福井県まで新幹線が繋がって、それなりに時間がたった。北陸新幹線で。
福井といえば北陸。私が初めて北陸まで行ったのは、大学1年の頃。その頃は新幹線なとなく、普通の急行などを乗り継ぎ、東京を出発して北陸まで行くのには、一晩かかった。
当時所属していたアウトドアサークルの合宿で行った。
電車は満員で、サークルメンバーは全員東京から長時間立ちっぱなし。いくら若かったとはいえ、辛かったのをよく覚えている。
夜に東京を出発して、現地に着いたのは明け方だったから、夜行列車だったと思う。車内は空席などなく、通路まで乗客でいっぱい。自分の立つ居場所を確保できるかどうかも微妙な状態だった。
その時の私の行き先は、和倉温泉や能登島。
北陸に着いてからは在来線に乗換えたのだが、それまで一晩満員電車で立ちっぱなしだったので、在来線でやっと座れた時は、本当に嬉しかった。
在来線に乗換えて、やっと座れたと安堵してたら、現地のおばちゃんたちが乗ってきた。
年代的にはおばちゃん以上、お婆さん以下・・そんな年代のおばちゃんたちだった。
一晩満員電車で立ちっぱなしだった私たちは、もう言葉を発せないくらいグロッキー状態。そんな私たちに、おばちゃんたちの1人が、席を譲ってくれるように話しかけてきた。
だが、申し訳ないが、おばちゃんの話しかけに答えられる状態ではなく。私を含め、サークルメンバー誰一人席を譲れる状態ではなかった。
私達の疲労困憊な姿を見て、別のおばちゃんが、「この子たちも相当疲れているみたいよ。このまま座らせておいてあげましょうよ」と言ってくれた。
本当に嬉しかったし、助かった。私達は、その「別のおばちゃん」に思わずお辞儀をして謝意を示したのは覚えている。
北陸への新幹線が繋がったことで、上記の私達のような状況は、もうないのであろう。
調べたところ、北海道新幹線も、2030年には札幌まて延伸されるという。そうだよね、北海道新幹線という名称なら、せめめ札幌くらいまでは繋がらないとなあ。
道民としては、釧路や稚内までも延伸してほしいのが本音かもしれないね。そうなると、利用客数の問題もあるのだろうし。
こうなると、新幹線が繋がってない地域というと、四国だけになってしまうのかな。
思えば、プロ野球にしても、プロ球団がないのは現状では沖縄と四国だけ。
まあ沖縄は離島だから仕方ないとしても、四国には本当はあってもおかしくない。
昔、四国にもプロ球団ができればいいのにと思って、四国の4県の主要の町の人口を調べたことがあったのだが、四国には人口が100万人を超える町がない。たとえひとつの町の人口が100万人いなくても、すぐ近くに人口の多い町が隣接していれば、周辺の町からの集客は見込める。
そういう意味では四国はちょっとキツイかも。
やはりプロ野球球団を置く町なら、その町・・というより、その町と周辺エリアの合計が人口100万人はひとつの目安になると思う。
四国にプロ野球球団が無いのは、そのへんも原因なのかもしれない。利益をあげるためには集客も大事だからね。
で、四国新幹線の話に戻るが、実際には四国にも新幹線を通すという要望というか悲願は、地元人たちからあるようだ。
四国に渡るには海を越えなきゃならないが、海を越えて走る新幹線は、すでに北海道や九州がトンネルで実現させている。
ならば、実現は出来そうな気もするのだが、その費用をどうするかなのだろう。
トンネルを掘るのか、あるいは長い橋を架けるか。
本州と九州を結ぶ路線は、関門海峡の幅の狭さから、実現は早かった。
一方、青森と北海道を結ぶ路線は、関門海峡に比べたら距離が長い。なので、実現にはかなり時間がかかった。
でも、時間はかかったけど、日本人はやりとげた。
ならば四国にも時間をかければできそうな気はするのだが、そのへんどうなのだろう。
仮に四国新幹線が実現すれば、四国にもプロ野球球団を誘致することも可能性がでてくるような気はする。
人の往来は楽になるし、人口減少は防げるかもしれない。
そうなると、高松、徳島、松山、高知の町のうち、プロ野球球団がフランチャイズにするとしたら、どこになるだろう。
一応、松山には坊っちゃんスタジアムがあるので、有望なのかな?
なお、写真は山陽新幹線。
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