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日本と台湾を紡ぐ英雄 「湯徳章」。

2017年01月05日 | こんなん読んだよ


シーズンオフは本を読みます。   2か月分ぐらいドカッと買って読み耽ります。


よく中身も確認せずに買うので、当たりハズレがあります。





けっこうハズレます。    この3冊はおもしろかったかな…



年末はたくさん本が出版されますね。   年末出版される本にはいい本が多いように思います。






これもこころに残る一冊でした。


台湾人と日本人の魂をもつ主人公 「湯徳章」 日本名「坂井徳章」 が、台湾人の人権のために捧げた壮絶な人生を描いた伝記です。



戦後、大陸からやってきた国民党の支配の下、踏みにじられた台湾人の人権と文化。


これらを恢復させようと立ち上がり、すさまじい暴力の前に雄々しく命を擲った主人公 「湯徳章」。


国民党の銃口を前に、 「私には大和魂の血が流れている…  台湾人ばんざい」 と主人公が日本語で叫んで斃れたのは戦後間もない1947年。


それから台湾は外省人(中国出身者)に支配され、永い 「暗黒の時代」 に入ります。
 

この間、台湾人は外省人に自由を奪われ、差別・搾取され、多くの血が流されたといいます。   知りませんでした。



そして主人公の死から70年ちかく経った去年、蔡英文・民進党が、外省人・国民党に圧勝し、本省人(台湾人)による 「自由と民主の台湾」 が産声をあげました。


気の遠くなるように永い時間を経て、やっと勝ち取った自由と民主…   それが台湾人にとってどれだけ大切なものか、とても想像できません。



「湯徳章」 の名誉は、台湾人の手によって没後50年を経て回復されました。


国民党・外省人により主人公が惨殺された広場は 「湯徳章記念公園」 と名付けられ、命日の3月13日は台南市の 「正義と勇気の記念日」 に制定されているそうです。


台湾人の自由と人権のために命を賭した英雄に日本人の血が流れていたことを、この本を読んで知り、誇りに感じました。


いつか台南に行って、偉大な先人の足蹠をたどりたいと思います。




もちろんアユ竿かついで。



加油台湾人!




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます ()
2017-01-07 12:53:44
おやじさん 台灣加油 ありがとうございます
日本も強大的國力頑張ろう
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微力ですが… (おやじ)
2017-01-08 09:55:07
台湾人の友人として、一朝事あるときは力になります。
返信する

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