直進1
レバーへ手が届き少し触れる。スイッチを押すと電動車椅子がうごく
どこへ走るか分からないので私はしっかり彼の手から目も、手も、離さず緊張しながら介助する
彼は力の調整ができないので危険と隣り合わせ いよいよ動かす、最低速度にする
いよいよ50センチメートル自力で走る。大きなため息をし満面の笑顔を見せてくれた
どれほどうれしかったか、初めてできた電動車椅子走行、
うーさんできたか?自力でできた?
大きな口を開け喜びに満ち溢れている
さすがうーさん、素晴らしい、本当に素晴らしい
私はありったけの言葉で褒めてやった。
たった50センチ
スイッチを握れるまで2ケ月かかった練習
走行は同じくらい時間がかかることを覚悟してましたが
思いのほか早かった
50センチから距離を伸ばしていく練習が始まります。
何よりうーさんの喜ぶ顔が輝いている
まだまだやる気満々
脳性麻痺児でも練習の積み重ねによって(長、短がある)できる
気の遠くなる思はありますが
私も改めて勉強しました。
先生にこの姿見て頂こう。次の練習に取り組むためにも