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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

サントリーオールドのCMソング 「夜がくる」

2018年06月11日 | 音楽全般

古いCMの中には、今でも忘れられないCMソングが流れていたCMがいくつもある。

今回取りあげるのは、そんなCMのひとつ、サントリーオールドのCM。

 

クラシックギターのイントロで始まり、男性がスキャットで歌っていたCMソングだった。

スキャットだったので、歌詞が正確ではないかもしれないが、こんな感じのスキャットだったと思う。

 

♪ ロンロンリラン シュビラレン 

 

この曲が妙に良くて。

 

この曲のタイトルが分からなかった当初は、私はこの曲のことを「ロンロンリラン」と呼んでいた(笑)。

でもちゃんと、正式なタイトルもあったようで、そのタイトルとは「夜がくる」。

意外に、あっさりとしたタイトルだった。

作曲は、あの小林亜星さんだった。

 

当時、この曲は、私は海外の既成の曲なのかと思っていた。

それが、実は小林亜星さんが作った曲であることを知った時は、小林さんの作風の幅広さにちょっと驚いた覚えがある。

 

小林さんがCMソングの大物作曲家であることは漠然と知ってはいたが、小林さんはドラマ「寺内貫太郎」の主演俳優のイメージも大きかった。

なので、人によっては小林さんは役者だと思っていた方も多かったのではないだろうか。

 

だが、作曲家としての側面や才能もすばぬけていた。

ともかく、手がけた主題歌やCMソングのキャッチーさは凄い。

ちょっとあげてみるだけでも・・

 

「どこまでも行こう」

「この木 なんの木」

「酒は大関 心意気」

「ふりむかないで」

「あなたとコンビに」

「パッとサイデリア」

「積水ハウス」

「マルハの牛丼、中華丼」

「魔法使いサリー」

「ひみつのアッコちゃん」

「狼少年ケン」

「ガッチャマン」

「ドロロンえん魔くん」

「河童の三平」

「北の宿から」

「ピンポンパン体操」

 

ほか、ほか。キラ星のごとき曲が並ぶ。

 

もちろん上記の作品は、小林さんの作品の一部でしかない。他にも多数ある。

こうして一部をあげただけでも、その作風の幅広さはもちろん、名曲や有名な曲の多さは特筆ものであることがわかる。

そして「夜がくる」も、その中の1曲だ。

 

私が学生の頃に所属していた音楽サークルに、クラシックギターの名手であった先輩がいたのだが、その先輩がこの「夜がくる」のイントロをたまに遊びで弾いていた。

それを聴いた私はすかさず、その先輩にその弾き方を教わったものだった。

先輩はクラシックギターで弾き、私はスチール弦アコギで弾いたのだが、あのCMでの音色では、あの曲はやはりクラシックギターでないとだめな気がした。

 

当時私はクラシックギターは持ってなかったのだが、たまに誰かのクラシックギターを一瞬だけ借りて弾く機会がある時は、よくこの「夜がくる」を弾いていた。

 

だいぶあとになって、私は自分のクラシックギターも入手したのだが、それを入手するまでは、欲しいギターのリストの中に、いつもクラシックギターは入っていた。

元々クラシックギターの持つ優しい音色は私は好きだったのだが、クラシックギターが欲しいという気持ちの動機の中には、この「夜がくる」もあったように思う。

 

印象的なイントロのギターフレーズと共に、スキャットによる歌詞「ロンロンリラン」の歌いだしで歌われてたこの曲のバックには、ウイスキーがつがれる映像が流れ、そこに思慮深そうな、年配の外国人が写っていた。

そこには人生の悲哀を味わってきた大人のドラマが隠されているような気がした。

 

ちなみに、そのスキャット版を歌っていたのは、サイラス・モズレーという人だったらしい。ちょっと調べてみたところ、サイラス・モズレーという人は、当時の上智大学の教授だった人らしい。ということは、決してプロの歌手・・というわけではなかったのだろうか。

 

やがて、この「夜がくる」には日本語の歌詞がつけられ、小林さん自身が歌ってレコード化されたようだ。その後も、いくつかのバージョンが制作されたようだ。

だが、それらは私は未だに聴いたことがなく、やはりなんといっても最初のスキャットのバージョンのイメージが大きい。

 

今でもそのスキャットバージョンでのCMの映像は思い出せる。

 

私にとって、忘れられないCMのひとつであることは間違いない。

名作CMだったように思う。

 

大人になって家でサントリーオールドはたまに飲んでたが(今はビールか焼酎)、オールドを飲むと、よくこのCMを思いだしたものだった。

もっとも、貧乏大学生のころは、レッドやせいぜいホワイトが多かったけれど(笑)。

 

