係が深い流動係数Neffは単位幅の出口を単位時間に通過する人の数を表すもので避難設計に用いられる重要な指標
インテリア計画総論(7)19/10/06(28)向かい合い型の椅子配置は対面式の位置関係でソシオペダルと言うがソシオフーガルは同一空間に於いて関係性を避けようとする背面式の位置関係を言う(29)ウェイファインデイングは道を見つける事つまり自分が何処に行けば良いか分かり易いかどうかが問われるので図書館の開架式書架の配置に関係する(30)グリット・プランは柱や壁の配置に関係するグリットプランは基準寸法に基づいた格好の上に建築物の柱や壁を配置していく設計手法でモデューラーコーディネーションのシングルグリット押さえに当たる(31)コンバーションは既存の建築物の用途を変更して再利用する事なので工場から商業施設への転用に関係が在る(32)全熱交換式は空調の排気と外気の給気を熱交換する事により外気負荷を軽減する事を目的とした換気装置である。冬季に外気冷房を主目的とする場合熱負荷の大きいコンピューター室などで全熱交換機が働くと室外へ排出すべき熱負荷が熱交換により
インテリア計画総論(8)19/10/06(32)室内にとどめられるため反対の働きとなり十分に省エネルギーの効果を得ることが出来ない(33)空調排気と外気の給気を熱交換する事により外気負荷を軽減する事を目的とした換気装置冬季に外気冷房を主目的とする場合熱負荷の大きいコンピューター室等で全熱交換機が働くと室外へ排気すべき熱負荷が熱交換で室内にどどめられ高エネルギーの動き(34)室内の温度制御方式として定風量方式のConstantAirVolume=CAVと変風量補方式VariableAirVolume=VAVがありVAV方式の方が熱負担の変動に応じて送風量を制御する事が出来るため省エネルギーで在る(35)家庭用燃料電池とは燃料改質装置を用いて都市ガス、ロープロパンガス、灯油等から燃料となる水素を取り出し空気中の酸素と反応させて発電し発電時の排気を給湯に利用するシステム(36)自動水栓は蛇口に手をかざすとセンサーの働きが自動手的に一定量の水を流すもので蛇口に触らず手洗いが出来る為衛生的で在ると共に自動的に止水し流し放題を防ぐ為節水効果が在る
インテリア計画総論(9)19/10/06(37)無いとバー時は夏期や中間期の夜間や早朝時の空調時間外に室内により低温の外気を室内に取り入れ室内の空気を排出し建物内部や躯体に昼間蓄積された熱冷却し冷房立上時冷房負荷軽減する省エネルギー外気温度が低い(38)VWV変水方式VAV変風方式は必要に応じポンプや送風機等の運転を調整することが出来搬送動力を節減できる(39)外部から熱的影響を吹けるベリメーターゾーンの設定温度をインテリアゾーンより高くするとインテリアゾーンでは冷房を行っている為境界部でミキシングクロスという混合損失という冷房負荷が増える現象が起こる(40)換気量が最大の想定在室人員で設定されていると冬季では取り入れ空気を温めて加湿する空調エネルギー夏期では取り入れ空気を冷やして除湿する空調エネルギーが大きくなるこの事から在室人員に対し換気量調整し取り入れ外気量を減らすことにより空調エネルギーを節減することが出来る
インテリア計画総論(10)19/10/06(41)全天照度は直射日光を含まれないので明るい薄曇の時の方が雲に因る乱反射により天空光が増え良く澄んだ快晴の時より大きくなる(42)昼光率は自然採光のの良し悪しを判断指標で全天空照度は天空光室外平面照度と室内の在る一点の水平面照度の比で開口部の位置や大きさ開口距離室内表面反射率等に決まる全天空照度のみが変化しても同じ比率で室内水平面照度も変化し全天大小無変化(43)演色性照明はによる物体色見え方決定する光源性質で演色評価数は演色性を評価する数値でアールエー=Raで表される基準光と同じに見える場合をRa100としRa100に近いほど演色性が良いとされるが白熱灯はRa100、三波長形蛍光灯Ra88(44)色温度は光の色を表すのに使用される数値のことで色温度が低いほど赤みがかり色温度が高くなると青みを帯びる(45)昼光率は全天空照度と室内の在る一点の水平面照度比であり室内表面反射率は昼光率を決める要素の一つである事から昼光率と反射率は関係が在る
インテリア計画総論(11)19/10/06(46)明るさの変化への対応を順応と言って光量の多い環境から少ない環境へ変化した場合に徐々に視力が確保されることを暗順応と言うが明順応より時間が掛かる(47)光の量や光の方向は物の見え方や室内の環境を左右する(48)照度が同じであっても内装材の表面が白色に近く光沢が在るほど光の反射が大きくなる為明るさを強く感じる逆に表面が黒く光沢が無いほど反射率が小さくて暗く感じる(49)残響時間を求めるセイビンの式は室容積V[m^3]室内の平均吸音率α室内の表面積S[m^3]とした時残響時間T[sec]はT=0.161・V/(α・S)で表される(50)多孔質材料はグラスウールやロックウールに代表され繊維に多数の隙間や連続気泡がある材料を言い音即ち空気の振動を材料内部に吸い込み熱エネルギーに変換させる事により吸音するその為特に振動数が大きい音領域の音に対する吸音率が高い(52)音響透損失は材料に入射音と透過音する強さの差で遮音性能を表す音響透損失は材料の密度が大きいほど材料の厚さが厚いほど音周波数が大きい高音に大きくなる
インテリア計画総論(12)19/10/06(53)遮音性能はD値の空気音遮音数値で表されて日本工業規格のJISで等級が定められており等級の数位置が大きいほど遮音性能が優れているDr値は実際に必要とされている遮音性能の設計目標値を表し設計時はこの値に基づき構成部材と工法を選定する(54)マンセル表色系に於ける明度は完全な白を10完全な黒を0として表示される(55)マンセル色立体は円周上に色相縦方向に明度は上高明度灰色の中心から放射状に彩度外周は高彩度を示すか色相によって彩度が異なるので凹凸形状になる(56)色相環で対角線の反対側を補色と言い補色関係のある2色を混ぜ合わせると無彩色になる(57)380NM~780NMの波長が可視光線と呼ばれ波長が長くなるにつれ光の色は紫青紫青緑緑黄緑橙色赤に変化する暗所視は短波長に対し高感度特性赤<青 明度(58)温熱的な快適性は環境要素として空気温度、湿度、気流、放射温度に人体側の要素に代謝量、着衣量を加えた六要素で評価される(59)人間の安静時の座位の代謝量は58.2[W/m^2]とされる人間の体表面積は役1.7[m~2]とされており一人当たりの代謝量は58.2×1.7≒100[W]となる
インテリア計画総論(13)19/10/06(60)予測平均温度(PMV)は快適方程式に基づき環境温度を温冷感尺で評価、予測平均温冷間PMVは温度ではなくその環境の温冷感は暖かさ涼しさの程度を3~-3の数値で表しSET*は気温湿度気流放射量着衣量を元に気流の無い標準環境に相対湿度50%と同じ体感気温表(61)夏至に於ける太陽は一年の内最も高い位置通過する為窓面の様な鉛直面が受ける日射量は太陽高度が高い南中前後より東西方向からの太陽高度が低い時間帯の方が大きい(62)外壁に室内側に生じた結露の原因は外壁室内表面温度が室内空気の露天温度より低くなる為である外壁の断熱により露天温度より室内側表面温度を高いすることが結露防止に有効である(63)内側のアルミサッシの気密が低いと二重窓内部の空気が室内空気影響を受け外側サッシの内側に結露が発生する可能性が生じる(64)結露防止の為露点温度を下げる有効でその為に絶対湿度を下げる必用が在る(65)結露を防止するためには室内空気の水蒸気量を減らす事が重要で換気量を増す事で水蒸気量を減らす事が結露防止に有効
インテリア計画総論(14)19/10/06(66)A=種別B=給気C=排気D=室内圧E=摘要ア=第一種イ=第二種ウ=第三種(A)(ア)機械(A)(イ)機械(A)(ウ)自然(A)(ア)機械(B)(イ)自然(B)(ウ)機械(C)(ア)自由(C)(イ)自然(C)(ウ)機械(D)(ア)自由(D)(イ)正正(D)(ウ)負圧(E)(ア)逆・排風機の風量により室内圧を自由に設定(E)(イ)外部から汚染物質流入を嫌う清浄室や燃焼用空気が必要なボイラー室に採用(E)(C)室内発生の匂いや水蒸気を周囲に漏らしたくない暖房や便所に適す機械換気は送風機や換気扇等によって室内外に気圧差を作り出し換気を行うものである給排気の方法によって3つに分けられるが第三種は室内負圧に外部の空気流入に室内への汚染空気流入には適していない(67)ホルムアルデヒドは実験により温度と湿度が高いほど揮発しやすい事が知られる空気音度が10℃上がると気中濃度は倍になり湿度が1%上がると空気濃度が1%上昇すると言われる(68)建築基準法施行冷129条-2-6に中央管理方式の空気調和設備を用いた居室に於ける環境基準を定めており浮遊粉塵量は概ね0.15mg/m^3(69)汚染物質の排気は汚染物質が拡散前に汚染源に出来るだけ近い所から吸い込み排気する局所排気が有効
