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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

キャラデザインがリニューアルされること

2024年12月12日 | 漫画・アニメ、そして特撮

根強い人気があるアニメは、リメイク版が作られ、そのつど新たなファンを獲得し、その結果その作品自体の人気は継続されていく。


その場合、リメイクされたバージョンは、その作品が初めて世に登場した時のバージョンとは、変更がなされる場合はままある。


さすかにストーリーの本質は大きな変更はなされなくても、登場キャラのデザインがリニューアルされることもある。


 


わかりやすい例でいうと、ゲゲゲの鬼太郎の猫娘とか、サイボーグ009の各キャラとか、鉄腕アトムとか、鉄人28号とか。これらの作品はリメイク版が何作も作られ、リメイクされる時期によって、キャラデザインの程度は異なる。


中には、初代とはかなり印象が違うデザインに変更される場合もあり、初代に馴染んできたファンにとっては、少しとまどうこともある。


特に猫娘のキャラデザインの変化は、かなりのものだ。


原作での猫娘は、お世辞にも美人系ではない(笑)。お色気系でもない。


大人びた少女でもなく、どちらかというとフェロモンを感じさせない、人間でいうと小学生くらいの少女。


それか近年のキャラデザによる猫娘は、だいぶ印象が異なり、やや大人びた年齢の女の子という感じに成長(?)し、スリムで色気や可愛さのある今風の女の子になってきている。


まあ、そのへんは、リメイクされる時代の価値観や趣向に寄り添っているとも言える。


 


古いコミックを、リアルタイム連載時から長い年月が経過した時代でリメイクする場合、リメイクするにはその時代に合わせて多少の設定変更がなされるのは、ある程度仕方ないとは思う。


昔の時代にカッコよく思えたコスチュームや設定を、新たな時代にリメイクする場合、時代の変化による価値観の違いがあるのは仕方ない。


なぜなら、リメイクされたその作品は、リメイクされた時代の中で他の作品と勝負させられる(?)わけだから。


 


この点に関しては、作者である漫画家が、時代の変化による一定のキャラデザインのリニューアルを望む場合もあれば、いくら時代の変化があってもキャラデザインは原作通りにすることを望む場合もある。


前者の場合は、リメイクされる時代の変化の中で、そのキャラが古臭く感じられてしまうことを危惧するからかもしれない。


一方、いくら時代の変化があっても、原作通りにこだわる場合もあり、その気持ちもわかる。


最初にアニメ化された時の作品をリアルタイムで見てたファンや、原作に長年馴染んできてるファンにとっては、キャラデザインのリニューアルを望まないファンもいる。


熱心な原作ファンにとっては、そんな人は多いような気はする。


だが、リニューアルされて、新たな時代に合わせたキャラにすることで、新たな若いファンをつかむ場合もある。


そうすることで、その作品は新たな命を与えられ、結果的にその作品が次の時代にも引き継がれていくことにも繋がるかもしれない。


だから、一概にどちらがいいとは言い切れないのだろう。


 


私は、リメイクされるなら、世代的に原作通りのキャラであってくれたほうが馴染みやすい。


なので、キャラデザインをリニューアルするなら、ある程度はほどほどであってほしいとは思う。


 


もちろんキャラデザインの変更を私は否定するつもりは全くないし、ある程度は仕方ないとも思うし、時にはむしろそれが必要な場合もある。
ただ、ほどほどではあってほしいかな。

とりあえず、リメイクする時は、新たなスタッフのエゴになりすぎない程度にしてほしいかなあ。


あまりにエゴが過ぎると、熱心なファンから反発を喰らうことになる場合もあるから。





ちなみに猫娘のリニューアルに関しては、私は少しづつ馴染むことはできた。

原作内の子供っぽい猫娘は、その後成長して、鬼太郎の物語世界の時間軸の中で、近年の猫娘になったと考えれば。

次回、また鬼太郎が再びアニメ化されることがあれば、その時はどんな猫娘になっているのかな。
すっかり大人になった猫娘?




 


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