歯医者の帰り、少しだけ回り道をすることにした。
少しでも歩かないと、ここ半年で筋肉の衰えを感じる。
背中から腰へかけての体幹筋肉も溶けてしまって、カートにしがみついて歩いている。
歯医者でお口をあ~んとして、同じ姿勢を15分も20分もしていると、腰から下がじいんと痺れてくる。したがって、帰りはよけいによたよたする。
回り道の道端に咲いていたのが、このコスモス。
背丈も2メートル近く、花びらも厚くしっかりしている。
驚いて写真を撮っていたら、シニアの女性も立ち止まり、
「コスモスですよね、秋に咲きますよね」と。
コロナもなにもない年なら、狂い咲きね、ですむところ。
異様に大きくしっかりした様子が、コスモスの異種株のようで少々気味が悪い。
外出のときは、不織布とウレタンの二重マスク。
公園などの散歩や広い歩道では心配ない。
歯医者さんでも、毎回熱を測ってから。
先日タワマンへ行ったときのタクシーでも熱を測られた。
大阪や兵庫、京都も数字が上がる日々。
もちろん東京の数字なんて適当で、信じちゃいない。
コスモスって宇宙という意味もあるんでしょ。
もぐら叩きみたいな対策に警告を発しているのだね。
そう言えば、飛行機の音もふえた。
西洋長屋の密閉された部屋にいるから、それほどでもないけれど、
五月の薫風が吹くようになったら開け放して、カーテンが揺れるのを見たい。