インテリア計画総論(15)19/10/06(70)水道法により給水栓の蛇口に於ける飲料水は遊離残留塩素を0.1mg/Lの統合残留塩素の場合は0.4mg/L以上保持し塩素消毒をする事が規定されている(71)第三種換気方式は機械排気と自然給気による換気(72)トラップを二重に設けると排水の流れに支障をきたす畏れがあるので如何なる場合も二重に設ける事は禁止されている(73)四管式ファンコイル設備方式は冷水と温水を同時にファンコイルに送る事ができるのでゾーン毎に冷暖房を切り替え運転可能(74)フラッシュバルブは弁を押すと一定量の水が流れる定流量弁の一種で給水管に直結されているので連続して使用できる(75)クロスコネクションは飲料水の給水給湯系列とその他の系統は各種水管やガス管とが配管装置により直接接続される(76)レジオネラ菌はレジオネラと言う異名を持つ菌に感染するとレジオネラ肺炎や自然治療型のボンアティック熱と呼ばれる病気が発症する菌は冷却水や給湯水内で発生する事が多く水温20℃~50℃で活動するため給湯設備では湯度を60℃程度維持必用(77)トラップは器具一個に対して一個が原則である二つ以上のトラップが同一系列に在るとトラップ間の空気が密閉状態になり無通気で排水の流れが阻害される為如何なる場合もトラップを二重に設ける事は禁止されている
インテリアプランナー 学科Ⅱインテリア装備
インテリア装備(1)19/10/20(01)木造建築物の床組みは1回では束立て床下地二回以上では梁の上にねたを置くなどの階上床下地が主な物である。デッキプレートは角波型に成形された鋼板で鉄骨造の床屋根等の下地に用いられる。(02)梁構式床は基礎またはスラブの上に根太等を組んで床仕上げとの間に空間を作る構法を言う・コンクリートスラブ等で床仕上との間に空間を作らず直接仕上材を施行する者は非架構式床または直床と呼ばれる。(03)フリーアクセスフロアは二順の床を作って間の空間に配線する仕組みである。規格寸法の支持脚、床板、仕上材等を組んで行くシステム床で、必要な部分の床版を開けて床下の配線変更が出来るので家具のレイアウト変更に対応しやすい。(04)鋼製下地であっても暖衝材を用いて弾力性の在る床を作る事ができる。(05)開口部を構成するものを建具と言い建具は戸と建具枠で構成される可動部分を戸と言い戸の周囲で戸を支持し壁等の建物側に固定される部分を枠と言う。大壁造の洋室で建具枠の室内側に壁仕上げとの見切りをした為に設ける化粧枠を額縁と言う。大壁造は柱を覆って仕上る壁の後構法でこれに対し柱を見せて仕上げをするものは真壁造と言い伝統的な和室壁の構法である。
インテリア装備(2)19/10/20(06)真壁造の和室で床の間の地板と真壁の取り合い部には地盤面より少し持ち上げられて雑巾摺りが設けられる。畳み式の場合の取り合い部には畳み面と同じ高さに畳み寄せが設けれる。床の間に限らず真壁造の和室では板張畳敷の場合其々同様に収められる。(07)壁が床と取り合う部分には幅木が設けられる。幅木の主な役割は壁の下部が損傷したり汚れたりするのを防止する事であるが施行上壁の仕上げを見切って納めたり施工後部材の収縮や反りで取り合い部に隙間が出来ないようにする役割も持っている。壁面より前に出た出幅木とするのが一般で期であり奥に下がった入幅木とすることも在る。(08)階段は段板蹴込板ささら桁等の構造体と手摺手摺子等で構成され蹴込板は段板と段板の間を塞ぐ物で視線遮断や埃落下の防止乳幼児の転落防止の役割があり壁との関係は少ない。(09)手摺の高さには昇降時につかまりやすい高さとして0.75m~0.85mが適当とされる。(10)住宅の階段の有効幅は建築基準法施行令23条1項により0.75m以上とされる。手摺の張り出しは10cm程度除外できる。(11)直階段と踊り場を組み合わせた曲がり階段で踊り場にも段差をつけた場合は危険が伴うので廻り段は階段の下部の低い位置が良い(12)同一階段で上げ寸法を変えると階段昇降時転倒や躓き原因となる。蹴上げ寸法は同一階段では同じに設定する。
インテリア装備(3)19/10/20(13)A=吊り木B=野縁受けC=野縁D=板の縁(A)梁や床根太から天井を吊る吊り材で木製で吊り木という(B)野縁を取り付ける為に吊り木に野縁受けが付けられる(C)野縁受けに付けられ天井面になる板類を打ち上げる(D)吊り木野縁受け野縁に合わせ板野縁を使う。(14)合成樹脂性のサッシはアルミ等の金属製に比べて熱伝導率が低く断熱性が高まる。(15)機密性を高める目的には引き違い戸より開き戸の法が有効。(16)トップライトは天窓の事を指し屋根そのものに付けられる窓で換気開閉は有効。(17)木造住宅用サッシには内付け半外付け、外付けがあり柱を見せて仕上る真壁の和室は外付けサッシが適切。柱の太さ全てが室内側となり障子等の建具が美しく収まる。(18)腰窓は0.8m~1m高さから始まり0.9m程度程の窓を指す。(19)ハイサイドライトは垂直面の壁面に設けられ天井の高さと殆ど変らない。図は斜め傾斜屋根に垂直の窓を嵌めこんで、その下に水平屋根が付く。(20)掃き出し窓は箒で掃き集めた室内の塵埃等を外に掃き出せるような床面から開口部が始まる。(21)米ウインドウは壁面から外に張り出した窓を指し、出窓と同じような意味で使われ、大型の物を指す場合が多い。平面形状が弓形に張り出しているものはボウウインドウとも言う。
インテリア装備(4)19/10/20(22)スーパーレジェーラは女性が小指でも持てる程軽いと言う事からこの名が在る。フレームには弾力性に富むトネリコが用いられ脚の断面形状には構造上最小限まで削り取られた三角形をしている。作者ジオポンティはイタリア建築家で雑誌ドムスを創刊した。(23)バロセロナチェアの座面及び背凭れは革張りで造られ背との座面にはキルティングさらた革のクッションが乗る此の椅子は1929年バロセロナ万博のドイツ館に来館するスペイン国王が座る為に作られた。作者ミースファンデルローエはバウハウス最後の学長だったが1938年にアメリカに移住し世界大戦後アメリカで活躍した。(24)シェルチェアと言うダイニングサイドチェアロッドはプラスチックを一体型した座面とエッフェルと言うスチール脚部の組合せ。座面は元型はFRP製だが現在はポリプロビレン製と成っている。チャールズイームズはアメリカのミッドセンチュリーデザイナーの代表者である。(25)寝椅子で背と座の連続したフォルムと其の大きな曲線で結んでいる。本体部分がベース部分の置かれた形となり座る姿勢で角度が変えられる。フレームはクロームメッキ仕上のスチールパイプでベース部分は焼付け塗装のスチール平板身体に触れる背と座の部分は毛皮仕様。ルコルビジェはフランスの建築家で家具はインテリアデザイナーであるシャルロットペリアンと共同。
インテリア装備(5)19/10/20(26)書院造の流れを汲む座敷では鳥居の上に長押が取り付けられる。(27)標準的な床では落とし掛けは長押上部より上げて取り付けられる。長押は床柱に取り合う部分で連続しくなり木口を見せず丁寧な仕事では雛留め、枕さはぎという細工される。(28)和室の真壁の取り合い部には柱面と壁面とのちりの幅に隙間が生じそれを塞ぐよう畳寄せが設置される。畳み寄せは一般的に畳み面と同じ高さのぞろに揃える。(29)壁と天井が取り合う部分には廻り縁が設け、其の機能は部材の細部を収め施工時、施工後の誤差を吸収する。また隅角部を真っ直ぐに見せる事も周り縁の重要な役目である。(30)シングル、ダブルのサイズ呼称はJIS規定ない大きさは幅が概ね1300~1500mm物のを指す。マットレスの呼び寸法はJISにより長さは1950と2050mmの2種類と幅が820、980、1200、1400、1520の6種類。公差の許容差も設定されている。尚ベッドのサイズはマットレスの呼び寸法に準じる。
インテリア装備(6)19/10/20(31)暖衝材にスプリングを使ったマットレスをスプリングマットレスと言い、コイルバネを直接鋼線で繋ぎ合せた連続バネ式と一つづつ袋に入れコイルバネを多数繋ぎ合せたポケット式と2種類がある。(32)ベッドボードとフッドボードの両方が揃っているベッドはヨーロピアンスタイル、フッドボードが在ってもフッドボードの無いベッドはハリウッドスタイルと呼ばれる。(33)ギャッジベッドは高さや背の角度を調節できる機能を持つベッドで起き上がり体位転換の補助体位の維持が出来る。手動と電動式が在る。(34)額縁はドアや窓などの開口部の室内側に枠周りと壁面仕上げ見切りとして取り付ける細い部材を指す。(35)フラッシュ度は軽量で狂いが少なく広く用いられる。(36)フロント面とはドア端部面を揃えて収められる箱錠の施錠面を指す。(37)軸吊り金物の内自動閉鎖機構の無いものは軸吊り丁番またはピボッドヒンジと呼ばれる。(38)舞良戸は和風板戸の一種で四周の戸框の内側に薄板を嵌め表または表裏に舞良子と呼ばれる細い桟を規則的に取り付けたもの。蔀戸は平安時代の建具、格子を組み付けた板戸で上辺を回転軸とし水平に跳ね上げて開ける建具。
インテリア装備(7)19/10/20(39)格子戸は格子を組み込んだ引き戸や嵌め殺し戸で素通しの他用途によってガラスやアクリル板を嵌める。格子の割り付け方によって呼び名があり5本の戸貫きが、9割を3本1割を2本の物は連子格子戸と呼ばれる。(40)格子の間隔が均一な等間隔だけでなく違った寸法の間隔を組み合わせて配置を行う方法を吹き寄せと言う。大小二種類の間隔の格子を組み合わせた障子は吹き寄せ障子と呼ばれている。(41)襖は縁を見せる縁付き襖と周囲を襖紙で張り包んだ太鼓張り襖が在る。(42)絹麻綿等の天然繊維ポリエステルレーヨン等の合成再生繊維を主原料とした壁紙であり、織り方は平織り綾織等が在る。(43)紙を主素材として表面に印刷や凹凸系J法を施したものである。(44)不燃性能は必ず仕上材料と下地材施工方法との組み合わせで認定される。異なった不燃性能の組み合わせの場合、最も低い性能に合わせて認定する。(45)ビニール壁紙は施工が容易く安価で様々なデザインが楽しめるので広く用いられている。(46)珪藻土は珪藻の殻の化石で出来た岩石を粉砕したもので小孔が多数空いている為吸放湿性吸音断熱に優れている。
