近代化改装というと、過去の軍縮条約期間中に、帝国海軍が旧式になった戦艦、長門、金剛などに施した大規模改造を思い浮かべてしまいますが、こちらの近代化改装は些細なことなんです。
KE−60は、昔の望遠鏡なので、ツァイスサイズ(直径24.5mm)の接眼レンズをつけるようになっています。天文活動をやめていた間に、世の中は、アメリカンサイズの接眼レンズ(直径31.7mm)に主流が変わったようで、新しい天文望遠鏡アクセサリーの類は、このアメリカンサイズが基準になっているらしいのです。
このままでは、新規に何かを取り付けることができません。幸い、KEー60のドローチューブの径は36.4mmなので、36.4-31.7mmの変換アダプター(Vixen製)に交換して、近代改装を完了しました。
写真の左は、元からついていたケルナー20mmツァイスサイズの接眼レンズと、KEー60の接眼部アダプター。
写真の右は、新しく購入したアメリカンサイズの20mm接眼レンズ(中華製)と今回取り付けたアダプター。新しい接眼レンズは、大きくなって覗き易そうです。近代改装の後は、少し高級化した感じです。
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