半澤正司オープンバレエスタジオ

20歳の青年がヨーロッパでレストランで皿洗いをしながら、やがて自分はプロのバレエダンサーになりたい…!と夢を追うドラマ。

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!) 第28話

2022-06-07 08:35:26 | webブログ

バレエ教師の半澤です。

平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、水曜日、金曜日の
夕方5時20分は子供の初級、夜7時から中級レベルのレッスンです。
土曜日は朝11時からのレッスン、夕方6時です。ポアントもあります。
日曜日と祭日も朝11時から初級のレッスン、ポアントもあります。

皆さま、お待ちしております!

ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)

私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/

連絡をお待ちしてますね!

2022年12月27日(火曜日)寝屋川市民会館にて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。


Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。

スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

バリエーションは「ライモンダ」からのVaです。大人の雰囲気が素敵で
ピアノの音楽が段々と盛り上がり、キャラクター的な振り付けも魅力な
踊りです。
男性陣はコッペリアからフランツのVaです!

一歩一歩ゆっくりと楽しみながら踊りましょう!
さ、やりましょう!

連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第28話
教鞭を執る女性の先生は、背が高く怖そうな感じの
教師だった。テレンスもこの学校の責任者のような
相撲とりのようなミス・アダン校長も、稽古場の
真ん前の鏡の前で椅子に座ってショージのレッスン
態度や技術力を確認した。果たして海の向こうから
金も持たずにやって来た日本人の男は学校に入れる
だけの能力を持ち合わせているのかどうかを。

他にも幾人かの先生らしき人たちも鏡の前に加わり、
何やらショージを吟味するかのような目で見ている。
たくさんの外国人のダンサーたちが…いや、ショージが
外国人なのだが、やはりショージに注目しているのも
分る。その目は皆、「何だこのチンチクリンは?
何しに来たんだ?」と言うような白い目だった。
ショージはまるで自分が市場で競りに掛けられている
土まみれのごぼうのようなものであるような気になった。

背の高い女性教師がピアニストに向かって合図を
出した。ピアノが鳴り渡り、渡英以来、ショージに
とっての第一発目のレッスンが始まった。ショージは
そのレッスンを指導してくれている女性教師
ヴィヴィアンの素晴らしさに驚いた。それもそのはず
だった。彼女こそ世界のトップダンサーなのだからだ。

先生は元ロイヤルバレエのプリンシパル。これは
ショージが後に知った事だが、彼女は英国ロイヤル
バレエ団のトップであるプリンシパル(プリンシパル
とはバレエ団の中の最高ランクを意味する。下から
順に群舞のコールドバレエ、デミソリスト、ソリスト、
プリンシパルと言う順列である。)をしていたウルトラ
実力者のダンサーだったのだ。彼女の名前はヴィヴィアン・
ローレイン。

ルドルフ・ヌレエフ(ソ連から亡命して来た男性
ダンサー)と、アンソニー・ダウエル(イギリス人で
ロイヤルバレエ団のトップ男性ダンサー)。という
クラッシックバレエダンサーの中でも世界最高の
実力者である2人の男性ダンサーのパートナーを
していたのが、ショージの目の前で教鞭を執られて
いるこの女性なのだ。

レッスンを受けながら何も知らないショージは茫然と
その美しさに見惚れた。何と長くて美しい脚の
フォームか。そしてなんとエレガントな動きなのか。
彼女の瞳の澄み方を見て、「この人はただ者じゃない…!」
と身体から鳥肌が立つほどの感動を覚えた。「これが
見たかったんだ!」と嬉しさが込み上げた。

レッスンが進行し、意外に簡単な事ばかりなので驚いた。
ロンドンではもっと難しい事をするのだろう…とばかり
思っていたからだ。バレエレッスンも終盤を迎えると
鏡の前で椅子に座って見ていたミス・アダン校長が
ショージをグッと指差し、「ヴィヴィアン先生が
見せたヴァリエーション(一人だけで踊る事)の
ジャンプやアンシェヌマン(踊りのステップと
ステップを組み合わせたもの)を一人で踊りなさいっ!」
と言った。普通なら複数人で一緒にやる事なのだが。
その横でテリー先生もショージの動きを真剣に見ている。
ダンサーも先生たちもみんなシーンとしてしまった。
(つづく)


ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!) 第27話

2022-06-05 08:21:33 | webブログ

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また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
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スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

バリエーションは「バヤデール」から炎のダンス…Vaです。
悲しみを身体いっぱいで表現でもあり、細やかなパドブレや、腕の
動かし方などの難しさもありますが、踊り自体が非常に
繊細です。
男性陣はサタネラから、のVaです!