 この曲みたいな曲が作りたくて、この曲から受けたインスピレーションで、自作曲を作ったことも・・・あったのを覚えている。

そういう意味では、インスピレーションを与えてくれる名曲でもあった。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=zf0B9pavB6o


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
へぇー‼️ (ピアノ)
2018-06-12 00:51:27
知ってる知ってる!って思いました。
ロンロンリラン〜

どれもすごいキャッチ力ですね。

その中で
河童の三平
に、あっ!と、反応しましたよ。
あの実写版を観たという人が周囲に居ません。
ユーラリユーラリユーラララ♬河童の三平どこへ行く〜♬
返信する
Unknown (だんぞう)
2018-06-12 09:38:21
小林亜星さんの曲を一度も聞いたことがない日本人は、まずいないと思われます。

あの風貌は、一見「作曲家」には見えなかったりするんですが(←失礼)、実はとんでもない大物作曲家です、

ともかく、キャッチーな作風はピカイチで、一度聞いただけで覚えてしまえる曲がたくさんあり、すごいです。

「河童の三平」、実は私は復刻DVDを一枚持ってたはずです。
なので、少しは語りあうことができますよ(笑)。
私が幼い頃に特撮ドラマで制作されたバージョンです。
最近見てないので、どこには忘れてしまってますが。

そう、主題歌は
♪ゆーらりゆーらりゆーららら~
でした。

そして・・
♪ここはどこの細道じゃ~~

と続くんですよね、あの主題歌。

返信する
連コメ失礼します (ピアノ)
2018-06-12 20:49:31
河童の三平の復刻DVD📀‼️
あるのですね〜👀
少しポッチャリ下膨れの三平でしたよね?
テレビが我が家に無くて、お友達の家で観てました。少し怖いストーリーでした。

こ〜こは地獄の三丁目〜♬でしたっけ⁉️
返信する
Unknown (だんぞう)
2018-06-12 21:22:29
はい、あるのです。

当時、子役には2大金子君がいて、悪魔くんを演じてたハンサム顔の金子君と、河童の三平を演じてた、ひょうきん顔の金子君がいました。
ポッチャリは、ひょうきん顔のほうの金子君でした。
ちなみにハンサム金子君は若くして他界してしまいました、、。

ユーラリユーラリユーラララー
ここはどこの細道じゃ~
地獄河原と申します~


こんな感じの歌詞で始まり、最後は

河童の三平 どこへ行く~

で終わる歌でした。

なつかしいなあ、、、遠い目(笑)。
返信する
地獄河原 (ピアノ)
2018-06-12 22:43:47
地獄河原と申します〜♬
あ〜💡そんな感じ、思い出しました。
役者さんの名前は知りませんでした。
金子君でしたか。ハンサムさんは観ていないです。ポッチャリさんに淡い恋心を抱いた記憶が……😅小学校低学年だったと思いますが。

河童の三平話のお相手ありがとうございました。
モヤモヤが少し晴れました☀️
返信する
訂正 (ピアノ)
2018-06-12 22:46:24
訂正
ハンサムさんは観ていない→記憶にございません💦です。
返信する
Unknown (だんぞう)
2018-06-12 23:28:51
なぬ?!
ひょうきん顔のぼうの金子君に恋心を?
それは、大胆な恋心ですなあ。

ちなみにハンサム金子君は、金子光伸さんで、ひょうきん顔ポッチャリ金子君は金子吉延さんです。
よりによって苗字だけでなく名前まで響きが似てる(笑)。

ハンサム金子君は、悪魔くんやジャイアントロボで主役でした。

ひょうきん顔ポッチャリ金子君は、河童の三平の他には「仮面の忍者赤影」にでてきた青影役などでお馴染みです。

まさに、2大金子君は、子役の双璧でした。
返信する
Unknown (だんぞう)
2018-06-12 23:31:06
ついででもいいので、ハンサム金子君も検索してみてください。お暇な時にでも。

ちなみに死因は交通事故だったそうです、、、。
返信する
Unknown (鮎川愛)
2018-06-13 14:13:58



夜が来る、夜が来れば

酒が呑めるよ

愛しい君と一緒に


夜が来る、夜が来れば

月が見えるよ

愛しい君と一緒に


夜が来る、夜が来れば

歌が聴こえる

愛しい君と一緒に


※詩なので、具体的な説明は一切省きました。
返信する
Unknown (だんぞう)
2018-06-13 14:36:25
てっきり、この日記のネタ曲の替え歌なのかと思いました(笑)。
この日記のネタ曲のメロディーに鮎川さんの歌詞を乗せて、一瞬歌ってしまいましたが、このネタ曲とは別の、独自の歌詞なんですね。
良い歌詞ですね。

ちなみに、この日記のネタ曲のメロディーには、後に歌詞が正式につけられて、レコード化されたようです。


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