インテリア装備(8)19/10/20(47)石膏プラスターは焼石膏が主原料で必要に応じて混和材料や増粘剤凝結遅延材等を混入している左官材料。防火性能に優れているが耐水性が無く浴室や厨房等の水や蒸気に触れる場所、地下室倉庫等湿度の高い場所に適さないので使用できない。(48)伝統的な土壁である小舞壁は竹を細く裂いて格子状に組み荒塗り中塗り上塗りと塗り重ねて仕上られる断熱性や調湿性等に優れる。(49)折りたたみ傘が展開したような形のアルベルトチュウレが1925年にデザインしたアールデコ様式の照明器具。アールデコ様式は幾何学図形を装飾に用いた事が特徴の一つで建築インテリアのみ成らず工芸やポスター服飾等幅広い分野に広がった。アールヌーボーとは1800年来から1900年初頭にかけてヨーロッパ各地に流行した芸術様式で植物モチーフの流曲線の特徴。(50)デンマークのポールヘニングセンが1958年に設計したコードペンダントでPH5と呼ばれPHシリーズの一つはアルミセードの重なりに因る柔らかな反射が美しい。(51)オランダのリートフェルトが設計した照明器具は其の地のモダンデザイン運動デ・スティル派の中心人物で板と角材で構成した椅子レッド&ブルーの作者でも在る。
インテリア装備(9)19/10/20(52)イタリアのアキーレカスティリオーニが1978年に設計したコードペンダントは中央を丸くくり貫いた円盤状セードにより器具の直下を明るく照らし周辺は間接光に因る柔らかい光とした照明器具はFRISBIフリスビーと言う名称で知られる。(53)ウオールウォッシャ照明はダウンライトの一種で壁面に光を集める為に特定方向を照らせるよう反射板を付けた物。演出効果を考慮して壁面と距離などの方向性を決める。(54)天井照明は光源を天井や壁等に組み込む建築化照明で柔らかい照明効果。(55)間接照明は光源から出る光を天井壁等に反射させ其の反射光によって照明する方法でグレアの無い柔らかな光源が得られるが照明は天井や壁の反射率の影響を受ける。高明度N8程度の仕上げでも6割程度の反射率なので直接照明に対し効率が悪い。(56)タスクアンビエント照明は個々の作業域を照らすタスク照明と其の周辺では必要最小限の照度グレア防止等目的でタスク照明の3分の1から10分の1程度を確保したアンビエント照明を併用した照明方式。目の疲れを軽減しながら省エネルギーを図る。(57)バーチカルブラインドは縦型ブラインドと同じで縦長の羽根のルーバーを回転させて光量や視界を調節する。ルーバーはガラス繊維や各種繊維素材を使用したものが多い。
インテリア装備(10)19/10/20(58)ベネシャインブラインドは水平の薄い羽根はスラットの角度を調節して日光や視線を遮る。スラットはアルミ製の物が多くプラスチックや天然木の物も在る。(59)ロールスクリーンやロールブラインドは巻取りにより昇降させるスクリーンで一枚の面で覆う素朴さや布の風合いや色柄を生かせるのが特徴。対しローマンシェードは布地を縦方向に折りたたんだりギャザー寄せしたりして上下に開閉する方式の物で在るがギャザー寄せ方により装飾性の高い演出する。(60)プリーツスクリーンやプリーツシェードは折り畳みに因る上下開閉式の者で生地は不織り布を加工したものが多く和洋どちらの風合いにも合わせやすい。(61)ウエイトテープはカーテンの裾に縫いこむ重りの内帯状のテープ状の物(62)カーテンで言うランナーに当たる部位はキャリアーまたはキャリアフックなどと呼ばれる。(63)JISでは鋼製とアルミ合金が同じ項目にありアルミ→プラスチック→木製。(64)ドレープは厚手の織物カーテンの事でレースとは織物ではなく編み物で糸の絡み合い糸掛かりにより隙間を作ったもの。
インテリアプランナー 学科Ⅲインテリア施工
インテリア施工(1)19/10/22(01)石膏プラスター塗りは調合された石膏プラスターに適量の水を混ぜて施工する。水硬性で膠質材(にかわしつざい)等の凝結時間調節材を混入してあり下地は乾燥している事が良い。(02)乾燥したコンクリート下地の場合塗りつけたモルタルから急激に水を吸収するのでモルタルが十分に強度を出す前に脱水し収縮亀裂したり浮き上がったりする原因になる。防ぐ為に下地のコンクリートに予め給水調整剤を水で希釈して塗布する事が適切処置。(03)モルタル塗りの各種調合の割合は下に塗る物程富調合として強度を大きくするのが原則。モルタルでセメントの単位容積当たりの使用料の多いものを富調合と言う。(04)セルフレベリング材は硬化する前に風が当たると表層部分だけが動いて硬化後皺(こうかごしわ)が発生する場合が在るので開口部を塞ぐなどして通風を防ぐ必用が在る。(05)合わせガラスは二枚かそれ以上の板ガラスの間に透明で接着力の強い樹脂中間膜を挟み加熱圧縮した物飛散防止性能対貫通性能が在るため高層階のバルコニーの手摺面材に使用できる。
インテリア施工(2)19/10/22(06)異種の金属接触する時電気分解に因る化学変化によって腐食を起こす。接触部分ではこの電解腐食を避ける必要があり電気的絶縁の為に塗膜処理するのが良い。(07)ガラスブロックの取り合い目地は原則1cmとする曲面施工では外側1.5cm以下内側0.6cm以上としてエキスパション目地は1.5~2.5cmとする。(08)公共建築工事標準仕様書(一社公共建築協会ではフラッシュ戸の表面積の厚さは特記により特記がなければ普通合板2.5mm以上天然木化粧合板3.2mm以上特殊加工化粧合板2.7mm以上としており普通合板の板厚は4mmで良い。(09)次の各号の塗装をしない。①5℃以下②湿度が85%以上③降雪雨または塗装乾燥までに畏れの在る④塵埃(じんあい)の多い⑤炎天で塗装物温度が高いまたは塗面に泡。(10)研磨紙刷りは塗装の素地ごしらえの最終段階に行う行程で下地塗装やパテなどの硬化乾燥後行う。(11)素地含水率が低い方が塗膜の付着制覇向上する、木質系素材場合含水率平衡含水率15%近くまで乾燥する。標準仕様書JASS18は18%以下標準。
インテリア施工(3)19/10/22(12)合成樹脂調合ペイントは含まれている油成分がアルカリと反応し変色し軟化しアルカリ性の素材に不適。コンクリート素地には耐アルカリ性合成樹脂エマルジョンペイント等を用いる。(13)タイル張り前の下地検査は浮き、亀裂、硬化度、乾燥度、汚れ、面の精度は必須である。尚レインタンスはコンクリート表面上に石灰石や骨材の微粒子が水分と共に浮き出して堆積した泥膜層を言う。(14)午後及び午後のタイル張り付け開始時に張り付けたタイル張り付けを直後に剥がし下地と張付けモルタルの接着状況を確認する。(15)公共建築工事標準仕様書は一社公共建築協会の標準仕様書では伸縮調整目地の目地寸法は特記に因る。特記がなければ幅深さ共に1cm以上としており、此の記述の伸縮調整目地の幅は5mmでは足りない。(16)標準仕様書では張り付けモルタル一回の塗付面積の限度は二㎡以内として且つ二十分以内に張り終える面積としている。また公社日本建築家協会では塗付面積限度は三㎡以下とし一回の塗付は三十分以内に張り終える面積。
インテリア施工(4)19/10/22(17)ビニール床シート製品は現場にロール巻き状で搬入される。巻き癖が残っている場合に在るので施工前にはまき癖をとる必要が在る。(18)建築工事共通仕様書の公社日本建築家協会では釘の長さは打ち付ける木材厚の二倍半から三倍但し板厚1cm以下の場合は四倍を標準とする。標準仕様書は釘の長さは原則として打ち付ける板厚の二倍半以上としている。(19)図は下向き65℃で1.5cmの中央7.5mmで折り返し三角。デーパーボードのジョイント部分の下地処理は標準仕様に依ればジョイントのテープとセメントを用いて幅二十cmから二十五cm程度に薄くジョイントコンパウンドを塗広げ平滑仕上げ。(20)薄手の壁紙を上張りする際部屋の窓側から光が差している時張り代の重ね厚の影が出来ないように光の来る側から張り始め重ね張りしていく。重ね代は一般的に一センチ程度が適当。(21)カーテンレールのダブルレールは十八センチから二十センチとする。(22)ブラケットの間隔は実際にはレール形状や強度荷重条件等に因り異なり一般に直線レールは六十センチ程度が採用されている。
インテリア施工(5)19/10/22(23)一般に遮光や遮音断熱の為二十センチ重ねる。(24)カーテンウエイトにはウエイトとそのテープの二種類が在る。ウエイトはカーテン両端の裾部分に取り付けるステンレス版などを指す。ウエイトテープはチェーン型等あり裾全体に入れプリーツ保つ。(25)共通費は仮設費と諸経費の現場経費と一般管理費から構成される。共通仮設費には仮設物資整理清掃費機械器具費等が含まれ現場経費には労働管理費保険料従業員給与手当てが含む。一般管理費は企業の持つ多くの工事現場を総合管理し本社支社経費。(26)設計数量は設計図書に表示されている個数や設計寸法から算出した数量で実際施工の為の割り増しを含まない数量を言う。積算の数量にはその他に所要数量と計画数量がある。所要は木材が該当し、計画は設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量また鉄筋鉄鋼津木材などが是に該当する。計画数量は設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量を言い、仮設数量や土工数量等が該当する。(27)化粧壁のリブ厚みが仕上各部分の凹凸が5cm以下の物は凹凸の無い仕上げと看做し平面として計測する(28)間仕切り下地の梁との取り合いまたは配管配線器具などに因る欠除面積が1箇所当たり0.5㎡以下の時は原則としてその欠除はないものとする建具類の内法寸法による開口部の面積を差し引いた面積とする。開口部面積が1箇所当たり0.5㎡以下平仕上。
