今回は米中のスパイの暗闘の記事です
中国、CIA諜報活動を破壊=
情報提供者を殺害・収監
情報提供者を殺害・収監
中国当局が2010年末から2年間にわたり、
米中央情報局(CIA)に機密情報を提供していた政府関係者ら
18〜20人を殺害したり、収監したりしたと報じた。
CIAはその後の数年間、中国内での諜報活動が不可能に
なったという。
CIAの元当局者らの話として報じられたところによると、
殺害された関係者は少なくとも12人に上った。
CIAが中国内で構築した諜報ネットワークが
事実上破壊されたこの事件をめぐっては、CIA内に
二重スパイがいたという疑いが浮上。
FBIが捜査に乗り出し、元CIA工作員に
嫌疑が掛けられたが、証拠がなく逮捕に至らなかった
中国で次々と要員が行方不明になることから
CIAは11年に徹底調査を始め、CIAの中国を管轄する
部門で働いていた元要員が二重スパイだった疑いを
強めが、逮捕に至る十分な証拠は見つからなかった
この元要員は現在、アジアの別の国に居住しているという
N.YTなどより一部抜粋
逆に中国側のスパイ事件は近年 何件も発覚しています
多くがハニートラップ等の古典的手法を駆使して
工作活動を行っています
代表例をいくつか載せておきます
ハニトラに陥ちドローンなどの情報を
流したビショップ中佐には
禁固20年の求刑が待っていました
最初の記事ではCIA内に中国spyがいた可能性が
書かれていますが FBIにも実際に中国spyがいて
こちらは逮捕されました
しかも 活動時期がCIAのスパイと一致しています
Case of Kun Shan "Joey" Chun
チャンは、2016年3月16日にFBIに逮捕され
その時40口径の拳銃とAR-15小銃も押収されました
スパイとしては2006年頃より 活動が活発化したようで
FBIの監視システムやアクセス方法やFBI要員のデータ
などを収集しており 2011年には欧州旅行しています
(ここで直接中国側工作員と接触したか?)
そして 2012年にFBIの内部監査対象となり
16年に逮捕され その後は素直にスパイ行為を
していた事実を認めています
この事件で 最も気になる点は流失した情報に
米国政府のエージェントとして働く職員のIDカードや
または機密情報にアクセスする際の生体認証にも使える
560万本分の指紋が含まれていた点です
こうした個人情報と先のCIAの二重スパイの持ち出した
情報を組み合わせて 米国側のエージェントが身バレして
その結果殺害された可能性も十分に考えられます
更に捜査するFBI側にもっと協力者がいたとすれば
犯行のカバーも可能となり それがCIA内のスパイ容疑者の
逮捕を逃した要因になったと考えられなくもないでしょう
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