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ひらがな元号 ^^

2019年05月05日 | 日記
いまさらではありますが、「 令和 」…  いい元号だと思います。


出典は「 万葉集 」ということで…


初春の令月(れいげつ)にして 氣淑(きよ)く風和(かぜやわら)ぎ
梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き
蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす

という一文から引用されたとうかがいました。


これを現代のことばに訳すと…

初春、麗しい月に爽やかな風が吹く。
鏡の前で女性がおしろいをつけているように白い梅の花が咲き、
貴人が身につける香り袋のように蘭の花が薫っている

( 出典・訳とも「月刊致知」から )

ということになるそうです。


麗しくさわやかな一行目だけが有名になっていますが、この文章全体からは、やさしく、たおやかで、こころ豊かな気品や色気さえ感じます。


「 令和 」は漢字で書かれた元号ですが、その底流にゆたかな「 和のこころ 」をたたえた「 ひらがな 」の元号なのだとわたくしは思うのです。


いっぽう、「 平成 」は中国の古典「 史記 」の中の「 内平外成(内平かに外成る) 」という文章から引用されたといわれています。

意味は「 天地、内外ともに平和が達成される 」ということですが、「 令和 」と並べてみると、直截的で「 あそび 」のないことばのように感じます。


もちろん、令和という元号がよくて、平成がわるいということではありません。


平成時代をふりかえると、わが国が戦争に巻き込まれることはなかったものの、世界全体を俯瞰すれば、とても平和な時代であったとはいえないと思います。  おおきな災害もありました。

我が国と国際社会が抱えるこうした問題は、これからも消えることなく存在し続けるでしょう。

そのなかでやさしくゆたかな「 和のこころ 」を持ち続ける…  おおきな覚悟と努力が必要です。


一見おだやかに感じられるこの元号…  わたくしは、そこに「 我が国を取り巻くさまざまな問題に立ち向かい、それらを克服することで、麗しく和やかな未来を築くのだ 」という、勁い覚悟が込められていると思うのです。


みんなでいい時代にしなければいけませんね。


たまにはいいこと言いまっしゃろ? ^^;v





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おりこうさん (しゅんちゃん)
2019-05-05 11:26:51
やっぱり、へのいちの頭領だけあって
かしこですわ。
私らボンクラは太刀打ち出来ません。
改めて御見逸れしました。

頭の中身が充実すると
まわりがおろそかに
雑な作りになるんやね。
返信する
そうそう… (おやじ)
2019-05-05 15:48:47
とてもおけけにまで手が回らなくて…
て、なんでやねん!
ちゃんちゃん。
返信する

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