インテリア施工(6)19/10/22(29)請負者は発注者が前払いを遅滞した場合発注者に対して書面を以って相当の期間を定めて催告しても尚解消されない時は工事を中止できる。連合協定工事請負契約約款32条Ⅰによる。(30)約款13条Ⅳは工事材料及び建築設備の品質については設計図書に定めるところに因る。設計図書に其の品質が表示されていない時は中等の品質の者とする。(31)請負者は工事を完了したときは設計図書の通りに実施されていることを確認して監理者に検査を求め監理者は速やかに請負者の立会いの下検査する。約款23条Ⅰによる。(32)請負者は施工について図面仕様書の通りに実施されていない部分が認められる時は監理者の指示によって其の費用を負担して速やかにこれを補修または改造する。約款17条Ⅰによる。(33)ニ液性エポキシ樹脂エナメル塗り仕上げはコンクリートとモルタルの仕上に用いる。(34)陽極酸化塗装複合革膜仕上はアルミニュウム(合金)に対して行われ電気化学的表面処理の一種で電気分解により表面に酸化アルミニュウムの被膜を生成させる。
インテリア施工(7)19/10/22(35)びしゃんは石材やコンクリート表面を叩いて粗面に仕上る鉄槌で土の面には四角形状の突起が格子状に並ぶ。(36)モノシリック仕上は床コンクリートで打設後硬化しない内にモルタルで押さえ躯体のコンクリートと一体化して表面仕上げする。(37)石材は機械により石を切断し其の表面の挽割面を荒磨き→水磨き→本磨きの順に仕上る。(38)荒磨きは最初に粗い砥石(とせき)から砥石から研ぎ始める工程。(39)水磨きは粗磨きによって略平面にした石材に水を注ぎならが砥石で平滑に磨く仕上。(39)本磨きは水磨きの後磨き粉を使い光沢が出るまで磨く仕上。(40)ブラスト仕上は磨かれた素材にショットという鉄鋼の粉粒とグリットと言う鋳鉄の粉粒、ガラスビーズ、砂などを吹き付けて梨地肌に仕上る。(40)内装工事に用いる単層積層材LVLやパーティクルボードおよびMDFはホルムアルデヒドの放散量の規定があり、木材片または繊維を接着剤を用いて整形板であり接着剤にホルムアルデヒドが含まれる規制を受ける。(41)フローリングブロックはひき板を二枚以上並べて接合したものを基材とした単層フローリングであり直張り用として用いられ、コンクリートスラブ上の床仕上に用いモルタル等で直接張り詰める。
インテリア施工(8)19/10/22(42)硬質ウレタンフォーム保温板はポリイソシアネート、ポリオールおよび発泡剤を主剤として面材間で発泡させ自己接着によってサンドイッチ状に成形した面材付きの保温板で炎に接すると燃焼するが炎を除去すると消化する性質JIS K9611に規定基準。(43)壁紙には澱粉系の糊を用いる。ウレタン系接着剤はフローリング、シリコーン系接着剤はコンクリート金属陶器類に用いる。(44)熱線吸収ガラスは微量のニッケルやコバルトや鉄やセレンなどを含む着色透明ガラスで普通ガラスの約六倍の反射熱を吸収する。紫外線に対する保護効果があるが熱割れが生じやすい。(45)中間膜のポリビニールプチラールフィルムなどは弾力性と強度に優れ発散防止効果がある。(46)強化ガラスは板ガラスの七百℃の軟化点近くまで加熱した後急冷させ強度を持たせたガラス。(47)Low-E低放射ガラスを使った複層ガラスの方が熱貫流率は小さい。Low-Eガラスは板ガラスの表面に特殊金属膜をコーティングしたもので遠赤外線の反射率を高め放射による熱伝達を低減する。
インテリア施工(9)19/10/22(48)断熱材は大別すると発泡プラスチック系や無機質繊維系のグラスウール等および木質繊維系のインシュレーションボード等に分類される。(49)硬質ウレタンフォームは施工現場の発泡容易で多くの材料と自己接着し複雑な構造物も連続した断熱層を作る。(50)JISは日本工業規格のA9511発泡プラスチック保温材は発泡剤にフロン不使用のノンフロンのA種フロン類を使用数するB類とする。(51)押し出し法ポリスチレンフォーム保温板はポリスチレン樹脂発泡剤難燃剤を混ぜ押出成形。耐水性に強く硬質自己消化。(52)フローリングボードは一枚のヒキ板を基材とした単相フローリングで直張りまたは根太張り用として用いる(53)パーティクルボードは主として木材の小片に合成樹脂接着剤を塗布し熱圧成形した面材で厚さを持たせ断熱性遮音性はあるが可燃性がある。(54)インシュレーションボードは木質繊維系断熱材の一種で断熱性に優れる。(55)合版は耐水性の高い順に特類、一類、二類、の三段階に分類され継続的に湿潤状態となる場所は普通合版一類を使用する特類は常時湿潤状態となる外壁屋根地下等使用。(55)壁紙の接着剤は澱粉糊。変形シリコーン樹脂系接着剤はない外装目地やひび割れ補修に使用する。(56)ウレタン樹脂系塗床材は対衝撃性耐薬品性に優れ強度が大きく耐久性がある。
インテリア施工(10)19/10/22(57)水性硬質ウレタン系床材は水性反応硬化系ウレタン樹脂の塗床材で水性でありながら作業性乾燥性塗膜性能塗上がり等が優れ溶剤型ウレタン樹脂に劣らず耐候性にも強い。(58)ビニール床シートは塩化ビニル樹脂手原料の幅広長尺の床シート目地溶接可。(59)施工者は建設副産物発生抑制の為使用材料の計画的な搬入や梱包材を減らした材料の選定等資源の有効活用に配慮する。(60)施工者は仮設計画安全環境対策工程計画品質計画養生計画を具体明示した施工計画書を作成する。(61)施工者は設計図書だけでは施工や部品の制作に不十分な場合施工図や原寸図等を作成する。(62)高さが2mの箇所で作業の時足場を組み立て作業床を儲ける(63)高さが2m箇所作業時強風墜落の恐れがあり中断する。(64)ストレート葺屋根の上で作業を行うので幅30cmの踏み板を設け防網を張る。(65)内壁空積工法において平面的に長い大壁だったので伸縮調整目地を6m毎に設ける。(66)目地詰までに完了した屋内床仕上げ面はクッション材を挟み合板敷き養生。(67)屋内の床に大理石使用の場合30cm角で厚さ2cmのものを用いる。(68)室温が5℃以下になる恐れがあったので下地の乾燥に注意しながら採暖を行う。(69)左官下地について金ごて仕上げ程度で周辺の隅々まで十分に塗りこんで乾燥し平滑か確認。
インテリア計画総論(1)19/10/04(01)アンピール洋式はナポレオン1世時代の格好で細動の高いファブリック素材とシンポリックな形態に古代ローマや古代エジプトの装飾モチーフを取り入れた豪壮なデザインが特徴(02)チッペンデール洋式はイギリスの市民階層まで流行した格好で椅子はリボンで編んだような木製の透かし彫りの背凭れが特徴(03)ルイ16世時代の様式。ルイ14洋式はフランスのバロック様式を言い豪華な装飾が特徴で椅子の脚部にH型やX貫きと装飾が在るルイ15世洋式はロココ様式とも言い脚部のガブリオールレッグの曲線的な形態が特徴(04)ゴシック様式の椅子は背凭れが高く座面がチェスト形式でリネンフォールドの折り布装飾やトレサリーの窓装飾などが装飾として施されている(05)木割は必要寸法を原本に墨付ける技術で室町時代終期から安土も桃山時代に完成した日本建築の伝統を形作った木割の図は『匠明殿屋集古法の1608年である
インテリア計画総論(2)19/10/04(06)黄金比の黄金分割は在る線を二分した時に小さい部分と大きい部分との比率が大きい部分と比例に等しくなるような分割比の式=A:B=B:(A+B)を言う(07)モデュロールは建築家のル・コルビジェが考案した寸法体系で人体寸法を基準に形成されている(08)エンタシスは円柱の中部から上部にかけて細くした形状で下から見上げると真っ直ぐに安定して見えると言う錯覚を考慮した形状の事(09)ドリス式のものは柱頭は受け皿型であり柱が太くて短い溝彫りを持ち男性的で素朴で力強いオーダーであるギリシャのパルテノン神殿で用いられる(10)イオニア式は柱頭の渦巻き装飾の特徴を備えドリス式と異なり礎盤の上に立っている優雅で女性的とされる
インテリア計画総論(3)19/10/04(11)ドスカナ式はコンポジット式と異なる彫りも無く最も簡素な様式である。コンポジット式とはコリント式の柱頭の上部にイオニア式の柱頭の渦巻きを配置した形で装飾性の強いオーダー(12)コリント式は細身の柱身とアカンサスの葉を象った装飾的な柱等を特徴とする。草の模様型の柱頭に女性的なイオニア式とは異なるフォーマルな細かい装飾が施されている(13)ゼッションは西暦1897年にウイーンでヨーゼフ・ホフマンを中心として結成されたグループで美術界の権力から分離しようとした事から名を付けられた(13)アーツ・アンド・クラフツ運動は当時流行し始めた機械商業主義に反し民衆の生活に根ざした時代の様式を守ろうとした運動で西暦1800年来中期にウィリアム・モリスが主導した大衆の生活に根ざした設計職人と共に築こうと考え家具や調度品を製作した(14)デ・ステイルは西暦1917年にオランダで発行された雑誌明に由来する明瞭で幾何学的更に抽象的な空間構成に特徴がありリートフェルトの椅子が有名。