一歩一歩ゆっくりと楽しみながら踊りましょう!
さ、やりましょう!

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ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
テレンス先生との出会いとショージの希望
第27話
 ショージの人生を変えたこのイギリス人のバレエ教師と
知りあう切っ掛けになったのは教師テレンスが突然来日して、
ショージの恩師である小川亜矢子(元ロイヤルバレエ
ダンサー)のスタジオ(六本木)の訪れから始まった。
臨時の教師を務めたテレンスは小川に向かって「この
ダンサーたちを使って私の作品を是非日本でやって
みたい…!」との希望があったためであった。

小川は当時、六本木の「一番街」という巨大な総合
ダンススタジオの主宰者だった。そして小川はとても
エネルギッシュに「スタジオパフォーマンス」という
発表会をこの大きなスタジオで毎月行っていたのだ。
この特大のスタジオの壁面には巨大な観覧席が
埋め込まれてあり、引っ張りだせば楽に数百人が
収容出来るマジックスタジオになっている。

ショージはこのイギリスからやって来たテレンスに
大抜擢を受け、今は女優として大活躍している床島佳子
と二人で主役に選ばれたのだ。これにはさすがの
小川亜矢子も仰天して「あ、この子はまだ何にも
出来ない新米のダンサーです。どうにもならない
そこら辺の男ですよ!無理ですよっ!」でも、
テレンスは笑いながら「大丈夫!」ショージも
先輩たちを差し置いて大抜擢された事に驚愕した。
「まさか僕の後ろで先輩たちが群舞として踊るなんて…!」

おまけにバレエをほとんど始めたばかりのショージは
女性と一緒に組んで踊るアダージオは困難を極めた。
自分で踊る事さえも満足に出来ないのに、コンクールで
1位をとっている大バレリーナと踊るなど普通では
考えられない事なのだ。この振付をしたテレンスは一切、
何の文句も言わずに最初から最後までショージを
励ました。そしてイギリスに帰る前に「ショージ、
イギリスに来てみなさい。本場のバレエを見る事は
とても君のためになる…学費が無いのなら学校に交渉
してあげても良いから…」と言い残しイギリスに帰って
行った。

ロンドンのバレエ学校 オーディション!

テレンスの自宅で話を聞いたあと、行く先のない
ショージは取りあえずテレンスの自宅に厄介になった。
次の日にコヴェントガーデンにある「アダン・バレエ
アカデミー」と言うバレエ学校にテレンスに連れられて
行った。見た事も無いような、相撲とりのように大きな
体型の女性と、テレンスがヒソヒソと怪し気な会話を
した。実はこの驚くほど太った女性こそ、この「アダン・
バレエアカデミー」と言う名のバレエ学校の校長だった。
生徒たちは彼女をミス・アダンと呼んでいる。

テレンスが「ショージ、すぐに稽古着に着替えなさい!
今から直ぐにレッスンが始まる」ショージは言われる
ままに着替えた。そしてショージと同じような年齢層の
ダンサーたちがたくさんいる稽古場に付いて行った。
金髪の女子やジンジャーヘアーと呼ばれる生姜色の頭を
した男もいた。褐色の肌をした男のダンサーやら黒人の
ダンサー、中には「あれっ!?日本人か?」と間違える
ほど日本人にそっくりな中国人のダンサーもいる。
ショージは今まで日本人しかいないところでバレエの
レッスンをしていたのでこれには圧巻だった。
(つづく)


ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!) 第26話

2022-06-04 08:03:44 | webブログ

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悲しみを身体いっぱいで表現でもあり、細やかなパドブレや、腕の
動かし方などの難しさもありますが、踊り自体が非常に
繊細です。
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ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
招待してくれたロンドンの先生、ショージの絶望
第26話
結局ショージはタクシーの運転手に泣く泣く料金を
払うとその足で鉄道の駅を探した。ロンドンに向かって
電車で行き直したのだ。到着次第、ショージはロンドン
に招待してくれた元ロイヤルバレエの教師テレンスに
市内から電話をして会いたいと伝えた。

