大爆発によって大きな被害を出したレバノンの
首都ベイルートで今度はクーデター騒ぎが起きました
ベイルート 反政府デモが一部クーデター騒ぎへ
レバノンの首都ベイルートで8日、過去数か月で
最大となる反政府デモが行われ、参加者が複数の
政府機関を襲撃した。
同市港湾地区で4日に起きた大爆発の原因が
政府の過失にあるとみられており、この襲撃は
計画的に実施されたとみられる。
ベイルートのデモの模様
8日には、爆発で死亡した158人の一部の葬儀が
行われたが、その後デモが激化し、暴動と化した。
デモの中心地である殉教者広場に集まった
大規模な群衆に治安部隊が目を向ける中、
退役軍人らが率いる集団が外務省にひそかに
侵入し、この建物が「革命本部」だと宣言した。
一時はデモ隊が主要な当局の建物4か所を襲撃や
占拠したものの、午後10時半までにデモ隊は
解散し、治安部隊が市内各地に動員された。
警察によると、警官1人が「暴徒」による
「攻撃」で死亡した/ ①
レバノン外務省などを占拠していた反乱分子は
自主的に撤収して 銃撃などは起きなかった模様です
しかし ディアブ首相ら政権側に退陣を求める
声は強く 政権側は早期の選挙実施を打ち出しましたが
再びこうした暴動などが起きる可能性もあります
一方で死者135人を出したレバノン大爆発
詳細がわかってきました
クレータは直径124m 深さ43m
レバノンの首都ベイルートの港湾地区で、
大量の硝酸アンモニウムが大爆発を引き起こした
事故によってできたクレーターの深さが、
43メートルに達することが判明した。
②/ ① ② ともAFPBB Newsより引用
MOABよりも強力か
巨大な二回目の爆発の瞬間
一部に今回の爆発は現在 核以外では
最大とされているMOABよりも強力だった
する説がありますが その通りです
MOABにはトリトナール約8500kgが装填
されています トリトナールはTNTに
発熱剤として粉末Alを加えた爆薬ですが
RE係数は1.2程度かと思われます
そうすると8.5t×1.2=11.4tとなり
今回の爆発したTNT換算1155tより
ずっと小さいです
戦術核弾頭レベル
一時 米軍が使用していたMGM-52 Lance/ランスと
いう戦術核弾頭がありましたが これは爆発力/
核出力がコントロールできる可変核出力熱核弾頭
でした
このランスの最低核出力は1Ktでしたから
今回の1.15Ktは戦術核弾頭Lvといっても
過言ではありませんでした
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