陸自に自前の輸送艦が導入されることになりました
陸上自衛隊、２４年に初導入へ
尖閣有事、部隊搬送も視野に
政府は、南西諸島に配備した陸上自衛隊の部隊に
物資を運ぶ中型と小型の輸送艦計３隻を２０２４年に
導入する方針を固めた。中国公船が領海侵入を
繰り返す沖縄県・尖閣諸島周辺の情勢を踏まえ、
離島への弾薬や燃料、食料の安定供給網を構築する。
有事の際に離島奪還作戦を担う陸自の専門部隊
「水陸機動団」の搬送も視野に入れる。
複数の政府関係者が１３日、明らかにした。
陸自への輸送艦配備は初めて。
これは海自のおおすみの画像
中国の急速な軍備増強に対処するため、
陸自部隊配備など近年進めてきた南西諸島防衛強化
の一環。尖閣を巡っては、中国海警法により
海警局船に武器使用が認められ、不測事態への
懸念が高まっている。
海上自衛隊, 防衛省. 防衛大臣が記者 ...
岸 信夫防衛大臣は2021年2月16日（火）に
行われた記者会見で、海上輸送能力を
強化するために、輸送艦を新たに取得する
ことを明らかにしました。
ということが防衛省から発表されました
これは地味ながら なかなか重要な内容です
注目点は次の二点だと思われます
かつての海軍陸戦隊とビッカースクロスレイ装甲車
この輸送艦が水陸機動団と組み合わされれば
海上輸送 展開 地上戦闘能力を自前の部隊
だけで持つ かつての海軍陸戦隊のような
性格を強めてくるでしょう
これは管理者の製作した 帝国陸軍仕様のクロスレイ装甲車
なっちゃんワールドは高い性能でしたが
いちいち民間からの借り上げるというのも
危急の時には 危ぶまれます
そこで専用輸送艦が陸自に配されるのは
意義深いことでしょう
これは米軍統合高速輸送船
具体的なトン数など不明なのでなんとも
言えませんが lST型になるのか 米軍の
ような高速カタマランになるのか
ヘリポートのつけ方など興味は尽きないですな
それともう一つは予算的 縦割り組織的な
側面です
少し前に地上配備型のイージスアショアで
大いに揉めました
一時は海上設置型にするとか ミサイル要員は
陸自側から出すなど 二転三転しましたが
結局は海自のイージス艦二隻増加という
海自からしてみれば 棚からぼた餅という
美味しい結果となりました
予算も 新型迎撃ミサイルも持ていかれた
陸自的には 面白くないでしょう
そこで この陸自専用の輸送艦
これが持てれば 先に言ったように
水陸機動団の用兵に大いに役立つことは
間違いないと思われます
もっとも戦前 戦中に予算や 縄張り争いで
軋轢を強め 啀み合っていた陸海軍の関係が
WW2の敗因の一つだったことを考えれば
根深くなるのは禁物でしょう
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