インテリア計画総論(4)19/10/04(14)マルセル・ブロイアーはバウハウスの第一期生でありアメリカで活躍したプロダクトデザイナーおよび世界で初めてのスチールパイプを曲げてデザインしたワシリーチェアが有名(15)ドイツ工業連盟は西暦1907年ミュンヘンで結成され機能的で経済的な設計を目指し規格化を推進した。ペーター・ベーレンスのダービン工場や照明器具が有名(16)一般的に車椅子通行可能で入り口幅は0.8m以上とされて高齢者障害者移動等の円滑化促進に関す法律というバリアフリー法で定められている(17)エレビータ乗降ロビーは車椅子方向転換ができることが必用で車椅子が回転できる物理的最小直系1.5mが適当バリアフリー法でも乗降ロビー幅と奥行は1.5m以上と定められている(18)車椅子回転できる物理的最小回転直系1.5mを確保し手摺ベビーベッドを取り付けて計画すると概ね2mx2mの内法寸法で計画できる。
インテリア計画総論(5)19/10/04(19)一般的に車椅子からベッドや便器等へ移る場合乗降しやすい様に車椅子の座面と移る高さを揃える(20)車椅子使用者コンセントは使用時に車椅子に乗った状態で手が届く高さとする必要が在るので0.4m~0.45mが望ましい(21)老人性白内障は白は黄目、青は緑に近く見えることが医学的に確認され白内障の場合色の識別しやすいよう配色計画に注意が必用(22)2R+T=0.55m~0.65m自然歩幅は関係式としてよく使われる。R=蹴上げ寸法、K=踏面寸法である(23)バルコニー手摺は転落防止配慮必要あり記述に於ける手摺子感覚0.0.11m未満を採用し転落防止用手摺手摺子の相互間隔が乳幼児がすり抜けることが無いようにする必要が在る。
インテリア計画総論(6)19/10/06(24)パーソナルスペースは個人を取り巻く目に見えない縄張りのような領域を言うこれを侵されると不快に感じ座席配置に関係する(25)アフォーダンスは環境が動物に与えるものを意味し物の姿や変化などの特徴がその取り扱い方やそのこら促される行動についてのメッセージを意味し物の姿や変化などの特徴がその取り扱い方やそこから促される行動についてのメッセージを意味し物の姿や変化などの特徴がその取り扱い方や其処から促される行動についてのメッセージを発しているという考えに基づく設計に於ける人と物の関係性を示す概念(26)モデュールは建築等を設計する際に用いられる基準寸法で建築部品の工業化としてアルミサッシの寸法とも関わりが深い(27)流動係数は道路の幅員と関係が深い流動係数Neffは単位幅の出口を単位時間に通過する人の数を表すもので避難設計に用いられる重要な指標
インテリア計画総論(7)19/10/06(28)向かい合い型の椅子配置は対面式の位置関係でソシオペダルと言うがソシオフーガルは同一空間に於いて関係性を避けようとする背面式の位置関係を言う(29)ウェイファインデイングは道を見つける事つまり自分が何処に行けば良いか分かり易いかどうかが問われるので図書館の開架式書架の配置に関係する(30)グリット・プランは柱や壁の配置に関係するグリットプランは基準寸法に基づいた格好の上に建築物の柱や壁を配置していく設計手法でモデューラーコーディネーションのシングルグリット押さえに当たる(31)コンバーションは既存の建築物の用途を変更して再利用する事なので工場から商業施設への転用に関係が在る(32)全熱交換式は空調の排気と外気の給気を熱交換する事により外気負荷を軽減する事を目的とした換気装置である。冬季に外気冷房を主目的とする場合熱負荷の大きいコンピューター室などで全熱交換機が働くと室外へ排出すべき熱負荷が熱交換により
インテリア計画総論(8)19/10/06(32)室内にとどめられるため反対の働きとなり十分に省エネルギーの効果を得ることが出来ない(33)空調排気と外気の給気を熱交換する事により外気負荷を軽減する事を目的とした換気装置冬季に外気冷房を主目的とする場合熱負荷の大きいコンピューター室等で全熱交換機が働くと室外へ排気すべき熱負荷が熱交換で室内にどどめられ高エネルギーの動き(34)室内の温度制御方式として定風量方式のConstantAirVolume=CAVと変風量補方式VariableAirVolume=VAVがありVAV方式の方が熱負担の変動に応じて送風量を制御する事が出来るため省エネルギーで在る(35)家庭用燃料電池とは燃料改質装置を用いて都市ガス、ロープロパンガス、灯油等から燃料となる水素を取り出し空気中の酸素と反応させて発電し発電時の排気を給湯に利用するシステム(36)自動水栓は蛇口に手をかざすとセンサーの働きが自動手的に一定量の水を流すもので蛇口に触らず手洗いが出来る為衛生的で在ると共に自動的に止水し流し放題を防ぐ為節水効果が在る
インテリア計画総論(9)19/10/06(37)無いとバー時は夏期や中間期の夜間や早朝時の空調時間外に室内により低温の外気を室内に取り入れ室内の空気を排出し建物内部や躯体に昼間蓄積された熱冷却し冷房立上時冷房負荷軽減する省エネルギー外気温度が低い(38)VWV変水方式VAV変風方式は必要に応じポンプや送風機等の運転を調整することが出来搬送動力を節減できる(39)外部から熱的影響を吹けるベリメーターゾーンの設定温度をインテリアゾーンより高くするとインテリアゾーンでは冷房を行っている為境界部でミキシングクロスという混合損失という冷房負荷が増える現象が起こる(40)換気量が最大の想定在室人員で設定されていると冬季では取り入れ空気を温めて加湿する空調エネルギー夏期では取り入れ空気を冷やして除湿する空調エネルギーが大きくなるこの事から在室人員に対し換気量調整し取り入れ外気量を減らすことにより空調エネルギーを節減することが出来る
インテリア計画総論(10)19/10/06(41)全天照度は直射日光を含まれないので明るい薄曇の時の方が雲に因る乱反射により天空光が増え良く澄んだ快晴の時より大きくなる(42)昼光率は自然採光のの良し悪しを判断指標で全天空照度は天空光室外平面照度と室内の在る一点の水平面照度の比で開口部の位置や大きさ開口距離室内表面反射率等に決まる全天空照度のみが変化しても同じ比率で室内水平面照度も変化し全天大小無変化(43)演色性照明はによる物体色見え方決定する光源性質で演色評価数は演色性を評価する数値でアールエー=Raで表される基準光と同じに見える場合をRa100としRa100に近いほど演色性が良いとされるが白熱灯はRa100、三波長形蛍光灯Ra88(44)色温度は光の色を表すのに使用される数値のことで色温度が低いほど赤みがかり色温度が高くなると青みを帯びる(45)昼光率は全天空照度と室内の在る一点の水平面照度比であり室内表面反射率は昼光率を決める要素の一つである事から昼光率と反射率は関係が在る
インテリア計画総論(11)19/10/06(46)明るさの変化への対応を順応と言って光量の多い環境から少ない環境へ変化した場合に徐々に視力が確保されることを暗順応と言うが明順応より時間が掛かる(47)光の量や光の方向は物の見え方や室内の環境を左右する(48)照度が同じであっても内装材の表面が白色に近く光沢が在るほど光の反射が大きくなる為明るさを強く感じる逆に表面が黒く光沢が無いほど反射率が小さくて暗く感じる(49)残響時間を求めるセイビンの式は室容積V[m^3]室内の平均吸音率α室内の表面積S[m^3]とした時残響時間T[sec]はT=0.161・V/(α・S)で表される(50)多孔質材料はグラスウールやロックウールに代表され繊維に多数の隙間や連続気泡がある材料を言い音即ち空気の振動を材料内部に吸い込み熱エネルギーに変換させる事により吸音するその為特に振動数が大きい音領域の音に対する吸音率が高い(52)音響透損失は材料に入射音と透過音する強さの差で遮音性能を表す音響透損失は材料の密度が大きいほど材料の厚さが厚いほど音周波数が大きい高音に大きくなる
インテリア計画総論(12)19/10/06(53)遮音性能はD値の空気音遮音数値で表されて日本工業規格のJISで等級が定められており等級の数位置が大きいほど遮音性能が優れているDr値は実際に必要とされている遮音性能の設計目標値を表し設計時はこの値に基づき構成部材と工法を選定する(54)マンセル表色系に於ける明度は完全な白を10完全な黒を0として表示される(55)マンセル色立体は円周上に色相縦方向に明度は上高明度灰色の中心から放射状に彩度外周は高彩度を示すか色相によって彩度が異なるので凹凸形状になる(56)色相環で対角線の反対側を補色と言い補色関係のある2色を混ぜ合わせると無彩色になる(57)380NM~780NMの波長が可視光線と呼ばれ波長が長くなるにつれ光の色は紫青紫青緑緑黄緑橙色赤に変化する暗所視は短波長に対し高感度特性赤<青 明度(58)温熱的な快適性は環境要素として空気温度、湿度、気流、放射温度に人体側の要素に代謝量、着衣量を加えた六要素で評価される(59)人間の安静時の座位の代謝量は58.2[W/m^2]とされる人間の体表面積は役1.7[m~2]とされており一人当たりの代謝量は58.2×1.7≒100[W]となる
