やめました

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シェアオフィスのメリット&デメリット

2019年11月20日 | 不動産
シェアオフィスとは仕事をするためのオフィススペースを囲むように共有スペースが配置されており、その共有スペースを利用してミーティングしたり、入居者同士が交流したりできる空間のことです。

設備面
設備面でも事務所を所有しなくても事業ができるように住所や郵便受取、電話といった最低限必要な機能が提供されていたり、図書館のようなオープンスペースの中で固定席を賃貸契約するというタイプもあるようです。シェアハウスと似たようなイメージをもつ人もいるかもしれませんが、どちらも賃貸契約を結ぶことで利益をあげる事業者が介在しているという点では同じですが、シェアハウスとは一軒家での共同生活を前提として設備や部屋が設けられているのに対し、シェアオフィスは仕事を前提としてスペースや設備などが設けられていることです。

タイプ?
シェアオフィスにはいくつかのタイプがあり、1人用から3・4人まで使えるようなタイプが個室シェアオフィスです。ひとつの空間に設けられた個室を契約により借りることができ、個室の外は共有スペースでラウンジやミーティングルームがあります。通常、個室はこれらを取り囲むようにして配置されていることが多く、物件によっては鍵が付いていたり、外からの見通しが良いもの、完全にプライバシーが守られるタイプなどいろいろあるようです。

半個室シェアオフィスもあり、各部屋ごとに外から見えないように壁で仕切られていますが上半分が空いているタイプです。プライバシーはある程度守られますが、外に音が漏れやすく、鍵が付いていないことが多いので、ビジネスには向かない場合もあります。オープンスペースに置かれた固定席・自由席を貸出すタイプもあります。周囲は共有スペースで、いつでも周囲の人たちとコミュニケーションを取ることができます。

カフェで一部の座席を借りて仕事をすると考えればイメージしやすいです。通常、シェアオフィスは月額賃貸のことが多いようですが、固定席・自由席の場合は、時間貸しのサービスを提供しているところもあるようです。このようにシェアオフィスはシェアハウスとは違って仕事をすることに着目したビジネスですが、メリットやデメリットを検討した上で契約しないと後悔することもあります。

メリット
シェアオフィスのメリットはいくつかありますが、まずは情報量が格段に多いことです。いろいろな業種の人が入居しているため、幅広い分野の情報を得ることができます。ラウンジやミーティングスペースが共有スペースとして設けられていることもメリットのひとつです。個別に確保する必要がないので、その分の費用を節約できます。
入居者同士のコミュニケーションが盛んなこともメリットにあげられます。一人ではできないような大きな案件も、共同で作業することでビジネスチャンスにすることができます。

デメリット
これらに対してシェアオフィスのデメリットはプライバシーやセキュリティーが一般的な賃貸オフィスより劣るということや、入居者の距離が近いということがあげられます。シェアオフィスは完全に外部から守られた空間を借りるわけではないので、どうしてもセキュリティーといった点では緩くなる傾向にあります。

また国内では消防法の関係上、部屋の上部が解放されているところが多いためプライバシーといった点でも曖昧だといえます。入居者同士の距離が近いという点はメリットですが、反面時間管理をきちんとしなければデメリットとして作用する場合もあるということです。シェアオフィスについて説明してきましたが、通常の賃貸オフィスかシェアオフィスのどちらを選ぶかは、ここで紹介したようメリット、デメリットを踏まえ自分のビジネススタイルに合っているかどうかを照らし合わせて検討することが大切です。