東京ドームへ
生れてはじめて東京ドームへ
まだ地元楽天チームがなかったころ憧れの東京ドームへ
行くことになりました
小さいころから体が不自由なので一人でも楽しめるものがあれば良い
訓練しながら野球を見ルールを覚えたり選手の名前を覚えたり
声を出しながら訓練をしていました。
高校を卒業するころはかなり野球が詳しくなっていました。
一人でテレビを見ながら喜んだりがっかりしたり興奮していたのです
父親の好きな巨人2人でゲームのことなど会話でもりあがり
大喜びをするようになってきました。
ある時父親が「いよいよ東京ドームへ行ってみるか?」
この言葉に飛び上がって喜ぶうーさん
旅慣れてはきたけれど車椅子で東京ドームまで?
父親が観戦チケットとドームホテルの予約をしてきた
うーさんの喜びは最高に達しました。
いよいよ出発、新幹線は車椅子専用車できたばかりかこの日は貸し切りの車両でした
この車両の中は私達3人だけで誰も乗ってはいません。
車掌さんはドアを開けて丁寧に敬礼をしきっふの点検をするのです
まるで後続列車みたいねとこそこそ話をするほどでした。
東京駅に着くと師匠さんがリフトをもって待っていてくれたのです。
山手線まで案内をいただき無事東京ドームホテルへ着きました。
ナイターは6時なのでうーさんもホテルで午睡をし、ゆっくり時間を待ちました。
テレビで見る東京ドームを3人でドームの周りを散策してみました
ドームの中に入ってみれば始まる前なのに感染する人々でむんむんしています
車いす席は3階でもよくみえるてれびより小さく大丈夫かなと思いましたが
うーさんはすぐ球場の雰囲気に慣れて私が大丈夫か?聞いてもニコニコするだけでした。
したからビールを背負ったお姉さんが来ていかがですか?
と声をかけられるとお父さんの顔を見ニヤッと笑う
会場はすぐ満席になり通路まで埋め尽くしている
試合が始まり一球投げるごとに完成也拍手が鳴り響く
両チームの応援合戦が始まるとうーさんも車椅子から立ち上がりそうにして
大きな声を出しているのです
本日はどちらに応援しているのか
回りの合戦に合わせて大声を出している
ヒット、ホームランどちらでも一緒にこえを出して喜んでいるいる
会場のどよめきに合わせ大喜びするうーさん
今までこんなに喜ぶうーさんの姿を見たことがない
私たちはうーさんの喜ぶ姿を見るだけで満足でした。
思う存分声を出し野球観戦をした彼は朝までぐっすりと休んだ
翌日は遠出ではなくドームのなかの野球博物館を時間をかけて見学し帰ってきた