歌集「春雷」

生きることはイッヒ・ロマン(Ich-Roman)....
   

faucon…

2024-09-30 22:20:06 | Ich-Roman
鷹高く空に上がれば秋応(こた)ふ風の彩(いろど)りまぶしき地上
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ēcoute le vent…

2024-09-24 15:17:20 | Ich-Roman
泣くばかり見渡す空に私なしこころ放せばただ風の音
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pendule…

2024-09-13 15:25:05 | Ich-Roman
澄みわたる振子の音色消ゆるとき永遠(とわ)ひと色にひまはりの花
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oiseau sauvage…

2024-09-11 12:47:48 | Ich-Roman
農人の話解する野鳥(とり)ありき来年(こんとし)田んぼ有機にするつて
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grand-père…

2024-09-09 23:07:52 | Ich-Roman
林来て夏鶯(うぐいす)の声をきく吾より若き祖父の墓白し
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famillie…

2024-09-08 17:37:15 | Ich-Roman
家族(うから)の血封じ晩夏の河渡る母よ吾にも降りしかなしみ
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grand-mère…

2024-09-05 20:44:08 | Ich-Roman
石礫(いしつぶて)母に投げたるひとと知り祖母の言葉の白くかなしき
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craquer…

2024-09-05 20:25:43 | Ich-Roman
夏来れば雲裂けるほど叫びたし祖母のいぢめに軋(きし)む少女期



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bonbons…

2024-09-01 21:46:14 | Ich-Roman
飴舐めて女医とかなしみ分かち合ふ豚も喰はざる四十路のてつぺん
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seraph…

2024-08-30 00:02:34 | Ich-Roman
三対の翼を持てる火の色の熾天使(セラフ)となりて友は発ち逝く
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