電話口では「テレンス先生!アイアム、ショージ!
ジャパニーズ!ドゥユ-リメンバー?アイ、カム、
ロンドン!」すると先生は「オ~、ショージ?
イエス、リメンバーユー!ロンドンに?いつ?」
ショージは英語がほとんど喋れないので、電話で
相手には見えないにもかかわらず身振り手振りで
話ながら「え?いつですって?今です!今、ロンドン
です!」

テレンスは「エ~ッ!?ロンドンに来ただと!?
一体、ロンドンの何処にいると言うのだっ!?」
ショージは嬉しさのあまり大きな声で「コヴェント
ガーデンですっ!」と答えるとテレンスは「ま、
待っていろ!直ぐにそこに行くから地下鉄の駅前で
動かずに待っているんだぞっ!」と言って電話を
切った。

会いに来たテレンスは困惑した表情をした。まさか
ショージが本当に遥々日本からやって来るとは
思わなかったのだ。ショージはテレンスに「私は
ロイヤルバレエに本当に入れますか?」と聞くと
教師はその事には答えず、「とりあえず私の家に
来なさい…そして相談しよう…」と言った。
ショージには何の相談なのか見当がつかなかった。

やがてテレンスの家に着き、「ショージ、確かに
私は君に、君の才能だったらロイヤルバレエ学校に
入れると言った。だが、ロイヤルバレエ学校に入る
のには莫大な金がいるんだよ…持っているか?」
教師と彼の妻は真顔でじっとショージの顔を見つめ
ながら聞いた。ショージは「5万円くらいなら
大丈夫です!それ以上は持っていません…」と
答えた。テレンスが大きな溜息を吐いた。そして
テレンス夫妻は眉間に皺(しわ)を寄せて頭を横に
振ってショージの持ち合わせている金では到底
無理なのだと言った。

「ロイヤルバレエ学校に入るのには年間350万円
以上必要なのだ…」ショージはロイヤルバレエ学校
に入りたいがためにここロンドンまで来たのだ。
だが、それが駄目だと分かった今、帰りのチケットも
金も持っていない。ショージにあるのは「絶望」と
言う2文字のみであった。ショージは身体の震えが
止まらなかった…。だが、ここでテレンスが口に
した。「ま、心配するな!泣くのはもうよせ!お前を
ロイヤルバレエではないが、他のバレエ学校に入れる
ように考えるから私の力を信用しなさい!」
ショージは肩を震わせるほど泣いてボロボロと
零した涙と、顎まで垂れた鼻水を拭き、ようやく
泣き止んだ。
(つづく)


ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!) 第25話

2022-06-03 08:01:44 | webブログ

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眼鏡をかけた悪い男
第25話
ようやくゲートから出て来ると飛行機の中にいた
眼鏡をかけた日本人の中年男が直ぐに近寄って来た。
「随分長かったね、あれから3時間以上だよ!
ま、通過出来たんだからラッキーだよ。私は内心、
君が絶対に日本に送り帰らせるだろうと確信して
いたんだがね…ま、どうだ、どうせ私もロンドン
市内に行くから一緒にタクシーに乗せて行って
あげるよ!」

一緒にロンドンに行くことになった。ショージが
パスポート検査を終えてゲートを通過し、ロンドンの
地面を踏めるまで、その男は待っていてくれたのだ。
「僕の事を心配して待っていてくれたのか…本当に
親切な人だ!」とショージは嬉しくなった。が、
そこから2時間もタクシーに乗ってから、その
日本人の男は「僕はちょっとその辺りに用事が
あるから…じゃ!」と突然タクシーから降りて
消えて行った。

ショージはてっきりその男は戻って来るものだと
信じていた。しかし男は一向にタクシーには戻って
来る様子がない。不安になったショージはタクシーの
運転手に出来もしない英語で聞いてみた。

