
平成12年(2000年)に発行された新しい札・・・それが2000円札だった。
なにやら2000円札は、すでに「懐かしい」ものになっている気さえする。
なにしろ、2022年現在、もうあれから20年以上もたっていることになるから。
今ではほとんど見かけない。
いや、それが登場した時期であっても、めったにはお目にかかれなかった気がする。
まったく見かけなかったわけではなかったにしろ。
私はコンビニで支払いをする時に、数回使っただけだった・・・と思う。
私が2000円札を最初に手にしたのは、発行されてからそこそこ時間がたってからだったと思う。
2000円札の登場は当時それなりに話題にはなっていたので、最初に手にした時は「これがそうか」などと思って、少しマジマジと見つめたと思う。
だが、2000円札という単位に慣れてなかったので、支払いの時に少しとまどった覚えもある。
なんていうか・・当時、2000という単位が、どうも中途半端に思えた覚えがある。
どこから2000という区切りが来たのだろう。
1000円札の量を半減させるため?
区切りの良さという意味は、まだ5万円札のほうが分かりやすかったように思うが。
ただ、現状1万円札を崩す時に少し相手に迷惑がられる場合があることも考えれば、もし5万円札が出たら1万円札以上に迷惑に思われる気もする。
10万円札でも出たら、なおさら。
新札を発行するにあたって、5万円札や10万円札という選択肢をとらなかったのは、多分その辺のことが考慮されたのではないだろうか。
かといって、他に新札を発行する余地があるとすれば・・消去法的に2000円札しかなかったのかもしれない。
5千円札というのはすでにあるし。
かといって3千円札だの4千円札だのが出たら、計算が余計面倒臭くなりそうだ。
その点、2千円札なら、まだ分かりやすいのかもしれない。
1000円札の束を半減させるという意味で。
ただ・・・現状では、あまり普及しなかったよなあ。
当時どれぐらい発行されたのかは私は分からない。
お目にかかることも少なかったし。
そうなると・・・いずれ・・将来的には2千円札は価値が出たりすることが・・あるのだろうか。
もしやそれを狙って2千円札を使わずにキープしている人・・・いるのかもしれない??
あるいは・・いずれ2千札の復権はあるのだろうか。
なんでも・・あまり2000円札が普及しなかったのは、需要があまりなかったからだ・・という説はある。
とはいえ・・案外沖縄ではそれなりに使われていた・・・という話もある。
ちなみに2千札は表には人物ではなく沖縄の首里城が描かれており、裏面には源氏物語関連の人物(光源氏と冷泉院。それに作者の紫式部)が描かれていた。
沖縄でそれなりに使われていたのは、表面に首里城が描かれていたから・・・というのも関係してるのかもしれない。
ちなみに・・新たに新札が発行されることがあるとしたら、表や裏にはどんな絵が描かれるのだろう。
人気や知名度という意味では坂本龍馬とか西郷隆盛、勝海舟あたりは有力?
個人的には忍者や芸者なども面白いかなと思ってはいるが(笑)、採用はされないんだろうなあ。その場合、特定の人物をピンポイントに取り上げるというよりも、あくまでも忍者や芸者の総合的なイメージでもいいかもしれない。
特定のサムライだと、あるエリアの人にはヒーローであっても、違うエリアの人にとっては敵だったりする場合もありそうだしね。例えば信長あたりは、好き嫌いがはっきりでる人物にも思えるし・・。
スポーツ選手ということなら、スポーツ選手でありなおかつ女性でもあるという意味で人見絹枝さんあたりどうだろう。個人的に推したい。
知名度と言う意味では現代ではさほどではないかもしれないが、これをきっかけにもっと知られて欲しい女性アスリートだと思うし。
五輪での日本女性アスリートでは草分け的存在であり、道を切り開いた偉大な人物だとも思っているので。
アスリートが札に登場したことなど、これまでなかったと思うし。
あるいは、僕ら夫婦の仲人が逝去。お通夜に行く時にコンビニのATMから金を下ろしたら2000円札が出てきました。それを香典で使いました
それが2000円札の思い出です
その後たまに2000円札を入手するようになってからは使用しましたが、どうも勝手が違い、とまどった覚えはあります。
今ではほとんど流通していないように思えてましたが、そうですか、場所によってはまだ使用されてるんですね。
2000円札って、今でも新たに刷られているんだろうか・・・などと思うことはあります。