わたしの釣りがおとり任せなワケ ^^;

さいきん読んだ２冊の本のおはなしです　^^

ひとつはこの本　^^

河野元統合幕僚長の半生記というのかな…

さいきんテレビなんかへの露出度も高くなっておられますが、いつもニコニコ、とても武人には見えません。　　どちらかというと商売人の顔ですね　^^;

じつは東京にいる叔父と明るい性格や顔、ハゲ具合なんかも似ていて、この方に対するわたくしの好感度は高いんです　^^;v


あっという間にたのしく読み切りました。　　単行本なのにこんなに早く読んでしまって…　　とても燃費がわるい一冊でした　^^;v


そしてもうひとつが…

これ。

海上自衛隊の特殊作戦群が「　北　」に拉致された同胞を潜水艦を使って救出するおはなしで、作者が実際に特殊作戦群の立ち上げにふかく関わっておられたので、フィクションとしては一級の読みものになっています　^^


じつはこの２冊はともに「　組織論　」を語っておられたように思います。

おふたりとも海上自衛隊の「　組織上の問題　」にふれておられました。

うまく説明できるかどうかわかりませんが、つまりこういうことです。


陸軍というのは「　個の集まり　」です。

地上戦で孤立したら「　ひとり　」の軍隊になります。

通信手段がなれば、すべてを「　ひとり　」で判断して、「　ひとり　」で行動しなければなりません。

横井さんや小野田さんがそうですね。

陸の軍人はそういう訓練を積み重ねているということです。


いっぽう、海軍はつねに艦船という「　かたまり　」で行動します。

それぞれの艦船に組織が存在します。

すべての判断と行動は艦内の秩序に沿って決められます。

おおきな通信設備も携帯しているため、本国の上部組織の決定に従わなければいけないこともあります。

したがって海軍には、組織が決めたとおり遂行することを是とする文化があるということでした。


ふたりの作者は、有事にあってはすべてを現場に任せる「　陸軍的組織　」であるべきだとおっしゃっています。

会社でいえば営業は陸軍的であるべきで、経理や総務などは海軍的に運営されるべきでしょう。

営業がいちいち会社に電話して「　どうしましょう？　」でははなしになりませんし、経理が勝手にカネを動かしていては会社がつぶれてしまいます。


わたしは指揮官が優秀であれば「　海軍的組織　」でいいとおもいます。

でも、指揮官にポンコツがいるような組織にあっては、陸軍的な「　現場任せ　」がのぞましいとおもいます。


なので…


わたくしの釣りは「　おとりまかせ　」なんです　^^;v


それがいいたかっただけなんです。　　ごめんなさい　^^;

今日は昨日よりきっといい一日になります
明日は今日よりもっといい一日になります

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