やめました

やめました。

狭小住宅

2019年09月26日 | 不動産
その一 人気の理由

広い家に住みたいというのがひと昔前までは、大多数の人の共通の願いであったはずですが、働き方やライフスタイルの移り変わりに伴い、最近では郊外の広い家よりも都心の極小住宅に住みたいという人が増えています。極小住宅とは50平米以下の敷地に建てられた住宅を指します。



極小住宅のメリットはいろいろありますが、費用の面での恩恵は確かに無視することが出来ません。まず、狭い住居に良く見られるのが中2回と呼ばれるスキップフロアですが、実はこの部分は固定資産税が掛かってくる床面積に換算されないということはご存知でしょうか。従って占有面積が更に小さくなるため固定資産税が安く済むのです。また、同じ地域の土地であっても、極小住宅の場合はかなり中途半端な大きさの土地を利用するため、土地代が割安になるという場合があることも見逃せません。

例えば勤務地に近い立地条件の良い都心等に住んでいるのならば、通勤時間が格段に短縮出来るということも大きなメリットになるのではないでしょうか。自転車や徒歩で通勤出来たり、乗り換えのない電車1本で30分以内に職場に行かれるのなら、帰宅も早くなって家族との時間を十分に持つことが可能です。確かに家は狭いかもしれませんが、ロケ-ションが良く、便利なところに住むことの方に価値を見出す人々が増えるのも当然のことと言えるでしょう。

最近の極小住宅は、デザイン性に優れていて外観もお洒落な建物が多くなってきました。狭い土地を上手に利用することでスペ-スに無駄がないうえ、狭いために余計なものを持たないで暮らす、シンプルライフの実現にも貢献していると言えるでしょう。また、日本は誰もが知るように地震が多い国ですが、国土省の調査によると平屋や2階建ての家に比べて、狭い土地に建てられる住宅は3階建てが多く耐震性が強いのです。

このように、広さはなくても都心に近くデザイン性の高い住宅に住みたいという人は、極小住宅に目を向けてみることをおすすめします。

デュアルライフとは

2019年09月15日 | 不動産
デュアルライフとはどのようなものなのかというと、デュアルという言葉が持つ意味の通りに、二つの地域に拠点を持って生活するスタイルのことを指しています。具体例をあげると、東京で仕事をしている人の場合には、東京と生まれ故郷の地域、また東京とあこがれの沖縄などといった、どちらの地域を選んだとしても、立派なデュアルライフが成り立つといえるでしょう。日本だけにとどまらず、日本とハワイ、シンガポールなどと、日本と海外という選択肢もあって、拠点の選び方は無限大ともいえます。

デュアルライフの一般化

近年ではデュアルライフの一般化が目立ってきていますが、様々なパターンがある中で、実現されているパターンの多くが都会と田舎の組み合わせです。普段は都会で生活しているけれども、たくさんの情報や人が飛び交い、時間の流れも非常に速く、都会暮らしに疲れてしまうという人も多いものです。このような人がもう一方の田舎で生活することで、リラックスすることも可能です。将来地方移住を考えている人の中にも、まず最初にデュアルライフを行って、気に入った地域が見つかったら本格的な移住を行うという流れも一つの手段となります。

デュアルライフの一般化

近年ではデュアルライフの一般化が目立つようになってきていますが、その理由として、働き方の多様化が大きな理由といえるでしょう。たとえ企業に所属していたとしても、時短勤務やリモートワークの普及など、時間や場所にとらわれることなく働ける環境が整いつつあります。それまでは職場を軸にして生活拠点を考えていたけれども、近年では生活を軸にしながら仕事を選べるような時代になりつつあるといえます。デュアラーという言葉もあらわれるようになりましたが、デュアラーとはデュアルライフを実現している人たちのことを指しています。

デュアラー

地方では若い人たちもだんだんと都会に逃げてしまい過疎化が目立っていますが、地方の過疎化による安価な不動産を購入できることも、デュアラーにとっては大きなポイントと言えるでしょう。デュアラーの多様な暮らし方の実現に一役買っているのです。

家の外で準備する台風対策

2019年09月01日 | 不動産
8月から9月は台風シーズンに突入します。日本の遥か南の遠くで発生する台風ですが、統計を取り始めた昭和26年以降、毎年吸い寄せられるように20個近くが日本の近くを通るか上陸して大きな被害をもたらしています。気象庁からはおおよその勢力を示す目安としてその大きさが発表されているので、最大風速が毎秒10メートルを超えるような場合は、強風被害を受けないように前もって家の外や周辺を準備しておく必要があります。



一番始めに行うことは雨戸チェックで、雨戸には木製の引き戸タイプとシャッタータイプの2種類がありますが、どちらの場合もスムーズに動かせるかをまず確認し、経年劣化によってネジが緩んでいたり、戸車が摩耗して戸板が外れやすくなっていないかをチェックします。レール部分にゴミなどの異物があっても外れやすくなるので、あらかじめ掃除しておくことが大切です。

次に、風で飛ばされてきた物で窓ガラスが割れてしまった場合、破片が周辺に飛び散ると大ケガをする恐れがあるため、窓ガラス補強のためガムテープを用意します。「米」印を描くように窓ガラスの対角線と中央の縦横に、部屋の内側からガムテープを貼り付けるだけである程度の補強効果が期待できます。もしあればダンボールを窓に貼り付けた上でガムテープを貼ると強度が増すので、雨戸が無い窓を中心に準備しておくと安心です。

次に必要なことは庭・ベランダの不要物整理で、植木鉢やジョウロ、バケツなどのガーデニング用品やスタンドなどの動くものがある場合はできるだけ室内に取り込んでおき、室内に入れられないサイズのものは横倒しにしておくことが大切です。特に集合住宅の場合は周囲の家に迷惑をかけることになりますし、マンションなどの場合は下に落ちてしまうと通行人にケガをさせてしまう恐れがありますので、忘れずに準備しておくことが重要です。

なお、庭にある小さな樹木や花などは、枝や茎が折れないようにネットなどで全体を巻いた上でビニールひもで縛りつけておくとよいでしょう。屋根に剥がれなどがある場合は、そのままにしておくと飛散したり雨が内部に浸み込んでしまうなど被害が大きくなる可能性があります。特に瓦屋根の住宅の場合は飛散してしまうと大変危険ですので、台風情報を確認したら早めに修理しておくことが必要です。しかし、台風が近づいてきてから気付いた場合は、屋根に上ると突風を受けて落下するなど命の危険もありますので、自分で修理しようとはせずに業者に相談するようにしましょう。

外壁も同様で、クラックがある場合は雨が内部に浸みてしまうことがあるのでコーキング剤で修理することが望ましいですが、時間が無い時はガムテープを貼り付けておくだけでも効果が期待できます。そのままにしておくと外壁全体を取り換える大掛かりなリフォームになってしまうこともあるので、常日頃からクラックや剥がれがないかをチェックしておくことが大切です。