面白いもので此処に生まれ此処に育ち此処にしかない野菜が日本中どこにでもある。たとえば山形県を見れば、だだ茶豆が近年関東方面でも生ビールの季節になると「山形だだ茶豆入荷!」などと大きな張り紙が目につく。これは庄内地方で大事に育てられてきた伝統野菜である。特徴は身が二つで有る事と口に入れると独特の甘みが広がりほんの少し噛んだだけで蕩けてしまう、しかし決してビールの旨みを邪魔しないと私的には解釈している。しかしこの苗を他の地方に植えると身が三つになってしまうのだそうだ。隣の宮城県は長茄子が有名だがやはり他に持っていくと長くはならず丸くなると聞いている。日本の風土に合ったそれぞれの食材が生産されることは好ましい事である。我が天童にも赤根ほうれん草という物がある繊細で病気に弱い為生産する農家が激減し衰退していたがJA天童の支援の元復活しつつあるという。今回「山形赤根ほうれん草創作料理コンテスト」が先日開催され光栄にも審査委員に任命された。60点からのエントリーの作品をほとんど試食した。心も体もポパイ気分!力がみなぎり爆発しそうだった。このほうれん草は根っこが鮮やかな赤紫になり堀進めてゆくと1メートルの深さまであるそうな、鉄分は普通の物に比べ3倍近くあり甘味が格別だ。天童の地を訪れ天童にしかない物を食すことは旅人にとってなにより嬉しい事と思う。作付面積が増え早く旅館のお膳にお出しできます様に・・・♪(写真は審査風景と優勝したあかね姫)
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