時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

山の上の方に建っていた謎の小屋

2008年05月21日 | 
山のある地方に旅して、ふと遠くの山を眺めていると、山の上の方に謎の小屋みたいな建物が建っているのに気づくことがある。
さほど高い山でもないし、登山客のための山小屋とはどう見ても別物。だいいち、その山、登山する・・というほどの山ではなし。

で、その小屋なのだが。
決して宿なんかではない。
宿なら遠くから見ても分かる。
山の上の方に建てる宿は、たいがいそれっぽい外観をしているものだ。看板があったりもする。
ここで私が取り上げたいのは、そういう建物ではなく、ただの「小屋」である。

ああいう小屋が、どうにも気になってしかたがないことがあった。
あんな所に小屋があるけど、誰か住んでるのだろうか。
だとしたら、どんな人がなぜに、あんな所に住んでるのだろうか。
もしもあの小屋に住んでる人がいたとしたら、買い物とか不便だろうな。
子供がいたら、学校に行くのは大変だろうな。
友達がわざわざあんな所まで遊びに来てくれるのだろうか。
住むには大変だろうな。

もし、誰も住んでいないのだとしたら、なぜあんな所に小屋があるのだろう。
そもそも、あの小屋って、一体何なのさ。

とまあ、色んなことを考えたりした。

かといって、それを確かめるために登って探検(?)する・・まではいかない。
遠いし、登るのは面倒くさいし、で。登ってみようという気にさせられるような・・観光名所的な山じゃないし。
だから、結局は、謎の小屋は謎のままで頭の中に残る。

雰囲気からいって、ただの物置みたいな小屋だ。
誰かが住んでる・・といった雰囲気の代物ではなかった。

山の上の方に、山小屋とは別種類の「小屋」が建っている光景って、実はあちこちの場所で見かける。
どの小屋も、なにがしかの存在理由はあるのだろうし、存在理由がどれも同じということはないだろう。
もし、その正体を突き止めようと探検に行ったとしても、実際には入れなかったり、ただの物置にしかすぎなかったり、とうてい人が住んでいるとは思えないボロい「ほったて小屋」だったりするだけなんだろう。下手したら廃屋だったりもする。


でも、遠景で見てると、なぜかそういう小屋がついつい視界に入り、気になってしかたなかったりした。
それはなぜだったのだろう。

遠い所にあって、なおかつ目に見えているものには、想像力を駆り立てられる何かがあるのかもね。
逆に、近くにあるものには、遠くにあるものほど想像力を駆り立てられなかったりもする。

で・・それは、なにも山の上にある「謎の小屋」に限らないのだ。
宇宙しかり。自然風景しかり。立場しかり。そして人間しかり。
で、・・そこに野望や欲望がからんだりもする・・ってわけだね。

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