インテリア計画総論(13)19/10/06(60)予測平均温度(PMV)は快適方程式に基づき環境温度を温冷感尺で評価、予測平均温冷間PMVは温度ではなくその環境の温冷感は暖かさ涼しさの程度を3~-3の数値で表しSET*は気温湿度気流放射量着衣量を元に気流の無い標準環境に相対湿度50%と同じ体感気温表(61)夏至に於ける太陽は一年の内最も高い位置通過する為窓面の様な鉛直面が受ける日射量は太陽高度が高い南中前後より東西方向からの太陽高度が低い時間帯の方が大きい(62)外壁に室内側に生じた結露の原因は外壁室内表面温度が室内空気の露天温度より低くなる為である外壁の断熱により露天温度より室内側表面温度を高いすることが結露防止に有効である(63)内側のアルミサッシの気密が低いと二重窓内部の空気が室内空気影響を受け外側サッシの内側に結露が発生する可能性が生じる(64)結露防止の為露点温度を下げる有効でその為に絶対湿度を下げる必用が在る(65)結露を防止するためには室内空気の水蒸気量を減らす事が重要で換気量を増す事で水蒸気量を減らす事が結露防止に有効
インテリア計画総論(14)19/10/06(66)A=種別B=給気C=排気D=室内圧E=摘要ア=第一種イ=第二種ウ=第三種(A)(ア)機械(A)(イ)機械(A)(ウ)自然(A)(ア)機械(B)(イ)自然(B)(ウ)機械(C)(ア)自由(C)(イ)自然(C)(ウ)機械(D)(ア)自由(D)(イ)正正(D)(ウ)負圧(E)(ア)逆・排風機の風量により室内圧を自由に設定(E)(イ)外部から汚染物質流入を嫌う清浄室や燃焼用空気が必要なボイラー室に採用(E)(C)室内発生の匂いや水蒸気を周囲に漏らしたくない暖房や便所に適す機械換気は送風機や換気扇等によって室内外に気圧差を作り出し換気を行うものである給排気の方法によって3つに分けられるが第三種は室内負圧に外部の空気流入に室内への汚染空気流入には適していない(67)ホルムアルデヒドは実験により温度と湿度が高いほど揮発しやすい事が知られる空気音度が10℃上がると気中濃度は倍になり湿度が1%上がると空気濃度が1%上昇すると言われる(68)建築基準法施行冷129条-2-6に中央管理方式の空気調和設備を用いた居室に於ける環境基準を定めており浮遊粉塵量は概ね0.15mg/m^3(69)汚染物質の排気は汚染物質が拡散前に汚染源に出来るだけ近い所から吸い込み排気する局所排気が有効
インテリア計画総論(15)19/10/06(70)水道法により給水栓の蛇口に於ける飲料水は遊離残留塩素を0.1mg/Lの統合残留塩素の場合は0.4mg/L以上保持し塩素消毒をする事が規定されている(71)第三種換気方式は機械排気と自然給気による換気(72)トラップを二重に設けると排水の流れに支障をきたす畏れがあるので如何なる場合も二重に設ける事は禁止されている(73)四管式ファンコイル設備方式は冷水と温水を同時にファンコイルに送る事ができるのでゾーン毎に冷暖房を切り替え運転可能(74)フラッシュバルブは弁を押すと一定量の水が流れる定流量弁の一種で給水管に直結されているので連続して使用できる(75)クロスコネクションは飲料水の給水給湯系列とその他の系統は各種水管やガス管とが配管装置により直接接続される(76)レジオネラ菌はレジオネラと言う異名を持つ菌に感染するとレジオネラ肺炎や自然治療型のボンアティック熱と呼ばれる病気が発症する菌は冷却水や給湯水内で発生する事が多く水温20℃~50℃で活動するため給湯設備では湯度を60℃程度維持必用(77)トラップは器具一個に対して一個が原則である二つ以上のトラップが同一系列に在るとトラップ間の空気が密閉状態になり無通気で排水の流れが阻害される為如何なる場合もトラップを二重に設ける事は禁止されている
インテリアプランナー 学科Ⅱインテリア装備
インテリア装備(1)19/10/20(01)木造建築物の床組みは1回では束立て床下地二回以上では梁の上にねたを置くなどの階上床下地が主な物である。デッキプレートは角波型に成形された鋼板で鉄骨造の床屋根等の下地に用いられる。(02)梁構式床は基礎またはスラブの上に根太等を組んで床仕上げとの間に空間を作る構法を言う・コンクリートスラブ等で床仕上との間に空間を作らず直接仕上材を施行する者は非架構式床または直床と呼ばれる。(03)フリーアクセスフロアは二順の床を作って間の空間に配線する仕組みである。規格寸法の支持脚、床板、仕上材等を組んで行くシステム床で、必要な部分の床版を開けて床下の配線変更が出来るので家具のレイアウト変更に対応しやすい。(04)鋼製下地であっても暖衝材を用いて弾力性の在る床を作る事ができる。(05)開口部を構成するものを建具と言い建具は戸と建具枠で構成される可動部分を戸と言い戸の周囲で戸を支持し壁等の建物側に固定される部分を枠と言う。大壁造の洋室で建具枠の室内側に壁仕上げとの見切りをした為に設ける化粧枠を額縁と言う。大壁造は柱を覆って仕上る壁の後構法でこれに対し柱を見せて仕上げをするものは真壁造と言い伝統的な和室壁の構法である。
インテリア装備(2)19/10/20(06)真壁造の和室で床の間の地板と真壁の取り合い部には地盤面より少し持ち上げられて雑巾摺りが設けられる。畳み式の場合の取り合い部には畳み面と同じ高さに畳み寄せが設けれる。床の間に限らず真壁造の和室では板張畳敷の場合其々同様に収められる。(07)壁が床と取り合う部分には幅木が設けられる。幅木の主な役割は壁の下部が損傷したり汚れたりするのを防止する事であるが施行上壁の仕上げを見切って納めたり施工後部材の収縮や反りで取り合い部に隙間が出来ないようにする役割も持っている。壁面より前に出た出幅木とするのが一般で期であり奥に下がった入幅木とすることも在る。(08)階段は段板蹴込板ささら桁等の構造体と手摺手摺子等で構成され蹴込板は段板と段板の間を塞ぐ物で視線遮断や埃落下の防止乳幼児の転落防止の役割があり壁との関係は少ない。(09)手摺の高さには昇降時につかまりやすい高さとして0.75m~0.85mが適当とされる。(10)住宅の階段の有効幅は建築基準法施行令23条1項により0.75m以上とされる。手摺の張り出しは10cm程度除外できる。(11)直階段と踊り場を組み合わせた曲がり階段で踊り場にも段差をつけた場合は危険が伴うので廻り段は階段の下部の低い位置が良い(12)同一階段で上げ寸法を変えると階段昇降時転倒や躓き原因となる。蹴上げ寸法は同一階段では同じに設定する。
インテリア装備(3)19/10/20(13)A=吊り木B=野縁受けC=野縁D=板の縁(A)梁や床根太から天井を吊る吊り材で木製で吊り木という(B)野縁を取り付ける為に吊り木に野縁受けが付けられる(C)野縁受けに付けられ天井面になる板類を打ち上げる(D)吊り木野縁受け野縁に合わせ板野縁を使う。(14)合成樹脂性のサッシはアルミ等の金属製に比べて熱伝導率が低く断熱性が高まる。(15)機密性を高める目的には引き違い戸より開き戸の法が有効。(16)トップライトは天窓の事を指し屋根そのものに付けられる窓で換気開閉は有効。(17)木造住宅用サッシには内付け半外付け、外付けがあり柱を見せて仕上る真壁の和室は外付けサッシが適切。柱の太さ全てが室内側となり障子等の建具が美しく収まる。(18)腰窓は0.8m~1m高さから始まり0.9m程度程の窓を指す。(19)ハイサイドライトは垂直面の壁面に設けられ天井の高さと殆ど変らない。図は斜め傾斜屋根に垂直の窓を嵌めこんで、その下に水平屋根が付く。(20)掃き出し窓は箒で掃き集めた室内の塵埃等を外に掃き出せるような床面から開口部が始まる。(21)米ウインドウは壁面から外に張り出した窓を指し、出窓と同じような意味で使われ、大型の物を指す場合が多い。平面形状が弓形に張り出しているものはボウウインドウとも言う。
インテリア装備(4)19/10/20(22)スーパーレジェーラは女性が小指でも持てる程軽いと言う事からこの名が在る。フレームには弾力性に富むトネリコが用いられ脚の断面形状には構造上最小限まで削り取られた三角形をしている。作者ジオポンティはイタリア建築家で雑誌ドムスを創刊した。(23)バロセロナチェアの座面及び背凭れは革張りで造られ背との座面にはキルティングさらた革のクッションが乗る此の椅子は1929年バロセロナ万博のドイツ館に来館するスペイン国王が座る為に作られた。作者ミースファンデルローエはバウハウス最後の学長だったが1938年にアメリカに移住し世界大戦後アメリカで活躍した。(24)シェルチェアと言うダイニングサイドチェアロッドはプラスチックを一体型した座面とエッフェルと言うスチール脚部の組合せ。座面は元型はFRP製だが現在はポリプロビレン製と成っている。チャールズイームズはアメリカのミッドセンチュリーデザイナーの代表者である。(25)寝椅子で背と座の連続したフォルムと其の大きな曲線で結んでいる。本体部分がベース部分の置かれた形となり座る姿勢で角度が変えられる。フレームはクロームメッキ仕上のスチールパイプでベース部分は焼付け塗装のスチール平板身体に触れる背と座の部分は毛皮仕様。ルコルビジェはフランスの建築家で家具はインテリアデザイナーであるシャルロットペリアンと共同。
