電脳戦
将棋の世界でのコンピューターと人間の戦い、TV番組でみたのだが、人類の方が負け越してしまった。将棋の戦法は、過去から優れた棋士によって蓄積された集大成で、広範囲にほぼ網羅された知識であったと思っていたが、まだまだ未知の戦法があるようだ。それだけ奥が深いということなのだろう。それにしても、対戦の途中までプロ棋士は、コンピュータの戦略に全く気が付かず、危機感を覚えることなく、駒を打っていたTVの解説の中でもそう言っていたが)。(コンピュータは相当序盤から先を見据えた戦略を持って戦っていて、人間の方はその術中にはまった感がある。
実はこれまで、人間が、やってきた将棋の戦術は、客観的に見て(コンピュータから見て、全ての可能性を考えるという観点では)、隙だらけなのではないだろうか?人間はこれまで、人間思考の範疇でしか戦ってこなかった。そしてその思考の範囲は、全ての可能性のごく一部でしかないのかもしれない。コンピュータは、人知では、発掘できなかった戦法を発見できるということだろう。
さて
これを、人間の争い(戦争、覇権)に当てはめたらどうなるか。過去何百年か千年の戦いあるいは兵法の戦略をスーパーコンピュータで分析し、そこで得た戦法を適用すれば現代の戦闘や、未来の戦闘に革命を起こすかもしれない。戦い方が全く変わる可能性がある。戦略家であっても気が付かなかった戦法がたくさん出てくるかもしれない。これを知らずに戦えば、気が付かないうちに、敵に支配されてしまっているという事も充分有り得る。あるいは、すでに序盤で勝敗が決しているのに戦い続けて、犠牲を出すことになるかもしれない。事前に仮想敵国(←だけではなく覇権の傾向が強い国)の戦力の傾向や装備の準備状況を分析すれば、相手が何を考えているか、戦争をやろうとしているのか、すでにその準備を初めているのか等、意図が明確にわかるかもしれない。
しかしすでに某国では、世界最高速のスーパーコンピュータでこの研究を進めている可能性も大いににあるだろう。サイバー攻撃に対しても脆弱さが際立つ日本。システムに疎い日本の政府や企業は、既に未知の戦略によって攻撃されているのかもしれない。現在行われているサイバー攻撃は、そういう戦略の一端なのかもしれない。そういう危険性に能天気でいれば、日本は、知らないうちに、取り返しのつかないところまで追い込まれていたということになりかねないと思う。
将棋の世界でのコンピューターと人間の戦い、TV番組でみたのだが、人類の方が負け越してしまった。将棋の戦法は、過去から優れた棋士によって蓄積された集大成で、広範囲にほぼ網羅された知識であったと思っていたが、まだまだ未知の戦法があるようだ。それだけ奥が深いということなのだろう。それにしても、対戦の途中までプロ棋士は、コンピュータの戦略に全く気が付かず、危機感を覚えることなく、駒を打っていたTVの解説の中でもそう言っていたが)。(コンピュータは相当序盤から先を見据えた戦略を持って戦っていて、人間の方はその術中にはまった感がある。
実はこれまで、人間が、やってきた将棋の戦術は、客観的に見て(コンピュータから見て、全ての可能性を考えるという観点では)、隙だらけなのではないだろうか?人間はこれまで、人間思考の範疇でしか戦ってこなかった。そしてその思考の範囲は、全ての可能性のごく一部でしかないのかもしれない。コンピュータは、人知では、発掘できなかった戦法を発見できるということだろう。
さて
これを、人間の争い(戦争、覇権)に当てはめたらどうなるか。過去何百年か千年の戦いあるいは兵法の戦略をスーパーコンピュータで分析し、そこで得た戦法を適用すれば現代の戦闘や、未来の戦闘に革命を起こすかもしれない。戦い方が全く変わる可能性がある。戦略家であっても気が付かなかった戦法がたくさん出てくるかもしれない。これを知らずに戦えば、気が付かないうちに、敵に支配されてしまっているという事も充分有り得る。あるいは、すでに序盤で勝敗が決しているのに戦い続けて、犠牲を出すことになるかもしれない。事前に仮想敵国(←だけではなく覇権の傾向が強い国)の戦力の傾向や装備の準備状況を分析すれば、相手が何を考えているか、戦争をやろうとしているのか、すでにその準備を初めているのか等、意図が明確にわかるかもしれない。
しかしすでに某国では、世界最高速のスーパーコンピュータでこの研究を進めている可能性も大いににあるだろう。サイバー攻撃に対しても脆弱さが際立つ日本。システムに疎い日本の政府や企業は、既に未知の戦略によって攻撃されているのかもしれない。現在行われているサイバー攻撃は、そういう戦略の一端なのかもしれない。そういう危険性に能天気でいれば、日本は、知らないうちに、取り返しのつかないところまで追い込まれていたということになりかねないと思う。