「さっきの男は戻って来る?」「知らん…」
「ここはロンドン市内?」答えは「ノ~!ここは
イギリスのど真ん中辺りの田舎さ!方向違いも
いいとこだ!空港から2時間掛けてロンドンとは
全く別の方向に走って来たんだ。さ、お金を払って
もらおう!4万円だ!」と明らかに怒っている
様子だ。ショージは「え~っ!?」と驚愕のあまり
その事実を飲みこめないまま大事な金を財布から
震えながら出した。

「だ、騙されてしまったのか…!?信じられない…!」
だが明らかなのは今この瞬間、金が一気にショージの
懐から消えて行く事実だった。あの眼鏡の男は
ショージからタクシー代をせしめる為に、手ぐすね
引いて待っていたのだ。飛行機の中でショージが
元ロイヤルバレエの先生からの招待状を持っている
事も男に言ってしまった。「だから、あのおやじは
必ず僕がゲートから出て来るのを確信していたんだ!
それにしても3時間も執拗に待つなんて…!ああ、
ロンドンに来るために必死で朝まで働いて貯めた
大事な金なのに…」泣くに泣けないほど悲しい
ショージだった。
(つづく)


ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!) 第24話

2022-06-02 07:58:50 | webブログ

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ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
遂にロンドン到着!!
第24話
そして遂にロンドンに到着した。その日、ショージは
まずヒースロー空港でパスポート検査に引っ掛かって
しまった。ユナイテッド・キングダムまたはグレート・
ブリテンと呼ばれるイギリスではヨーロッパの人でさえも
当時は往復券が無ければ入国は難しかった。

だが、それを知らずに日本から片道切符だけで来た
ショージはパスポートを見せた瞬間に検査官から「私に
付いて来てください…はい、こちらにどうぞ…」と一人
しか入れないような小さな部屋に入れられてしまった
のだ。無表情な顔の検査官が「私が再びこのドアーを
開けるまでここにいなさい」

まだ入国許可はおりていない空港の中である。ショージは
部屋の窓を見た。窓には鉄の格子が嵌めてあった。
「どう言う事だろう…」静かに3時間待った。
ショージは部屋のドアーに手を掛けてみると鍵が
閉まっていた。そこでようやくショージは気付いた。
その部屋は一種の牢獄だったのだ。ショージは浮浪者
として扱われ、指名手配されている犯罪者であるか
どうか調べられていたのだ。

全ての荷物を取り上げられていたが、ショージの
持っていたバッグの底から元ロンドン・ロイヤル
バレエのダンサーだったバレエ教師からの招待状の
手紙が見つかり、牢獄のような部屋の鍵を開けに
来た検査官が「これはお前の物か?ここに何と
書いてあるか言ってみろ」と聞いて来た。ショージは
「バレエ!私はクラシック・バレエをやるために
ロンドンに来たのです!そこには私を招待してくれた
先生の名前があるはずです!」と即座にマイムを
入れたり、足を上げたりして必死で検査官に説明した。

ショージは全く英語が出来ない。高校の通信簿で
英語の成績は最低の1であった。ショージは薄々、
「ああ…これは駄目だ…十中八九私は日本に送り
帰されるだろう…」と直感した。だが必死で身振り
手振りをしての説明した事が通じた。

「よし、ここから出ろ!お前の持っている金を
すべて見せるんだ!」そしてショージはチケット購入
にも満たない金を見せ、その他に預金証明書を
見せると、幸いにも2日間だけロンドンに入っても
良いという許可がおりた。その預金証明書は
ショージが麻布十番で働いていたクラブ「愛」の
ママに頼んでわざわざ作って貰っていたのだ。
外国に行った事のある人から「預金証明書を作って
おけば万が一の時に助かる…」と聞いたのだがこれが
誠に功を制したのだ。
 
そのたった2日間の内にショージには探し出さな
ければならないものがあった。それはショージの
身柄を必ず責任を持ってロンドンで監視出来る人、
または学校の許可があれば滞在許可が延長になるのだ。
それにしても空港の牢獄のような部屋では事実上
3時間の拘束であった。ショージは何も悪い事は
していないのだが、未然に犯罪者などをイギリス
国内に入れないためと言うイギリスのセキュリティの
厳重さが分かる。

「それにしても酷過ぎる…」ショージの初めての
海外生活のプロローグはそんなドロドロの苦い経験
から始まった。
(つづく)