バレエスタジオ ティアラ

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眠りの森の美女Part1

2010-08-16 21:00:00 | バレエのストーリー
昨日カラボスとはなんぞや???と思ったあなた!
カラボスとは『眠りの森の美女』に出てくる悪の妖精のこと・・・
今日はバレエの『眠りの森の美女』のお話です

ディズニーの古いアニメ映画でも上演されたので
お話自体はご存じの方も多いかと思いますが・・・
ちなみにスタッフCの初映画はこれでした・・・
大スクリーンで見た感動をおぼろげながら覚えています

さて、バレエの『眠りの森の美女』はプロローグと3幕で構成されています。
ブログで何度か触れたマリウス・プティパさん振付、
チャイコフスキー作曲、『3大バレエ』の一つとして位置付けられています。

1幕はフロレスタン21世(Wikipediaでは14世とありますが
私の手元の資料では21世)という架空の王様の王宮で、
オーロラ姫の誕生を祝福しているところから始まります。

大勢の妖精たちがお祝いに招かれ、オーロラ姫に
「優しさ」とか「元気」という性格をプレゼントしています

ところが手違いで招かれなかったカラボスが登場して
怒りながら、オーロラ姫は16歳の誕生日に
糸紡ぎの針にさされて死んでしまうという呪いをかけるのです

カラボスが去った後、まだプレゼントをしていなかった
リラの精が、呪いを解くことはできないかわり、
それを和らげ、オーロラ姫は100年の眠りにつくだけにしてくれます

その後、王と王妃は糸紡ぎを禁止し、糸紡ぎの針を国中からなくします。

そして16年後、オーロラ姫の誕生日、
パーティが行われ、4人の求婚者が現れますが、
カラボスが姿を変え、老婆として登場し、
オーロラ姫に糸紡ぎの針を仕込んだ花束を渡すことにまんまと成功、
オーロラ姫とお城全体は、100年の眠りにつくのでした・・・

とまあ、これが第1幕です。

一番の見どころは、まずリラの精を含む妖精たちの踊り、
そしてオーロラ姫が登場して「ローズ・アダージオ」と呼ばれる
ヴァリエーションを踊るところ

オーロラ姫はなんといっても姫ですし、
妖精たちから様々なプレゼントをもらっています。
気品あふれる、美しいラインが要求される一方、
16歳という初々しさや溌剌さも求められる難しい踊りです。

雰囲気だけではなく、テクニック的にも
「ローズ・アダージオ」は難しいところで有名です。

4人の求婚者を相手に、片足で立ち、バランスを取るところが
難関だとされているのですね

他にも楽しみなところは実はカラボス
これを女性ダンサーが踊るバージョンも多いのですが、
男性ダンサーが女装(かな?一応)して
ちょっとコミカルさを出すところもあるのです

リラの精はカラボスと対照的な味をだすというのか、
割と長身の女性ダンサーが踊ることが多く、
威厳のある妖精を演じます。

さて、長くなったので2幕以降の続きはまた明日!!!

『眠りの森の美女(眠れる森の美女ともいいます)』のWikipediaはこちら

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