インテリア装備(5)19/10/20(26)書院造の流れを汲む座敷では鳥居の上に長押が取り付けられる。(27)標準的な床では落とし掛けは長押上部より上げて取り付けられる。長押は床柱に取り合う部分で連続しくなり木口を見せず丁寧な仕事では雛留め、枕さはぎという細工される。(28)和室の真壁の取り合い部には柱面と壁面とのちりの幅に隙間が生じそれを塞ぐよう畳寄せが設置される。畳み寄せは一般的に畳み面と同じ高さのぞろに揃える。(29)壁と天井が取り合う部分には廻り縁が設け、其の機能は部材の細部を収め施工時、施工後の誤差を吸収する。また隅角部を真っ直ぐに見せる事も周り縁の重要な役目である。(30)シングル、ダブルのサイズ呼称はJIS規定ない大きさは幅が概ね1300~1500mm物のを指す。マットレスの呼び寸法はJISにより長さは1950と2050mmの2種類と幅が820、980、1200、1400、1520の6種類。公差の許容差も設定されている。尚ベッドのサイズはマットレスの呼び寸法に準じる。
インテリア装備(6)19/10/20(31)暖衝材にスプリングを使ったマットレスをスプリングマットレスと言い、コイルバネを直接鋼線で繋ぎ合せた連続バネ式と一つづつ袋に入れコイルバネを多数繋ぎ合せたポケット式と2種類がある。(32)ベッドボードとフッドボードの両方が揃っているベッドはヨーロピアンスタイル、フッドボードが在ってもフッドボードの無いベッドはハリウッドスタイルと呼ばれる。(33)ギャッジベッドは高さや背の角度を調節できる機能を持つベッドで起き上がり体位転換の補助体位の維持が出来る。手動と電動式が在る。(34)額縁はドアや窓などの開口部の室内側に枠周りと壁面仕上げ見切りとして取り付ける細い部材を指す。(35)フラッシュ度は軽量で狂いが少なく広く用いられる。(36)フロント面とはドア端部面を揃えて収められる箱錠の施錠面を指す。(37)軸吊り金物の内自動閉鎖機構の無いものは軸吊り丁番またはピボッドヒンジと呼ばれる。(38)舞良戸は和風板戸の一種で四周の戸框の内側に薄板を嵌め表または表裏に舞良子と呼ばれる細い桟を規則的に取り付けたもの。蔀戸は平安時代の建具、格子を組み付けた板戸で上辺を回転軸とし水平に跳ね上げて開ける建具。
インテリア装備(7)19/10/20(39)格子戸は格子を組み込んだ引き戸や嵌め殺し戸で素通しの他用途によってガラスやアクリル板を嵌める。格子の割り付け方によって呼び名があり5本の戸貫きが、9割を3本1割を2本の物は連子格子戸と呼ばれる。(40)格子の間隔が均一な等間隔だけでなく違った寸法の間隔を組み合わせて配置を行う方法を吹き寄せと言う。大小二種類の間隔の格子を組み合わせた障子は吹き寄せ障子と呼ばれている。(41)襖は縁を見せる縁付き襖と周囲を襖紙で張り包んだ太鼓張り襖が在る。(42)絹麻綿等の天然繊維ポリエステルレーヨン等の合成再生繊維を主原料とした壁紙であり、織り方は平織り綾織等が在る。(43)紙を主素材として表面に印刷や凹凸系J法を施したものである。(44)不燃性能は必ず仕上材料と下地材施工方法との組み合わせで認定される。異なった不燃性能の組み合わせの場合、最も低い性能に合わせて認定する。(45)ビニール壁紙は施工が容易く安価で様々なデザインが楽しめるので広く用いられている。(46)珪藻土は珪藻の殻の化石で出来た岩石を粉砕したもので小孔が多数空いている為吸放湿性吸音断熱に優れている。
インテリア装備(8)19/10/20(47)石膏プラスターは焼石膏が主原料で必要に応じて混和材料や増粘剤凝結遅延材等を混入している左官材料。防火性能に優れているが耐水性が無く浴室や厨房等の水や蒸気に触れる場所、地下室倉庫等湿度の高い場所に適さないので使用できない。(48)伝統的な土壁である小舞壁は竹を細く裂いて格子状に組み荒塗り中塗り上塗りと塗り重ねて仕上られる断熱性や調湿性等に優れる。(49)折りたたみ傘が展開したような形のアルベルトチュウレが1925年にデザインしたアールデコ様式の照明器具。アールデコ様式は幾何学図形を装飾に用いた事が特徴の一つで建築インテリアのみ成らず工芸やポスター服飾等幅広い分野に広がった。アールヌーボーとは1800年来から1900年初頭にかけてヨーロッパ各地に流行した芸術様式で植物モチーフの流曲線の特徴。(50)デンマークのポールヘニングセンが1958年に設計したコードペンダントでPH5と呼ばれPHシリーズの一つはアルミセードの重なりに因る柔らかな反射が美しい。(51)オランダのリートフェルトが設計した照明器具は其の地のモダンデザイン運動デ・スティル派の中心人物で板と角材で構成した椅子レッド&ブルーの作者でも在る。
インテリア装備(9)19/10/20(52)イタリアのアキーレカスティリオーニが1978年に設計したコードペンダントは中央を丸くくり貫いた円盤状セードにより器具の直下を明るく照らし周辺は間接光に因る柔らかい光とした照明器具はFRISBIフリスビーと言う名称で知られる。(53)ウオールウォッシャ照明はダウンライトの一種で壁面に光を集める為に特定方向を照らせるよう反射板を付けた物。演出効果を考慮して壁面と距離などの方向性を決める。(54)天井照明は光源を天井や壁等に組み込む建築化照明で柔らかい照明効果。(55)間接照明は光源から出る光を天井壁等に反射させ其の反射光によって照明する方法でグレアの無い柔らかな光源が得られるが照明は天井や壁の反射率の影響を受ける。高明度N8程度の仕上げでも6割程度の反射率なので直接照明に対し効率が悪い。(56)タスクアンビエント照明は個々の作業域を照らすタスク照明と其の周辺では必要最小限の照度グレア防止等目的でタスク照明の3分の1から10分の1程度を確保したアンビエント照明を併用した照明方式。目の疲れを軽減しながら省エネルギーを図る。(57)バーチカルブラインドは縦型ブラインドと同じで縦長の羽根のルーバーを回転させて光量や視界を調節する。ルーバーはガラス繊維や各種繊維素材を使用したものが多い。
インテリア装備(10)19/10/20(58)ベネシャインブラインドは水平の薄い羽根はスラットの角度を調節して日光や視線を遮る。スラットはアルミ製の物が多くプラスチックや天然木の物も在る。(59)ロールスクリーンやロールブラインドは巻取りにより昇降させるスクリーンで一枚の面で覆う素朴さや布の風合いや色柄を生かせるのが特徴。対しローマンシェードは布地を縦方向に折りたたんだりギャザー寄せしたりして上下に開閉する方式の物で在るがギャザー寄せ方により装飾性の高い演出する。(60)プリーツスクリーンやプリーツシェードは折り畳みに因る上下開閉式の者で生地は不織り布を加工したものが多く和洋どちらの風合いにも合わせやすい。(61)ウエイトテープはカーテンの裾に縫いこむ重りの内帯状のテープ状の物(62)カーテンで言うランナーに当たる部位はキャリアーまたはキャリアフックなどと呼ばれる。(63)JISでは鋼製とアルミ合金が同じ項目にありアルミ→プラスチック→木製。(64)ドレープは厚手の織物カーテンの事でレースとは織物ではなく編み物で糸の絡み合い糸掛かりにより隙間を作ったもの。
インテリアプランナー 学科Ⅲインテリア施工
インテリア施工(1)19/10/22(01)石膏プラスター塗りは調合された石膏プラスターに適量の水を混ぜて施工する。水硬性で膠質材(にかわしつざい)等の凝結時間調節材を混入してあり下地は乾燥している事が良い。(02)乾燥したコンクリート下地の場合塗りつけたモルタルから急激に水を吸収するのでモルタルが十分に強度を出す前に脱水し収縮亀裂したり浮き上がったりする原因になる。防ぐ為に下地のコンクリートに予め給水調整剤を水で希釈して塗布する事が適切処置。(03)モルタル塗りの各種調合の割合は下に塗る物程富調合として強度を大きくするのが原則。モルタルでセメントの単位容積当たりの使用料の多いものを富調合と言う。(04)セルフレベリング材は硬化する前に風が当たると表層部分だけが動いて硬化後皺(こうかごしわ)が発生する場合が在るので開口部を塞ぐなどして通風を防ぐ必用が在る。(05)合わせガラスは二枚かそれ以上の板ガラスの間に透明で接着力の強い樹脂中間膜を挟み加熱圧縮した物飛散防止性能対貫通性能が在るため高層階のバルコニーの手摺面材に使用できる。
インテリア施工(2)19/10/22(06)異種の金属接触する時電気分解に因る化学変化によって腐食を起こす。接触部分ではこの電解腐食を避ける必要があり電気的絶縁の為に塗膜処理するのが良い。(07)ガラスブロックの取り合い目地は原則1cmとする曲面施工では外側1.5cm以下内側0.6cm以上としてエキスパション目地は1.5~2.5cmとする。(08)公共建築工事標準仕様書(一社公共建築協会ではフラッシュ戸の表面積の厚さは特記により特記がなければ普通合板2.5mm以上天然木化粧合板3.2mm以上特殊加工化粧合板2.7mm以上としており普通合板の板厚は4mmで良い。(09)次の各号の塗装をしない。①5℃以下②湿度が85%以上③降雪雨または塗装乾燥までに畏れの在る④塵埃(じんあい)の多い⑤炎天で塗装物温度が高いまたは塗面に泡。(10)研磨紙刷りは塗装の素地ごしらえの最終段階に行う行程で下地塗装やパテなどの硬化乾燥後行う。(11)素地含水率が低い方が塗膜の付着制覇向上する、木質系素材場合含水率平衡含水率15%近くまで乾燥する。標準仕様書JASS18は18%以下標準。
インテリア施工(3)19/10/22(12)合成樹脂調合ペイントは含まれている油成分がアルカリと反応し変色し軟化しアルカリ性の素材に不適。コンクリート素地には耐アルカリ性合成樹脂エマルジョンペイント等を用いる。(13)タイル張り前の下地検査は浮き、亀裂、硬化度、乾燥度、汚れ、面の精度は必須である。尚レインタンスはコンクリート表面上に石灰石や骨材の微粒子が水分と共に浮き出して堆積した泥膜層を言う。(14)午後及び午後のタイル張り付け開始時に張り付けたタイル張り付けを直後に剥がし下地と張付けモルタルの接着状況を確認する。(15)公共建築工事標準仕様書は一社公共建築協会の標準仕様書では伸縮調整目地の目地寸法は特記に因る。特記がなければ幅深さ共に1cm以上としており、此の記述の伸縮調整目地の幅は5mmでは足りない。(16)標準仕様書では張り付けモルタル一回の塗付面積の限度は二㎡以内として且つ二十分以内に張り終える面積としている。また公社日本建築家協会では塗付面積限度は三㎡以下とし一回の塗付は三十分以内に張り終える面積。
