航空機史上に輝く新たな功績がおこなわれました
他の天体で回転翼機インジェニュイティ
Ingenuityが離陸と着陸を成功しました
2021年4月19日は地球外で初めて動力飛行に
成功した日として歴史に残る日となりました。
火星ヘリコプター #Ingenuity が見事に
火星の空に舞い上がりました!
Ingenuity の成功に続けるよう、火星衛星
探査計画MMXも世界初の火星の衛星フォボス
からのサンプル採取を目指して、鋭意開発を
進めていきます!
火星衛星探査計画 (MMX)
@mmx_jaxa_jp
·
このヘリは二重反転ロータを採用しています
セットブレードが逆に回転することで
お互いのカウンタートルクを打ち消し合う
効果があります
ヘリにはかなり前から 使われていますが
珍しいケースとしてはVTOL実験機の
コンベアXFY-1などにも採用されています
このモノグラムのキットは実際にロータが
逆方向に廻ります
この画像のようにパーサヴァランスから
飛び出してくる 小型の火星ヘリは
火星の大気圧約750Pa(地球の平均値のわずか
約0.75パーセントに過ぎない)でも飛行可能な
高速回転のブレードをもった小型のドローンです
高度データ
今回は探査というより 飛行そのものが
大きなチャレンジとなりました
動画では離陸後 最高到達点でわずかに
ホバリングした後に 降下しています
ちなみに地球での回転翼機の高度世界記録は
SA315B ラマというインド軍向けにフランスの
アルエットヘリをベースに開発されたヘリが
1972年6月21日に操縦士1名が搭乗して12,440m
(40,814ft)という絶対高度記録を樹立しています
つまりh=12km程度なんですが 今回の火星での
トライは図を見てもわかるように大気圧は
h=30kmぐらいの希薄さになっています
大気密度も地球の1/100程度しかないんですが
その代わり 重力も地球より弱く1/3くらいので
この分は飛行には有利となります※1
この成功は 今後はある程度の大気密度の
ある惑星での探査機のヘリコプター型の採用を
もたらす可能性があります
※1
揚力L=ρUΓとなるが ρは大気密度なので
火星上では この項が1/100になる
すると積である揚力も1/100となってしまう
gの低い効果を勘案してもLは1/33程度に減少する
一方で翼面積Sは それほど広げられないので
火星での有効な翼の設計と飛行機の開発は
とても難しいことがわかる
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