何十年にわたる友人から、先日、ラインが来た。
成人式の写真である。
美女三人組。ほんとは四人組、一人は用事で抜けたが、小学校から一緒。
中学で同じクラスになって、ますます仲良しに。
当時の着物、お袖はそんなに長くないし、白めの地色が流行り、やはりみんな白いストールを持っていた。
つい最近まで、故郷へ帰ると、友人の家に泊めてもらったり、旅行に出たりした。
山坂越えて、今やだれしも痛いところが出てくる。
だいぶ前だけれど、姪っ子に「何十年らいの友だちと会うの」と言ったら、
「やだ、気持ちわる!」と言われた。
そう言えば、姪っ子のおむつ替えてあげたことある、生意気な。
今ごろは、姪も、歳を感じているだろう。
この写真は私も持っているはず。物置の茶箱に詰め込んだアルバムにあるかしら。
ついこのあいだも、別の友人と電話で写真の始末について話題になった。
「写真の供養をしてくれるところがあるらしいわよ」と聞いた。
取捨選択の決断ができない。
今日やることは明日やると、日々そうなって幾とせか。