インテリア施工(4)19/10/22(17)ビニール床シート製品は現場にロール巻き状で搬入される。巻き癖が残っている場合に在るので施工前にはまき癖をとる必要が在る。(18)建築工事共通仕様書の公社日本建築家協会では釘の長さは打ち付ける木材厚の二倍半から三倍但し板厚1cm以下の場合は四倍を標準とする。標準仕様書は釘の長さは原則として打ち付ける板厚の二倍半以上としている。(19)図は下向き65℃で1.5cmの中央7.5mmで折り返し三角。デーパーボードのジョイント部分の下地処理は標準仕様に依ればジョイントのテープとセメントを用いて幅二十cmから二十五cm程度に薄くジョイントコンパウンドを塗広げ平滑仕上げ。(20)薄手の壁紙を上張りする際部屋の窓側から光が差している時張り代の重ね厚の影が出来ないように光の来る側から張り始め重ね張りしていく。重ね代は一般的に一センチ程度が適当。(21)カーテンレールのダブルレールは十八センチから二十センチとする。(22)ブラケットの間隔は実際にはレール形状や強度荷重条件等に因り異なり一般に直線レールは六十センチ程度が採用されている。
インテリア施工(5)19/10/22(23)一般に遮光や遮音断熱の為二十センチ重ねる。(24)カーテンウエイトにはウエイトとそのテープの二種類が在る。ウエイトはカーテン両端の裾部分に取り付けるステンレス版などを指す。ウエイトテープはチェーン型等あり裾全体に入れプリーツ保つ。(25)共通費は仮設費と諸経費の現場経費と一般管理費から構成される。共通仮設費には仮設物資整理清掃費機械器具費等が含まれ現場経費には労働管理費保険料従業員給与手当てが含む。一般管理費は企業の持つ多くの工事現場を総合管理し本社支社経費。(26)設計数量は設計図書に表示されている個数や設計寸法から算出した数量で実際施工の為の割り増しを含まない数量を言う。積算の数量にはその他に所要数量と計画数量がある。所要は木材が該当し、計画は設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量また鉄筋鉄鋼津木材などが是に該当する。計画数量は設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量を言い、仮設数量や土工数量等が該当する。(27)化粧壁のリブ厚みが仕上各部分の凹凸が5cm以下の物は凹凸の無い仕上げと看做し平面として計測する(28)間仕切り下地の梁との取り合いまたは配管配線器具などに因る欠除面積が1箇所当たり0.5㎡以下の時は原則としてその欠除はないものとする建具類の内法寸法による開口部の面積を差し引いた面積とする。開口部面積が1箇所当たり0.5㎡以下平仕上。
インテリア施工(6)19/10/22(29)請負者は発注者が前払いを遅滞した場合発注者に対して書面を以って相当の期間を定めて催告しても尚解消されない時は工事を中止できる。連合協定工事請負契約約款32条Ⅰによる。(30)約款13条Ⅳは工事材料及び建築設備の品質については設計図書に定めるところに因る。設計図書に其の品質が表示されていない時は中等の品質の者とする。(31)請負者は工事を完了したときは設計図書の通りに実施されていることを確認して監理者に検査を求め監理者は速やかに請負者の立会いの下検査する。約款23条Ⅰによる。(32)請負者は施工について図面仕様書の通りに実施されていない部分が認められる時は監理者の指示によって其の費用を負担して速やかにこれを補修または改造する。約款17条Ⅰによる。(33)ニ液性エポキシ樹脂エナメル塗り仕上げはコンクリートとモルタルの仕上に用いる。(34)陽極酸化塗装複合革膜仕上はアルミニュウム(合金)に対して行われ電気化学的表面処理の一種で電気分解により表面に酸化アルミニュウムの被膜を生成させる。
インテリア施工(7)19/10/22(35)びしゃんは石材やコンクリート表面を叩いて粗面に仕上る鉄槌で土の面には四角形状の突起が格子状に並ぶ。(36)モノシリック仕上は床コンクリートで打設後硬化しない内にモルタルで押さえ躯体のコンクリートと一体化して表面仕上げする。(37)石材は機械により石を切断し其の表面の挽割面を荒磨き→水磨き→本磨きの順に仕上る。(38)荒磨きは最初に粗い砥石(とせき)から砥石から研ぎ始める工程。(39)水磨きは粗磨きによって略平面にした石材に水を注ぎならが砥石で平滑に磨く仕上。(39)本磨きは水磨きの後磨き粉を使い光沢が出るまで磨く仕上。(40)ブラスト仕上は磨かれた素材にショットという鉄鋼の粉粒とグリットと言う鋳鉄の粉粒、ガラスビーズ、砂などを吹き付けて梨地肌に仕上る。(40)内装工事に用いる単層積層材LVLやパーティクルボードおよびMDFはホルムアルデヒドの放散量の規定があり、木材片または繊維を接着剤を用いて整形板であり接着剤にホルムアルデヒドが含まれる規制を受ける。(41)フローリングブロックはひき板を二枚以上並べて接合したものを基材とした単層フローリングであり直張り用として用いられ、コンクリートスラブ上の床仕上に用いモルタル等で直接張り詰める。
インテリア施工(8)19/10/22(42)硬質ウレタンフォーム保温板はポリイソシアネート、ポリオールおよび発泡剤を主剤として面材間で発泡させ自己接着によってサンドイッチ状に成形した面材付きの保温板で炎に接すると燃焼するが炎を除去すると消化する性質JIS K9611に規定基準。(43)壁紙には澱粉系の糊を用いる。ウレタン系接着剤はフローリング、シリコーン系接着剤はコンクリート金属陶器類に用いる。(44)熱線吸収ガラスは微量のニッケルやコバルトや鉄やセレンなどを含む着色透明ガラスで普通ガラスの約六倍の反射熱を吸収する。紫外線に対する保護効果があるが熱割れが生じやすい。(45)中間膜のポリビニールプチラールフィルムなどは弾力性と強度に優れ発散防止効果がある。(46)強化ガラスは板ガラスの七百℃の軟化点近くまで加熱した後急冷させ強度を持たせたガラス。(47)Low-E低放射ガラスを使った複層ガラスの方が熱貫流率は小さい。Low-Eガラスは板ガラスの表面に特殊金属膜をコーティングしたもので遠赤外線の反射率を高め放射による熱伝達を低減する。
インテリア施工(9)19/10/22(48)断熱材は大別すると発泡プラスチック系や無機質繊維系のグラスウール等および木質繊維系のインシュレーションボード等に分類される。(49)硬質ウレタンフォームは施工現場の発泡容易で多くの材料と自己接着し複雑な構造物も連続した断熱層を作る。(50)JISは日本工業規格のA9511発泡プラスチック保温材は発泡剤にフロン不使用のノンフロンのA種フロン類を使用数するB類とする。(51)押し出し法ポリスチレンフォーム保温板はポリスチレン樹脂発泡剤難燃剤を混ぜ押出成形。耐水性に強く硬質自己消化。(52)フローリングボードは一枚のヒキ板を基材とした単相フローリングで直張りまたは根太張り用として用いる(53)パーティクルボードは主として木材の小片に合成樹脂接着剤を塗布し熱圧成形した面材で厚さを持たせ断熱性遮音性はあるが可燃性がある。(54)インシュレーションボードは木質繊維系断熱材の一種で断熱性に優れる。(55)合版は耐水性の高い順に特類、一類、二類、の三段階に分類され継続的に湿潤状態となる場所は普通合版一類を使用する特類は常時湿潤状態となる外壁屋根地下等使用。(55)壁紙の接着剤は澱粉糊。変形シリコーン樹脂系接着剤はない外装目地やひび割れ補修に使用する。(56)ウレタン樹脂系塗床材は対衝撃性耐薬品性に優れ強度が大きく耐久性がある。
インテリア施工(10)19/10/22(57)水性硬質ウレタン系床材は水性反応硬化系ウレタン樹脂の塗床材で水性でありながら作業性乾燥性塗膜性能塗上がり等が優れ溶剤型ウレタン樹脂に劣らず耐候性にも強い。(58)ビニール床シートは塩化ビニル樹脂手原料の幅広長尺の床シート目地溶接可。(59)施工者は建設副産物発生抑制の為使用材料の計画的な搬入や梱包材を減らした材料の選定等資源の有効活用に配慮する。(60)施工者は仮設計画安全環境対策工程計画品質計画養生計画を具体明示した施工計画書を作成する。(61)施工者は設計図書だけでは施工や部品の制作に不十分な場合施工図や原寸図等を作成する。(62)高さが2mの箇所で作業の時足場を組み立て作業床を儲ける(63)高さが2m箇所作業時強風墜落の恐れがあり中断する。(64)ストレート葺屋根の上で作業を行うので幅30cmの踏み板を設け防網を張る。(65)内壁空積工法において平面的に長い大壁だったので伸縮調整目地を6m毎に設ける。(66)目地詰までに完了した屋内床仕上げ面はクッション材を挟み合板敷き養生。(67)屋内の床に大理石使用の場合30cm角で厚さ2cmのものを用いる。(68)室温が5℃以下になる恐れがあったので下地の乾燥に注意しながら採暖を行う。(69)左官下地について金ごて仕上げ程度で周辺の隅々まで十分に塗りこんで乾燥し平滑か確認。